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公開番号2025156118
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-14
出願番号2025050537
出願日2025-03-25
発明の名称着色硬化性樹脂組成物、カラーフィルタ、それを含む表示装置、及び前記カラーフィルタの製造方法
出願人住友化学株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G02B 5/20 20060101AFI20251002BHJP(光学)
要約【課題】低温で加熱を行ってもパターン形状が良好なカラーフィルタを形成可能な着色硬化性樹脂組成物を提供することができる。
【解決手段】バインダー成分、重合開始剤、及び着色剤を含む着色硬化性樹脂組成物であって、バインダー成分は、樹脂及び重合性化合物からなり、樹脂は、エポキシ基を有するアルカリ可溶性樹脂を含み、重合性化合物は、アクリロイル基を有する重合性化合物を含み、バインダー成分のエポキシ当量は550~3500g/eqであり、バインダー成分の二重結合当量は230~2500g/eqである、着色硬化性樹脂組成物。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
バインダー成分、重合開始剤、及び着色剤を含む着色硬化性樹脂組成物であって、
バインダー成分は、樹脂及び重合性化合物からなり、
樹脂は、エポキシ基を有するアルカリ可溶性樹脂を含み、
重合性化合物は、アクリロイル基を有する重合性化合物を含み、
バインダー成分のエポキシ当量は550~3500g/eqであり、
バインダー成分の二重結合当量は230~2500g/eqである、
着色硬化性樹脂組成物。
続きを表示(約 590 文字)【請求項2】
アクリロイル基を有する重合性化合物の含有量は、着色硬化性樹脂組成物の固形分量に基づいて、10質量%以上30質量%以下である、請求項1に記載の着色硬化性樹脂組成物。
【請求項3】
バインダー成分における樹脂の含有量に対する重合性化合物の含有量の比(重合性化合物の含有量/樹脂の含有量)は、質量比で0.1~0.5である、請求項1に記載の着色硬化性樹脂組成物。
【請求項4】
エポキシ基を有するアルカリ可溶性樹脂は、オキシラニル基とエチレン性不飽和結合とを有する単量体に由来する構造単位を含む共重合体を含む、請求項1に記載の着色硬化性樹脂組成物。
【請求項5】
請求項1に記載の着色硬化性樹脂組成物の硬化膜である、カラーフィルタ。
【請求項6】
請求項5に記載のカラーフィルタを含む表示装置。
【請求項7】
請求項1に記載の着色硬化性樹脂組成物を塗布し、プリベークして組成物層を形成する工程、
得られた前記組成物層にマスクを介して露光する工程、
露光後の組成物層を現像してパターンを形成する工程、及び
得られた前記パターンにポストベークを行う工程、
を含む、カラーフィルタの製造方法であって、
前記ポストベークの温度は、50~120℃である、製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、着色硬化性樹脂組成物、カラーフィルタ、前記カラーフィルタを含む表示装置、及び前記カラーフィルタの製造方法に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
液晶表示装置、エレクトロルミネッセンス表示装置、及びプラズマディスプレイ等の表示装置やCCDやCMOSセンサ等の固体撮像素子に使用されるカラーフィルタは、着色硬化性樹脂組成物から、例えば、フォトリソグラフィ法によりパターン化された硬化物として製造される。このような着色硬化性樹脂組成物としては、例えば、樹脂として、アクリル酸と3,4-エポキシトリシクロ[5.2.1.0
2,6
]デカン-8及び3,4-エポキシトリシクロ[5.2.1.0
2,6
]デカン-9-イルアクリレートの混合物とビニルトルエン(異性体混合物)との共重合体を含む着色硬化性樹脂組成物が知られている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-133008号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来知られる上記の着色硬化性樹脂組成物から形成されるカラーフィルタでは、低温で加熱をすると、得られるパターン形状が十分に満足できない場合があった。
【0005】
そこで本発明は、低温で加熱を行ってもパターン形状が良好なカラーフィルタを形成可能な着色硬化性樹脂組成物を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らは、以下に説明する本発明の着色硬化性樹脂組成物により上記課題を達成できることを見出した。すなわち、本発明には、以下の態様が含まれる。
〔1〕バインダー成分、重合開始剤、及び着色剤を含む着色硬化性樹脂組成物であって、
バインダー成分は、樹脂及び重合性化合物からなり、
樹脂は、エポキシ基を有するアルカリ可溶性樹脂を含み、
重合性化合物は、アクリロイル基を有する重合性化合物を含み、
バインダー成分のエポキシ当量は550~3500g/eqであり、
バインダー成分の二重結合当量は230~2500g/eqである、
着色硬化性樹脂組成物。
〔2〕アクリロイル基を有する重合性化合物の含有量は、着色硬化性樹脂組成物の固形分量に基づいて、10質量%以上30質量%以下である、〔1〕に記載の着色硬化性樹脂組成物。
〔3〕バインダー成分における樹脂の含有量に対する重合性化合物の含有量の比(重合性化合物の含有量/樹脂の含有量)は、質量比で0.1~0.5である、〔1〕又は〔2〕に記載の着色硬化性樹脂組成物。
〔4〕エポキシ基を有するアルカリ可溶性樹脂は、オキシラニル基とエチレン性不飽和結合とを有する単量体に由来する構造単位を含む共重合体を含む、〔1〕~〔3〕のいずれかに記載の着色硬化性樹脂組成物。
〔5〕〔1〕~〔4〕のいずれかに記載の着色硬化性樹脂組成物の硬化膜である、カラーフィルタ。
〔6〕〔5〕に記載のカラーフィルタを含む表示装置。
〔7〕〔1〕~〔4〕のいずれかに記載の着色硬化性樹脂組成物を塗布し、プリベークして組成物層を形成する工程、
得られた前記組成物層にマスクを介して露光する工程、
露光後の組成物層を現像してパターンを形成する工程、及び
得られた前記パターンにポストベークを行う工程、
を含む、カラーフィルタの製造方法であって、
前記ポストベークの温度は、50~120℃である、製造方法。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、低温で加熱を行ってもパターン形状が良好なカラーフィルタを形成可能な着色硬化性樹脂組成物を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の一実施態様におけるパターン形状を示す模式図である。
パターン端部における差し込み幅を説明するための模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。なお、本発明の範囲はここで説明する実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更をすることができる。また、特定のパラメータについて複数の上限値及び下限値が記載されている場合、これらの上限値及び下限値のうち任意の上限値と下限値とを組合せて好適な数値範囲とすることができる。
【0010】
<着色硬化性樹脂組成物>
本発明の着色硬化性樹脂組成物は、バインダー成分、着色剤、及び重合開始剤を含む。本発明の着色硬化性樹脂組成物によれば、低温で加熱を行ってもパターン形状が良好なカラーフィルタを形成することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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