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公開番号
2025149496
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-08
出願番号
2024050194
出願日
2024-03-26
発明の名称
排水処理装置及び排水処理方法
出願人
水ing株式会社
代理人
アクシス国際弁理士法人
主分類
C02F
3/06 20230101AFI20251001BHJP(水,廃水,下水または汚泥の処理)
要約
【課題】MABRを用いた排水処理を省電力、省スペース且つ低コストで行うことが可能な排水処理装置及び排水処理方法を提供する。
【解決手段】被処理水が導入され、被処理水中の微生物を付着させて被処理水中のアンモニア及び有機物を生物処理するための酸素透過膜を備えた酸素透過膜モジュール2と、被処理水中の浮遊物質を分離して処理水を得るための分離膜を備えた膜分離モジュール3とを備え、酸素透過膜モジュール2と膜分離モジュール3とが、互いに間隔Dを空けて設置されている反応槽1を備える排水処理装置である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
被処理水が導入され、前記被処理水中の微生物を付着させて前記被処理水中のアンモニア及び有機物を生物処理するための酸素透過膜を備えた酸素透過膜モジュールと、前記被処理水中の浮遊物質を分離して処理水を得るための分離膜を備えた膜分離モジュールと、を備え、前記酸素透過膜モジュールと前記膜分離モジュールとが、互いに間隔を空けて設置されている反応槽を備えることを特徴とする排水処理装置。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記反応槽が、前記反応槽の上部及び下部に接続され、前記反応槽の上部の前記被処理水を前記反応槽の下部へと循環させるための循環ラインを備えることを特徴とする請求項1に記載の排水処理装置。
【請求項3】
前記反応槽が、前記酸素透過膜モジュールと前記膜分離モジュールとの間に設けられ、前記被処理水中の前記浮遊物質を沈殿させるための沈殿部を備えることを特徴とする請求項1に記載の排水処理装置。
【請求項4】
前記沈殿部が、前記酸素透過膜モジュールと前記膜分離モジュールとの間に設けられた隔壁によって区画されていることを特徴とする請求項3に記載の排水処理装置。
【請求項5】
前記反応槽が、前記沈殿部に接続され、前記沈殿部に沈殿する沈殿物を前記反応槽外に引き抜いて前記酸素透過膜モジュールの近傍位置へと返送するための沈殿物返送ラインを備えることを特徴とする請求項3に記載の排水処理装置。
【請求項6】
前記反応槽が、前記酸素透過膜モジュールの下部から前記反応槽の上部へ向かって延び、前記被処理水を前記酸素透過膜モジュールの下部から前記反応槽の上部へと流すためのエアリフトを備えることを特徴とする請求項1~5のいずれか1項に記載の排水処理装置。
【請求項7】
前記反応槽が、
前記酸素透過膜モジュールを散気する第1散気部と、
前記膜分離モジュールを散気する第2散気部と、
前記酸素透過膜モジュールと前記膜分離モジュールとの間に設けられ、前記被処理水中の前記浮遊物質を沈殿させるための沈殿部と、
前記沈殿部に接続されており、前記沈殿部に沈殿する沈殿物を前記反応槽外へ引き抜いて前記酸素透過膜モジュールの近傍位置へと返送するための沈殿物返送ラインと、
前記反応槽内の前記被処理水の浮遊物質濃度に基づいて、前記第1散気部又は前記第2散気部の散気量又は散気時間、前記沈殿物の返送流量、前記膜分離モジュールからの前記処理水の引抜流量の少なくともいずれかを制御するための制御装置と、
を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の排水処理装置。
【請求項8】
被処理水中の微生物を付着させて前記被処理水中のアンモニア及び有機物を生物処理するための酸素透過膜を備えた酸素透過膜モジュールと、前記被処理水中の浮遊物質を分離して処理水を得るための分離膜を備えた膜分離モジュールとを、互いに間隔を空けて反応槽内に配置し、
前記反応槽内に前記被処理水を導入し、前記酸素透過膜モジュールを散気しながら前記被処理水中のアンモニア及び有機物を生物処理するとともに、前記被処理水中の前記浮遊物質を前記膜分離モジュールにより分離して、処理水を得ることを特徴とする排水処理方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、排水処理装置及び排水処理方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
下水や工業排水等の各種排水の浄化を行うための活性汚泥法の一つとして、酸素透過膜を利用したメンブレン・エアレイテッド・バイオフィルム・リアクター(MABR)による処理が知られている。例えば、特開2021-079335号公報(特許文献1)には、MABRを用いて被処理水の好気処理を行う反応部と、反応部の後段でMBRにより固液分離を行う固液分離部と、固液分離部から未処理液を反応部へ循環させる循環経路とを備える水処理装置の例が記載されている。特許文献1には、固液分離部の未処理水は循環経路を通して循環させることにより、MABRの酸素溶解膜への微生物の過剰付着を抑制することができることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-079335号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載された水処理装置は、反応部となるMABRと膜分離を行う固液分離部とがそれぞれ別々の反応槽内に設けられている。そのため、各装置の設置面積が大きくなり、省スペース化を図ることが難しい。また、特許文献1に記載された水処理装置は、MABRから固液分離部へと水を送るためのポンプや固液分離部を散気するためのポンプ等が必要となるため、電力使用量も多くなることがある。
【0005】
上記課題に鑑み、本発明は、MABRを用いた排水処理を、省電力、省スペース且つ低コストで行うことが可能な排水処理装置及び排水処理方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明は一側面において、被処理水が導入され、被処理水中の微生物を付着させて被処理水中のアンモニア及び有機物を生物処理するための酸素透過膜を備えた酸素透過膜モジュールと、被処理水中の浮遊物質を分離して処理水を得るための分離膜を備えた膜分離モジュールとを備え、酸素透過膜モジュールと膜分離モジュールとが、互いに間隔を空けて設置されている反応槽を備える排水処理装置が提供される。
【0007】
本発明に係る排水処理装置は一実施態様において、反応槽が、反応槽の上部及び下部に接続され、反応槽の上部の被処理水を反応槽の下部へと循環させるための循環ラインを備える。
【0008】
本発明に係る排水処理装置は別の一実施態様において、反応槽が、酸素透過膜モジュールと膜分離モジュールとの間に設けられ、被処理水中の浮遊物質を沈殿させるための沈殿部を備える。
【0009】
本発明に係る排水処理装置は、更に別の一実施態様において、沈殿部が、酸素透過膜モジュールと膜分離モジュールとの間に設けられた隔壁によって区画されている。
【0010】
本発明に係る排水処理装置は更に別の一実施態様において、反応槽が、沈殿部に接続されており、沈殿部に沈殿する沈殿物を反応槽外に引き抜いて酸素透過膜モジュールの近傍位置へと返送するための沈殿物返送ラインを備える。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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