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公開番号2025157774
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-16
出願番号2024060003
出願日2024-04-03
発明の名称飲食品、苦味抑制剤、及び苦味抑制方法
出願人丸善製薬株式会社
代理人個人,個人
主分類A23L 27/00 20160101AFI20251008BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約【課題】ポリメトキシフラボン類を含有していながらも、このポリメトキシフラボン類の苦味を抑制することができる飲食品、飲食品におけるポリメトキシフラボン類の苦味抑制剤、及び飲食品におけるポリメトキシフラボン類の苦味抑制方法を提供する。
【解決手段】ポリメトキシフラボン類と、多糖類とを含み、前記ポリメトキシフラボン類の飲食品における含有量が、0.0005~0.015%(w/w又はw/v)であり、前記多糖類の飲食品における含有量が、0.1~3%(w/w又はw/v)である飲食品である。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
ポリメトキシフラボン類と、多糖類とを含み、
前記ポリメトキシフラボン類の飲食品における含有量が、0.0005~0.015%(w/w又はw/v)であり、
前記多糖類の飲食品における含有量が、0.1~3%(w/w又はw/v)であることを特徴とする飲食品。
続きを表示(約 600 文字)【請求項2】
前記多糖類が、キサンタンガム、グァーガム、ペクチン、及びローカストビーンガムからなる群から選択される1種以上である請求項1に記載の飲食品。
【請求項3】
飲食品におけるポリメトキシフラボン類の苦味抑制剤であって、
多糖類を含み、
前記飲食品に、前記多糖類が、0.1~3%(w/w又はw/v)となる量で用いられるものであり、
前記飲食品が、前記ポリメトキシフラボン類を0.0005~0.015%(w/w又はw/v)含有するものであることを特徴とする苦味抑制剤。
【請求項4】
前記多糖類が、キサンタンガム、グァーガム、ペクチン、及びローカストビーンガムからなる群から選択される1種以上である請求項3に記載の苦味抑制剤。
【請求項5】
飲食品におけるポリメトキシフラボン類の苦味抑制方法であって、
前記飲食品に、多糖類を0.1~3%(w/w又はw/v)となる量で用いることを含み、
前記飲食品が、前記ポリメトキシフラボン類を0.0005~0.015%(w/w又はw/v)含有するものであることを特徴とする苦味抑制方法。
【請求項6】
前記多糖類が、キサンタンガム、グァーガム、ペクチン、及びローカストビーンガムからなる群から選択される1種以上である請求項5に記載の苦味抑制方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ポリメトキシフラボン類を含む飲食品、飲食品におけるポリメトキシフラボン類の苦味抑制剤、及び飲食品におけるポリメトキシフラボン類の苦味抑制方法に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
ポリメトキシフラボン類は、筋肉疾患の改善作用などの様々な作用を有することが知られており、ブラックジンジャーなどの植物の抽出物中に含まれていることが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-193906号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記したように、前記ポリメトキシフラボン類は、有用な素材である。しかしながら、前記ポリメトキシフラボン類を飲食品に利用する場合、前記ポリメトキシフラボン類特有の苦味が感じられるため、当該飲食品を摂取し易くする技術の開発が求められている。
【0005】
本発明は、前記従来における諸問題を解決し、以下の目的を達成することを課題とする。即ち、本発明は、ポリメトキシフラボン類を含有していながらも、このポリメトキシフラボン類の苦味を抑制することができる飲食品、飲食品におけるポリメトキシフラボン類の苦味抑制剤、及び飲食品におけるポリメトキシフラボン類の苦味抑制方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決するために本発明者らが鋭意検討を重ねた結果、飲食品における前記ポリメトキシフラボン類の苦味抑制に関して、多糖類に非常に優れた効果があることを見出した。
【0007】
本発明は、本発明者らの知見に基づくものであり、前記課題を解決するための手段としては、以下の通りである。即ち、
<1> ポリメトキシフラボン類と、多糖類とを含み、
前記ポリメトキシフラボン類の飲食品における含有量が、0.0005~0.015%(w/w又はw/v)であり、
前記多糖類の飲食品における含有量が、0.1~3%(w/w又はw/v)であることを特徴とする飲食品である。
<2> 前記多糖類が、キサンタンガム、グァーガム、ペクチン、及びローカストビーンガムからなる群から選択される1種以上である前記<1>に記載の飲食品である。
<3> 飲食品におけるポリメトキシフラボン類の苦味抑制剤であって、
多糖類を含み、
前記飲食品に、前記多糖類が、0.1~3%(w/w又はw/v)となる量で用いられるものであり、
前記飲食品が、前記ポリメトキシフラボン類を0.0005~0.015%(w/w又はw/v)含有するものであることを特徴とする苦味抑制剤である。
<4> 前記多糖類が、キサンタンガム、グァーガム、ペクチン、及びローカストビーンガムからなる群から選択される1種以上である前記<3>に記載の苦味抑制剤である。
<5> 飲食品におけるポリメトキシフラボン類の苦味抑制方法であって、
前記飲食品に、多糖類を0.1~3%(w/w又はw/v)となる量で用いることを含み、
前記飲食品が、前記ポリメトキシフラボン類を0.0005~0.015%(w/w又はw/v)含有するものであることを特徴とする苦味抑制方法である。
<6> 前記多糖類が、キサンタンガム、グァーガム、ペクチン、及びローカストビーンガムからなる群から選択される1種以上である前記<5>に記載の苦味抑制方法である。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、従来における前記諸問題を解決し、前記目的を達成することができ、ポリメトキシフラボン類を含有していながらも、このポリメトキシフラボン類の苦味を抑制することができる飲食品、飲食品におけるポリメトキシフラボン類の苦味抑制剤、及び飲食品におけるポリメトキシフラボン類の苦味抑制方法を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0009】
(飲食品)
本発明の飲食品は、ポリメトキシフラボン類と、多糖類とを少なくとも含み、必要に応じてさらにその他の成分を含む。
【0010】
<ポリメトキシフラボン類>
前記ポリメトキシフラボン類は、下記構造式(A)で表される化合物である。前記ポリメトキシフラボン類は、塩の態様であってもよい。前記ポリメトキシフラボン類は、1種単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
JPEG
2025157774000001.jpg
63
126
前記構造式(A)中、R

~R

はそれぞれ水素(-H)、ヒドロキシル基(-OH)、及びメトキシ基(-OCH

)のいずれかであり、かつR

~R

は2つ以上のメトキシ基を含む。
(【0011】以降は省略されています)

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