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公開番号2025152776
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-10
出願番号2024054845
出願日2024-03-28
発明の名称医用画像撮影装置、及び医用画像撮影装置の制御方法
出願人富士フイルム株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類A61B 6/00 20240101AFI20251002BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】被検者の頭部とマイクとの位置関係による音声信号のS/N比の低下を抑制することを可能とする医用画像撮影装置、及び医用画像撮影装置の制御方法を提供する。
【解決手段】医用画像撮影装置は、被検者が載置される寝台と、被検者を撮影するための撮影装置本体と、音を集音する複数のマイクと、複数のマイクから出力される音声信号を合成する信号処理装置と、被検者の頭部の位置を検出する位置検出装置と、複数のマイクの各々のゲインを調整するプロセッサと、を備え、プロセッサは、位置検出装置により検出される頭部の位置と複数のマイクの各々との位置との関係に基づき、複数のマイクのうち、頭部から遠いマイクのゲインを頭部に近いマイクのゲインよりも相対的に低くするゲイン調整処理を実行する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
被検者が載置される寝台と、
前記被検者を撮影するための撮影装置本体と、
音を集音する複数のマイクと、
前記複数のマイクから出力される音声信号を合成する信号処理装置と、
前記被検者の頭部の位置を検出する位置検出装置と、
前記複数のマイクの各々のゲインを調整するプロセッサと、
を備え、
前記プロセッサは、
前記位置検出装置により検出される前記頭部の位置と前記複数のマイクの各々との位置との関係に基づき、前記複数のマイクのうち、前記頭部から遠いマイクのゲインを前記頭部に近いマイクのゲインよりも相対的に低くするゲイン調整処理を実行する
医用画像撮影装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記プロセッサは、前記ゲイン調整処理において、前記複数のマイクの各々のゲインを前記頭部から遠いほど低くする
請求項1に記載の医用画像撮影装置。
【請求項3】
前記プロセッサは、前記ゲイン調整処理において、前記複数のマイクのうち、前記頭部に最も近いマイクのゲインを高くし、他のマイクのゲインを前記頭部からの距離に応じて低くする
請求項2に記載の医用画像撮影装置。
【請求項4】
前記位置検出装置は、前記頭部を含む領域を撮像して画像を出力するカメラと、前記画像に基づいて前記頭部の位置を検出する演算装置と、を含む
請求項1に記載の医用画像撮影装置。
【請求項5】
前記撮影装置本体は、前記寝台の天板が挿通される開口を有するガントリであり、
前記複数のマイクのうちの少なくとも一部は、前記ガントリに取り付けられている
請求項1に記載の医用画像撮影装置。
【請求項6】
前記複数のマイクは2つのマイクであって、
前記2つのマイクは、前記天板の挿通方向における前記ガントリの一方の面と他方の面とに取り付けられている
請求項5に記載の医用画像撮影装置。
【請求項7】
前記複数のマイクの各々は、前記ガントリ又は前記寝台に取り付けられている
請求項5に記載の医用画像撮影装置。
【請求項8】
前記寝台は、前記被検者を移動可能に構成されており、
前記プロセッサは、前記被検者の移動中に前記ゲイン調整処理を繰り返し実行する
請求項1から請求項6のうちいずれか1項に記載の医用画像撮影装置。
【請求項9】
被検者が載置される寝台と、
前記被検者を撮影するための撮影装置本体と、
音を集音する複数のマイクと、
前記複数のマイクから出力される音声信号を合成する信号処理装置と、
前記被検者の頭部の位置を検出する位置検出装置と、
前記複数のマイクの各々のゲインを調整するプロセッサと、
を備える医用画像撮影装置の制御方法であって、
前記プロセッサが、
前記位置検出装置により検出される前記頭部の位置と前記複数のマイクの各々との位置との関係に基づき、前記複数のマイクのうち、前記頭部から遠いマイクのゲインを前記頭部に近いマイクのゲインよりも相対的に低くするゲイン調整処理を実行すること
を含む医用画像撮影装置の制御方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、医用画像撮影装置、及び医用画像撮影装置の制御方法に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
