TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025154518
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-10
出願番号
2024057568
出願日
2024-03-29
発明の名称
飲食品、酸味抑制剤、及び酸味抑制方法
出願人
丸善製薬株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
A23L
5/00 20160101AFI20251002BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約
【課題】構造式(1)で表される化合物を含有していながらも、この化合物の酸味を抑制することができる飲食品、飲食品における構造式(1)で表される化合物の酸味抑制剤、及び飲食品における構造式(1)で表される化合物の酸味抑制方法を提供する。
【解決手段】構造式(1)で表される化合物と、多糖類とを含み、前記構造式(1)で表される化合物の飲食品における含有量が、0.001~0.05%(w/w又はw/v)であり、前記多糖類の飲食品における含有量が、0.1~3%(w/w又はw/v)である飲食品である。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
下記構造式(1)で表される化合物と、多糖類とを含み、
下記構造式(1)で表される化合物の飲食品における含有量が、0.001~0.05%(w/w又はw/v)であり、
前記多糖類の飲食品における含有量が、0.1~3%(w/w又はw/v)であることを特徴とする飲食品。
JPEG
2025154518000026.jpg
61
130
続きを表示(約 710 文字)
【請求項2】
前記多糖類が、キサンタンガム、グァーガム、ペクチン、及びローカストビーンガムからなる群から選択される1種以上である請求項1に記載の飲食品。
【請求項3】
飲食品における下記構造式(1)で表される化合物の酸味抑制剤であって、
多糖類を含み、
前記飲食品に、前記多糖類が、0.1~3%(w/w又はw/v)となる量で用いられるものであり、
前記飲食品が、下記構造式(1)で表される化合物を0.001~0.05%(w/w又はw/v)含有するものであることを特徴とする酸味抑制剤。
JPEG
2025154518000027.jpg
61
130
【請求項4】
前記多糖類が、キサンタンガム、グァーガム、ペクチン、及びローカストビーンガムからなる群から選択される1種以上である請求項3に記載の酸味抑制剤。
【請求項5】
飲食品における下記構造式(1)で表される化合物の酸味抑制方法であって、
前記飲食品に、多糖類を0.1~3%(w/w又はw/v)となる量で用いることを含み、
前記飲食品が、下記構造式(1)で表される化合物を0.001~0.05%(w/w又はw/v)含有するものであることを特徴とする酸味抑制方法。
JPEG
2025154518000028.jpg
61
130
【請求項6】
前記多糖類が、キサンタンガム、グァーガム、ペクチン、及びローカストビーンガムからなる群から選択される1種以上である請求項5に記載の酸味抑制方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、構造式(1)で表される化合物を含む飲食品、飲食品における構造式(1)で表される化合物の酸味抑制剤、及び飲食品における構造式(1)で表される化合物の酸味抑制方法に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
下記構造式(1)で表される化合物の名称は、3-(4-ヒドロキシ-3-メトキシフェニル)プロピオン酸(英名:3-(4-Hydroxy-3-methoxyphenyl)propionic acid)である。下記構造式(1)で表される化合物については、特定の成分を含有する培地にてある種の乳酸菌を培養すると、当該化合物が検出されることが知られている(例えば、特許文献1参照)。
JPEG
2025154518000001.jpg
61
130
【0003】
前記構造式(1)で表される化合物は、ジペプチジルペプチダーゼIV活性阻害剤などの有効成分であり、ジペプチジルペプチダーゼIV活性阻害用飲食品などに配合できることが知られている非常に有用な成分である(例えば、特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2014-003929号公報
特開2020-055887号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記したように、前記構造式(1)で表される化合物は、有用な素材である。しかしながら、前記構造式(1)で表される化合物を飲食品に利用する場合、前記構造式(1)で表される化合物特有の酸味が感じられるため、当該飲食品を摂取し易くする技術の開発が求められている。
【0006】
