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公開番号
2025148123
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-07
出願番号
2024048733
出願日
2024-03-25
発明の名称
画像処理装置、画像処理方法、及び画像処理プログラム
出願人
富士フイルム株式会社
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
A61B
6/03 20060101AFI20250930BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】処理に要する時間を抑制しつつ、静止位相を精度良く特定することができる画像処理装置、画像処理方法、及び画像処理プログラムを提供する。
【解決手段】画像処理装置が備えるプロセッサが、被写体の撮影部位に対して複数の方向から順次照射された放射線により、前記被写体の心電図と同期して撮影され、前記心電図により特定される位相に対応する投影データを取得し、前記位相のうち、第1の位相範囲に含まれる位相に対応する前記投影データから再構成された第1の再構成画像に基づいて、前記被写体の静止位相と仮定する仮静止位相を特定し、前記位相のうち、前記第1の位相範囲に含まれ、かつ前記仮静止位相を含む第2の位相範囲に含まれる位相に対応する前記投影データから再構成され、前記被写体の動きが補正された第2の再構成画像を生成し、前記第2の再構成画像に基づいて、前記被写体の静止位相を特定する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
少なくとも1つのプロセッサを備え、
前記プロセッサは、
被写体の撮影部位に対して複数の方向から順次照射された放射線により、前記被写体の心電図と同期して撮影され、前記心電図により特定される位相に対応する投影データを取得し、
前記位相のうち、第1の位相範囲に含まれる位相に対応する前記投影データから再構成された第1の再構成画像に基づいて、前記被写体の静止位相と仮定する仮静止位相を特定し、
前記位相のうち、前記第1の位相範囲に含まれ、かつ前記仮静止位相を含む第2の位相範囲に含まれる位相に対応する前記投影データから再構成され、前記被写体の動きが補正された第2の再構成画像を生成し、
前記第2の再構成画像に基づいて、前記被写体の静止位相を特定する
画像処理装置。
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【請求項2】
前記プロセッサは、
第1の再構成条件により前記第2の再構成画像を生成し、
前記第2の再構成画像に対応する位相から、前記被写体の静止位相が含まれる第3の位相範囲を特定し、
前記第3の位相範囲に含まれる位相に対応する、前記投影データから第2の再構成条件により再構成され、前記被写体の動きが補正された第3の再構成画像に基づいて、前記被写体の静止位相を特定し、
前記第2の再構成条件は、前記第1の再構成条件よりも高画質な再構成画像が得られる処理条件である
請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項3】
前記プロセッサは、
前記被写体の動きが予め定められた閾値よりも少ない位相に応じた範囲を前記第3の位相範囲として特定する
請求項2に記載の画像処理装置。
【請求項4】
前記プロセッサは、
第1の位相間隔で前記第1の再構成画像を生成し、
前記第1の位相間隔よりも広い第2の位相間隔で前記第2の再構成画像を生成し、
前記第2の再構成画像を生成した位相に対応する前記投影データから再構成された第3の再構成画像を生成し、
対応する位相毎の、前記第2の再構成画像と前記第3の再構成画像とのずれに基づいて、前記被写体の静止位相を特定する
請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項5】
前記プロセッサは、
前記第2の再構成画像と前記第3の再構成画像とのずれが最小となる位相を前記被写体の静止位相として特定する
請求項4に記載の画像処理装置。
【請求項6】
前記第1の位相範囲は、前記被写体の拡張期、及び収縮期の少なくとも一方に対応する範囲である
請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項7】
画像処理装置が備えるプロセッサが、
被写体の撮影部位に対して複数の方向から順次照射された放射線により、前記被写体の心電図と同期して撮影され、前記心電図により特定される位相に対応する投影データを取得し、
前記位相のうち、第1の位相範囲に含まれる位相に対応する前記投影データから再構成された第1の再構成画像に基づいて、前記被写体の静止位相と仮定する仮静止位相を特定し、
