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公開番号2025152259
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-09
出願番号2024054079
出願日2024-03-28
発明の名称アスファルト混合物の製造方法
出願人株式会社NIPPO
代理人弁理士法人SIPPs
主分類C08L 95/00 20060101AFI20251002BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】 本発明は、既存のプラントに改修等を行う必要がなく、非常に簡易的に製造することができる、アスファルト混合物の新規な製造方法を提供する。
【解決手段】 本発明のアスファルト混合物の製造方法は、中温化剤が事前に散布された骨材をアスファルトと混合する工程を含む。特に、この方法は、骨材への中温化剤の散布が、骨材の保管場所で行われる。また、特に、この方法は、中温化剤が事前に散布された骨材をアスファルトと混合する工程が、140℃以下で行われる。
【選択図】 なし


特許請求の範囲【請求項1】
中温化剤が事前に散布された骨材をアスファルトと混合する工程を含む、アスファルト混合物の製造方法。
続きを表示(約 370 文字)【請求項2】
骨材への中温化剤の散布が、骨材の保管場所で行われる、請求項1に記載のアスファルト混合物の製造方法。
【請求項3】
中温化剤が事前に散布された骨材をアスファルトと混合する工程が、140℃以下で行われる、請求項1に記載のアスファルト混合物の製造方法。
【請求項4】
前記中温化剤が、下記式(I)で表されるグリコールエーテル化合物である、請求項1に記載のアスファルト混合物の製造方法:


-O-(AO)n-H・・・・(I)
(式中、R

は置換基を有してもよい炭素数1~24の直鎖状、分枝状又は環状の炭化水素基、AOは炭素数2~4の直鎖又は分枝状のオキシアルキレン基、nはオキシアルキレン基の付加モル数を表し1~30の整数である)。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、アスファルト混合物の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
アスファルト舗装は、アスファルト及び骨材を含むアスファルト混合物を、施工現場で十分に締め固めることで得られる。アスファルトは、常温で固く、高温で軟化することから、良好な混合性と締固め性が得られるように、アスファルト混合物を製造する際には、150℃~170℃程度に加熱して混合される。
【0003】
二酸化炭素は地球温暖化ガスであり、排出量の削減が求められているが、骨材を含むアスファルト混合物全体をその温度まで加熱するために、石油、天然ガス、石炭等の化石燃料を大量に燃焼する必要があり、アスファルト混合物の製造過程は、二酸化炭素を大量に排出している。
【0004】
それに対して、近年、中温化と呼ばれる技術が開発されている。これは、アスファルト混合物の混合温度を例えば120℃~140℃程度又はそれよりも低くする技術であり、混合温度を下げることで製造過程における二酸化炭素の排出量を大幅に削減することができる。
【0005】
中温化技術として、混合時に水を加えることでアスファルトを発泡させて、低温でも混合しやすくするフォームドアスファルトが知られているが、例えば特許文献1~3に記載のように、中温化剤と呼ばれる添加剤を使ってアスファルトを軟質化させることで、低温でも混合しやすくする技術が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2002-129020号公報
特開2013-129807号公報
特開2014-237754号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
中温化剤を用いるアスファルト混合物の製造方法では、加熱した骨材に対して、アスファルトとアスファルトを軟化させる中温化剤とを投入して混合していた。しかし、この方法では、既存のプラントにおいて、中温化剤の計量設備、投入設備等を有していない場合には、そのプラントで中温化アスファルト混合物を製造することは困難であった。
【0008】
それに対して、本発明は、既存のプラントに改修等を行う必要がなく、非常に簡易的に製造することができる、アスファルト混合物の新規な製造方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明者らは、以下の態様を有するアスファルト混合物の製造方法が上記課題を解決できることを見出した。
【0010】
すなわち、本発明は、以下の態様を有する:
《態様1》
中温化剤が事前に散布された骨材をアスファルトと混合する工程を含む、アスファルト混合物の製造方法。
《態様2》
骨材への中温化剤の散布が、骨材の保管場所で行われる、態様1に記載のアスファルト混合物の製造方法。
《態様3》
中温化剤が事前に散布された骨材をアスファルトと混合する工程が、140℃以下で行われる、態様1に記載のアスファルト混合物の製造方法。
《態様4》
前記中温化剤が、下記式(I)で表されるグリコールエーテル化合物である、態様1に記載のアスファルト混合物の製造方法:


-O-(AO)n-H・・・・(I)
(式中、R

は置換基を有してもよい炭素数1~24の直鎖状、分枝状又は環状の炭化水素基、AOは炭素数2~4の直鎖又は分枝状のオキシアルキレン基、nはオキシアルキレン基の付加モル数を表し1~30の整数である)。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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