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公開番号2025151975
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-09
出願番号2024053633
出願日2024-03-28
発明の名称担体用水溶性糖類およびその利用
出願人公立大学法人 富山県立大学,群栄化学工業株式会社
代理人弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類C08B 37/00 20060101AFI20251002BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】酵素等の種々のタンパク質を担持することができ、形状自由度が高い担体を成形し得る水溶性糖類の提供。
【解決手段】本開示に係る担体用水溶性糖類は、糖類が備える水酸基の少なくとも一部が(メタ)アクリロイル基に変性されてなり、タンパク質を担持する担体を成形するための、担体用水溶性糖類である。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
糖類が備える水酸基の少なくとも一部が(メタ)アクリロイル基に変性されてなり、
タンパク質を担持する担体を成形するための、担体用水溶性糖類。
続きを表示(約 570 文字)【請求項2】
前記水溶性糖類の重量平均分子量が、500以上、500,000以下である、請求項1に記載の担体用水溶性糖類。
【請求項3】
前記水溶性糖類が、前記糖類が備える水酸基の全量を100mol%として、当該水酸基のうちの5mol%以上、60mol%以下が(メタ)アクリロイル基に変性されてなる、請求項1に記載の担体用水溶性糖類。
【請求項4】
20℃の水に対する溶解度が、10重量%以上である、請求項1に記載の担体用水溶性糖類。
【請求項5】
請求項1~4のいずれか1項に記載の担体用水溶性糖類と重合開始剤とを含む、担体用組成物。
【請求項6】
前記重合開始剤が感光剤である、請求項5に記載の担体用組成物。
【請求項7】
タンパク質をさらに含む、請求項5に記載の担体用組成物。
【請求項8】
前記タンパク質が酵素である、請求項7に記載の担体用組成物。
【請求項9】
請求項1~4のいずれか1項に記載の担体用水溶性糖類とタンパク質とを含む、タンパク質を担持する担体を製造するための製造キット。
【請求項10】
請求項5に記載の担体用組成物とタンパク質とからなる成形体。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、担体用水溶性糖類およびその利用に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
水溶性糖類を含む担体を使用して、標的物質を担持または固定化するための研究開発が行われている。例えば、非特許文献1には、アルギン酸カルシウムゲルを担体とした固定化酵母と固定化酢酸菌を用いた食酢の製造について開示されている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
Nippon Shokuhin Kogyo Gakkaishi Vol.37, No.9, 727-725 (1990)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一方、非特許文献1に開示される水溶性糖類を含む担体はゲル化物であるため、酵素等の種々のタンパク質の担持に制約がある。例えば、酵素を担持させた当該担体の表面加工処理が困難であるため、担体の形状自由度が低く、用途範囲が狭い。
【0005】
本発明の一態様は、酵素等の種々のタンパク質を担持することができ、形状自由度が高い担体を成形し得る水溶性糖類を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らは、前記の課題を解決するために鋭意検討した結果、特定の官能基を有する水溶性糖類によって、前記課題を解決することを見出し、本発明を完成するに至った。
【0007】
本発明の一態様に係る担体用水溶性糖類は、糖類が備える水酸基の少なくとも一部が(メタ)アクリロイル基に変性されてなり、タンパク質を担持する担体を成形するための、担体用水溶性糖類である。
【発明の効果】
【0008】
本発明の一態様によれば、酵素等の種々のタンパク質を担持することができ、形状自由度が高い担体を成形し得る水溶性糖類を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
評価例2のHPLC分析結果を示す図である。
評価例3のTOM-DのHPLC分析結果を示す図である。
評価例3のTOM-FのHPLC分析結果を示す図である。
評価例4で使用した露光マスクの概要図である。
パターニング処理後のシリコンウェハ(ドット状100μm間隔)の観察結果を示す。
パターニング処理後のシリコンウェハ(ドット状50μm間隔)の観察結果を示す。
パターニング処理後のシリコンウェハ(ドット状25μm間隔)の観察結果を示す。
パターニング処理後のシリコンウェハ(ドット状10μm間隔)の観察結果を示す。
評価例4のHPLC分析結果(酵素反応20℃)を示す図である。
評価例4のHPLC分析結果(酵素反応40℃)を示す図である。
評価例4のHPLC分析結果(酵素反応60℃)を示す図である。
評価例4のHPLC分析結果(酵素反応80℃)を示す図である。
評価例4のHPLC分析結果(酵素反応100℃)を示す図である。
評価例5のSDS-PAGEの結果を示す図である。
評価例5のアミノ酸濃度の算出結果を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
<用語>
本明細書中で使用される場合、「~」を用いて示された数値範囲は、「~」の前後に記載される数値をそれぞれ最小値および最大値として含む範囲を示す。
(【0011】以降は省略されています)

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