本発明は、前記従来における諸問題を解決し、以下の目的を達成することを課題とする。即ち、本発明は、構造式(1)で表される化合物を含有していながらも、この化合物の酸味を抑制することができる飲食品、飲食品における構造式(1)で表される化合物の酸味抑制剤、及び飲食品における構造式(1)で表される化合物の酸味抑制方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記課題を解決するために本発明者らが鋭意検討を重ねた結果、飲食品における前記構造式(1)で表される化合物の酸味抑制に関して、多糖類に非常に優れた効果があることを見出した。
【0008】
本発明は、本発明者らの知見に基づくものであり、前記課題を解決するための手段としては、以下の通りである。即ち、
<1> 下記構造式(1)で表される化合物と、多糖類とを含み、
下記構造式(1)で表される化合物の飲食品における含有量が、0.001~0.05%(w/w又はw/v)であり、
前記多糖類の飲食品における含有量が、0.1~3%(w/w又はw/v)であることを特徴とする飲食品である。
JPEG
2025154518000002.jpg
61
130
<2> 前記多糖類が、キサンタンガム、グァーガム、ペクチン、及びローカストビーンガムからなる群から選択される1種以上である前記<1>に記載の飲食品である。
<3> 飲食品における下記構造式(1)で表される化合物の酸味抑制剤であって、
多糖類を含み、
前記飲食品に、前記多糖類が、0.1~3%(w/w又はw/v)となる量で用いられるものであり、
前記飲食品が、下記構造式(1)で表される化合物を0.001~0.05%(w/w又はw/v)含有するものであることを特徴とする酸味抑制剤である。
JPEG
2025154518000003.jpg
61
130
<4> 前記多糖類が、キサンタンガム、グァーガム、ペクチン、及びローカストビーンガムからなる群から選択される1種以上である前記<3>に記載の酸味抑制剤である。
<5> 飲食品における下記構造式(1)で表される化合物の酸味抑制方法であって、
前記飲食品に、多糖類を0.1~3%(w/w又はw/v)となる量で用いることを含み、
前記飲食品が、下記構造式(1)で表される化合物を0.001~0.05%(w/w又はw/v)含有するものであることを特徴とする酸味抑制方法である。
JPEG
2025154518000004.jpg
61
130
<6> 前記多糖類が、キサンタンガム、グァーガム、ペクチン、及びローカストビーンガムからなる群から選択される1種以上である前記<5>に記載の酸味抑制方法である。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、従来における前記諸問題を解決し、前記目的を達成することができ、構造式(1)で表される化合物を含有していながらも、この化合物の酸味を抑制することができる飲食品、飲食品における構造式(1)で表される化合物の酸味抑制剤、及び飲食品における構造式(1)で表される化合物の酸味抑制方法を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
(飲食品)
本発明の飲食品は、構造式(1)で表される化合物と、多糖類とを少なくとも含み、必要に応じてさらにその他の成分を含む。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
丸善製薬株式会社
飲食品、酸味抑制剤、及び酸味抑制方法
5日前
丸善製薬株式会社
飲食品、酸味抑制剤、及び酸味抑制方法
5日前
丸善製薬株式会社
皮膚化粧料、頭髪化粧料および飲食品
14日前
丸善製薬株式会社
肝機能向上剤および肝機能向上用経口組成物
12日前
個人
古代食品塩梅醤
4か月前
個人
健康促進霊芝茶
26日前
不二製油株式会社
グミ類
1か月前
不二製油株式会社
組成物
5日前
ライソン株式会社
焙煎機
4か月前
個人
ジャム
4か月前
個人
ヨーグルト等の発酵器
23日前
不二製油株式会社
加工食品
1か月前
不二製油株式会社
油性食品
16日前
株式会社東洋新薬
経口組成物
1か月前
池田食研株式会社
風味改善剤
3か月前
不二製油株式会社
油脂組成物
1か月前
池田食研株式会社
微粉状食品
3か月前
株式会社東洋新薬
飲料
6日前
株式会社東洋新薬
経口組成物
3か月前
株式会社ソディック
計量装置
4か月前
不二製油株式会社
光照射油脂
5日前
株式会社ソディック
計量装置
4か月前
不二製油株式会社
油脂組成物
2か月前
東ソー株式会社
食品品質保持剤
2か月前
不二製油株式会社
チーズ様食品
4か月前
アサヒ飲料株式会社
飲料
3か月前
奥野製薬工業株式会社
処理方法
8日前
日本メナード化粧品株式会社
飲料
26日前
SoPros株式会社
経口養毛剤
4か月前
不二製油株式会社
被覆用油性食品
7日前
株式会社エポック社
絞出具
8日前
株式会社ソディック
食品搬送装置
2か月前
東洋ライス株式会社
搗精米
1か月前
株式会社寺田製作所
散茶装置
4か月前
不二製油株式会社
冷凍霜付き抑制剤
12日前
不二製油株式会社
カカオ含有飲食物
6日前
続きを見る
他の特許を見る