CT(Computed Tomography)装置、MRI(Magnetic Resonance Imaging)装置等の医用画像撮影装置は、被検者を撮影するための撮影装置本体と、撮影装置本体を操作するためのコンソールとから構成されている。撮影装置本体とコンソールとは、放射線、磁気等の遮蔽のために撮影室と操作室とに別々に設置されるため、操作者が被検者の様子を適切に把握することができないことや、操作者から被検者に対して直接声を掛けることができないことがある。そこで、被検者の声を集音するためのマイクを撮影装置本体に設け、このマイクに接続されたスピーカを操作室に設けるとともに、操作者の声を集音するマイクをコンソールに設け、このマイクに接続されたスピーカを撮影室に設けて相互に通話を可能とすることが行われている。
【0003】
また、上記の通話システムにおいて、特に撮影室のマイクは、被検者の声だけでなく、撮影装置本体が発生するノイズ音も集音する。このため、特許文献1では、マイクにより集音された音の中に被検者の声が含まれているか否かを判断し、被検者の声が含まれている場合に、スピーカの出力音量を上げることにより、被検者が話していないときには操作室側のスピーカから出力されるノイズ音を抑えて不快さを軽減し、被検者が話しているときには操作室側のスピーカから適正な音量で被検者の声を聞き取れるようにすることが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2014-068664号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、被検者がマイクから遠い位置にある場合にはマイクで集音できる被検者の声が小さいので、被検者の声を検出する閾値の設定によってはスピーカの出力音量を上げることができず、被検者の声を聞き取れないことがある。また、スピーカの出力音量を上げることができる場合であっても被検者の声に対してノイズ音が大きいので、被検者の声が聞き取れないことがある。このように、被検者とマイクとの位置関係によっては、被検者の声が聞き取り難くなるという課題がある。
【0006】
CT装置、MRI装置等では、被検者は寝台に載置されて移動するので、被検者が載置される向き又は被検者の移動に伴い、被検者の頭部とマイクとの位置関係が変化する。一方で、撮影室内は撮影装置などの機器が発生するノイズ音が常に存在しており、マイクは一定のノイズ音を常に集音している。このため、被検者の頭部がマイクから遠くなると、マイクで集音される被検者の声がノイズ音に対して小さくなり(すなわちS/N比が低下し)、スピーカから出力される被検者の声が聞き取り難くなる。そこで、被検者の位置によらず、被検者の声を効率よく集音するために、撮影室内に複数のマイクを設け、複数のマイクから出力される音声信号を合成することにより、広範囲から被検者の声を集音することが考えられる。
【0007】
しかしながら、このように複数のマイクを設けた場合には、各マイクが集音する被検者の声とノイズ音との割合は、被検者が声を発する頭部と各マイクの距離とに依存して異なり、被検者の頭部からマイクが遠いほどノイズ音の割合が大きくなる。このため、複数のマイクから出力される音声信号の単純な合成では、被検者から遠いマイクの影響で音声信号のS/N(Signal-to-Noise)比の低下を十分に抑制することはできない。
【0008】
そこで、本開示に係る技術は、被検者の頭部とマイクとの位置関係による音声信号のS/N比の低下を抑制することを可能とする医用画像撮影装置、及び医用画像撮影装置の制御方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示の技術に係る医用画像撮影装置は、被検者が載置される寝台と、被検者を撮影するための撮影装置本体と、音を集音する複数のマイクと、複数のマイクから出力される音声信号を合成する信号処理装置と、被検者の頭部の位置を検出する位置検出装置と、複数のマイクの各々のゲインを調整するプロセッサと、を備え、プロセッサは、位置検出装置により検出される頭部の位置と複数のマイクの各々との位置との関係に基づき、複数のマイクのうち、頭部から遠いマイクのゲインを頭部に近いマイクのゲインよりも相対的に低くするゲイン調整処理を実行する。
【0010】
プロセッサは、ゲイン調整処理において、複数のマイクの各々のゲインを頭部から遠いほど低くすることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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