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公開番号2025161565
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-24
出願番号2024064867
出願日2024-04-12
発明の名称ズームレンズ及びそれを有する撮像装置、撮像システム
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G02B 15/20 20060101AFI20251017BHJP(光学)
要約【課題】小型で広角としながら、大口径で高い光学性能を有するズームレンズを提供すること。
【解決手段】ズームレンズは、物体側から像側に順に配置された、負の屈折力の第1レンズ群、正の屈折力の第2レンズ群、後続群を有し、ズーミングに際して隣り合うレンズ群の間隔が変化するズームレンズであって、第1レンズ群は、少なくとも1枚の負の屈折力の樹脂レンズを備え、第2レンズ群と後続群の少なくとも一方は、少なくとも1枚の正の屈折力の樹脂レンズを備え、第1レンズ群の焦点距離、第2レンズ群の焦点距離、第1レンズ群が備える負の屈折力の樹脂レンズの焦点距離の平均、第2レンズ群と後続群の少なくとも一方が備える正の屈折力の樹脂レンズの焦点距離の平均を各々適切に設定すること。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
物体側から像側に順に配置された、負の屈折力の第1レンズ群、正の屈折力の第2レンズ群、後続群を有し、ズーミングに際して隣り合うレンズ群の間隔が変化するズームレンズであって、
前記第1レンズ群は、少なくとも1枚の負の屈折力の樹脂レンズを備え、
前記第2レンズ群と後続群の少なくとも一方は、少なくとも1枚の正の屈折力の樹脂レンズを備え、
前記第1レンズ群の焦点距離をf1、前記第2レンズ群の焦点距離をf2、前記第1レンズ群が備える負の屈折力の樹脂レンズの焦点距離の平均をfnpa、前記第2レンズ群と前記後続群の少なくとも一方が備える正の屈折力の樹脂レンズの焦点距離の平均をfppaとするとき、
0.01<|f1/f2|<1.00
10.0<|fnpa/f1|<20.0
0.15<|fppa/fnpa|<1.00
なる条件式を満足することを特徴とするズームレンズ。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
ズーミングに際しての前記第2レンズ群の最大移動量をM2wtとするとき、
0.20<|f2/M2wt|<1.00
なる条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
【請求項3】
広角端から望遠端へのズーミングに際して、前記第1レンズ群は像側に凸の軌跡で移動し、前記第2レンズ群は物体側に単調に移動することを特徴とする請求項1又は2に記載のズームレンズ。
【請求項4】
前記ズームレンズが備える樹脂レンズは、非球面形状であることを特徴とする請求項1又は2に記載のズームレンズ。
【請求項5】
前記ズームレンズが備える樹脂レンズの屈折率をNd、前記ズームレンズが備える前記樹脂レンズのアッベ数をνdとするとき、
Nd<0.00015×(νd-50)

+1.56
なる条件式を満足することを特徴とする請求項1又は2に記載のズームレンズ。
【請求項6】
ズーミングに際しての前記第2レンズ群の最大移動量をM2wt、広角端におけるレンズ全長をTLwとするとき、
0.10<|M2wt/TLw|<0.70
なる条件式を満足することを特徴とする請求項1又は2に記載のズームレンズ。
【請求項7】
広角端におけるバックフォーカスをBFwとするとき、
0.05<BFw/f2<0.60
なる条件式を満足することを特徴とする請求項1又は2に記載のズームレンズ。
【請求項8】
前記第2レンズ群は、少なくとも1枚の正の屈折力の樹脂レンズを備え、
前記第2レンズ群が備える正の屈折力の樹脂レンズの焦点距離の平均をf2pとするとき、
0.50<f2p/f2<1.50
なる条件式を満足することを特徴とする請求項1又は2に記載のズームレンズ。
【請求項9】
前記第2レンズ群は、少なくとも1枚の正の屈折力の樹脂レンズを備え、
前記第2レンズ群の総厚をD2、前記第2レンズ群が備える正の屈折力の樹脂レンズの厚みの合計をD2pとするとき、
0.05<D2p/D2<0.50
なる条件式を満足することを特徴とする請求項1又は2に記載のズームレンズ。
【請求項10】