前記位相のうち、前記第1の位相範囲に含まれ、かつ前記仮静止位相を含む第2の位相範囲に含まれる位相に対応する前記投影データから再構成され、前記被写体の動きが補正された第2の再構成画像を生成し、
前記第2の再構成画像に基づいて、前記被写体の静止位相を特定する
画像処理方法。
【請求項8】
画像処理装置が備えるプロセッサに、
被写体の撮影部位に対して複数の方向から順次照射された放射線により、前記被写体の心電図と同期して撮影され、前記心電図により特定される位相に対応する投影データを取得し、
前記位相のうち、第1の位相範囲に含まれる位相に対応する前記投影データから再構成された第1の再構成画像に基づいて、前記被写体の静止位相と仮定する仮静止位相を特定し、
前記位相のうち、前記第1の位相範囲に含まれ、かつ前記仮静止位相を含む第2の位相範囲に含まれる位相に対応する前記投影データから再構成され、前記被写体の動きが補正された第2の再構成画像を生成し、
前記第2の再構成画像に基づいて、前記被写体の静止位相を特定する
処理を実行させるための画像処理プログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、画像処理装置、画像処理方法、及び画像処理プログラムに関する。
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【背景技術】
【0002】
放射線CT(Computed Tomography)装置を用いた検査において、撮影中に得られた被検体の心電情報から心臓の周期的な運動を解析し、最も動きの少ない位相である静止位相を特定する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。特定した静止位相を用いて、例えば、静止位相に同期するように撮影を行ったり、静止位相での投影データを用いて診断用の画像を再構成したりする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2003-204961号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の技術では、より高精度に静止位相を検出しようとすると、処理に多大な時間を要してしまう場合があった。
【0005】
本開示は、上記事情を考慮して成されたもので、処理に要する時間を抑制しつつ、静止位相を精度良く特定することができる画像処理装置、画像処理方法、及び画像処理プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために本開示の第1の態様の画像処理装置は、少なくとも1つのプロセッサを備え、プロセッサは、被写体の撮影部位に対して複数の方向から順次照射された放射線により、被写体の心電図と同期して撮影され、心電図により特定される位相に対応する投影データを取得し、位相のうち、第1の位相範囲に含まれる位相に対応する投影データから再構成された第1の再構成画像に基づいて、被写体の静止位相と仮定する仮静止位相を特定し、位相のうち、第1の位相範囲に含まれ、かつ仮静止位相を含む第2の位相範囲に含まれる位相に対応する投影データから再構成され、被写体の動きが補正された第2の再構成画像を生成し、第2の再構成画像に基づいて、被写体の静止位相を特定する。
【0007】
第2の態様の画像処理装置は、第1の態様の画像処理装置において、プロセッサは、第1の再構成条件により第2の再構成画像を生成し、第2の再構成画像に対応する位相から、被写体の静止位相が含まれる第3の位相範囲を特定し、第3の位相範囲に含まれる位相に対応する、前記投影データから第2の再構成条件により再構成され、被写体の動きが補正された第3の再構成画像に基づいて、被写体の静止位相を特定し、第2の再構成条件は、第1の再構成条件よりも高画質な再構成画像が得られる処理条件である。
【0008】
第3の態様の画像処理装置は、第2の態様の画像処理装置において、プロセッサは、被写体の動きが予め定められた閾値よりも少ない位相に応じた範囲を第3の位相範囲として特定する。
【0009】
第4の態様の画像処理装置は、第1の態様の画像処理装置において、プロセッサは、第1の位相間隔で第1の再構成画像を生成し、第1の位相間隔よりも広い第2の位相間隔で第2の再構成画像を生成し、第2の再構成画像を生成した位相に対応する投影データから再構成された第3の再構成画像を生成し、対応する位相毎の、第2の再構成画像と第3の再構成画像とのずれに基づいて、被写体の静止位相を特定する。
【0010】
第5の態様の画像処理装置は、第4の態様の画像処理装置において、プロセッサは、第2の再構成画像と第3の再構成画像とのずれが最小となる位相を被写体の静止位相として特定する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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