前記後続群は、正の屈折力の第3レンズ群からなることを特徴とする請求項1又は2に記載のズームレンズ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ズームレンズに関し、デジタルビデオカメラ、デジタルスチルカメラ、放送用カメラ、銀塩フィルム用カメラ、監視用カメラ等に好適なものである。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
近年、撮像素子の高精細化に対応可能な高い光学性能を有するズームレンズが求められている。また、監視カメラに用いられるズームレンズには、設置性や目立ちにくさの観点から小型化の要望が強くなっている。加えて、広角端において広い範囲を撮影でき、かつ暗所での撮影も想定されることから大口径であることが強く要望されている。このようなズームレンズを実現するために、硝子を用いた非球面レンズの代わりに製作が容易な樹脂材料よりなる非球面レンズ(樹脂レンズ)を用いる方法がある。特許文献1,2には、非球面形状のレンズ面を含む樹脂レンズを用い、物体側から像側に順に配置された、負の屈折力の第1レンズ群、正の屈折力の第2レンズ群、後群を有するネガティブリード型のズームレンズが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-009113号公報
特開1988-292106号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
樹脂材料は、一般に硝子材料に比べて温度変化に対する屈折率の変化が大きい。特許文献1のズームレンズでは、第2レンズ群と後群が有する正の屈折力の樹脂レンズの屈折力が強いため、温度変化時におけるピント及び球面収差の変動が大きくなることから、大口径化の観点で課題が残る。また、特許文献2のズームレンズでは、第1レンズ群が有する負の屈折力の樹脂レンズの屈折力が強いため、温度変化時の像面湾曲の変動が大きくなることから、更なる広角化の観点で課題が残る。
【0005】
本発明は、小型で広角としながら、大口径で高い光学性能を有するズームレンズを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一側面としてのズームレンズは、物体側から像側に順に配置された、負の屈折力の第1レンズ群、正の屈折力の第2レンズ群、後続群を有し、ズーミングに際して隣り合うレンズ群の間隔が変化するズームレンズであって、第1レンズ群は、少なくとも1枚の負の屈折力の樹脂レンズを備え、第2レンズ群と後続群の少なくとも一方は、少なくとも1枚の正の屈折力の樹脂レンズを備え、第1レンズ群の焦点距離をf1、第2レンズ群の焦点距離をf2、第1レンズ群が備える負の屈折力の樹脂レンズの焦点距離の平均をfnpa、第2レンズ群と後続群の少なくとも一方が備える正の屈折力の樹脂レンズの焦点距離の平均をfppaとするとき、
0.01<|f1/f2|<1.00
10.0<|fnpa/f1|<20.0
0.15<|fppa/fnpa|<1.00
なる条件式を満足することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、小型で広角としながら、大口径で高い光学性能を有するズームレンズを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施例1の広角端におけるズームレンズの断面図である。
(A),(B),(C)実施例1の広角端、ズーム中間位置、望遠端における収差図である。
実施例2の広角端におけるズームレンズの断面図である。
(A),(B),(C)実施例2の広角端、ズーム中間位置、望遠端における収差図である。
実施例3の広角端におけるズームレンズの断面図である。
(A),(B),(C)実施例3の広角端、ズーム中間位置、望遠端における収差図である。
実施例4の広角端におけるズームレンズの断面図である。
(A),(B),(C)実施例4の広角端、ズーム中間位置、望遠端における収差図である。
実施例5の広角端におけるズームレンズの断面図である。
(A),(B),(C)実施例5の広角端、ズーム中間位置、望遠端における収差図である。
撮像装置の概略図である。
撮像装置の概略図である。
撮像装置の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図において、同一の部材については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。
【0010】
図1、図3、図5、図7、図9はそれぞれ、実施例1乃至5の広角端におけるズームレンズの断面図である。各実施例のズームレンズは、デジタルビデオカメラ、デジタルスチルカメラ、放送用カメラ、銀塩フィルム用カメラ、監視用カメラ等の撮像装置に用いられる。
(【0011】以降は省略されています)

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