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公開番号
2025154735
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-10
出願番号
2024057906
出願日
2024-03-29
発明の名称
現像装置
出願人
キヤノン株式会社
代理人
弁理士法人秀和特許事務所
主分類
G03G
15/08 20060101AFI20251002BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】現像装置における現像剤残量の検知精度を向上させる。
【解決手段】現像剤の収容部と、収容部の内部に配置され、回転軸線を中心に回転する軸部と軸部に接続されたシートを有し、シートが回転して現像剤を搬送する搬送部材と、収容部に設けられた第1及び第2の導電部材を含み、導電部材間の現像剤量に応じた静電容量を検知する検知部を備え、収容部枠体は、第1の導電部材が設けられた第1の内壁面と、第1の内壁面と隣り合って交差し、第2の導電部材が設けられた第2の内壁面と、で構成され、収容部の内側から外側に向かって凹む凹部を有し、画像形成時の姿勢において、第1の内壁面は下方を向き、第2の内壁面は、上方を向いて且つ現像剤の安息角以上の傾斜角度であり、第1の内壁面を通る第1仮想線と、第2の内壁面を通る第2仮想線と、の交差線は、回転軸線よりも下方にある、現像装置を用いる。
【選択図】図1A
特許請求の範囲
【請求項1】
画像形成装置において画像形成に用いられる現像装置であって、
現像剤を収容する収容部と、
前記収容部の内部に配置され、回転軸線を中心に回転可能に支持された軸部と、前記軸部に接続された可撓性を有するシートを有し、前記軸部の回転に伴い前記シートが前記現像剤を搬送する搬送部材と、
前記収容部に設けられた第1の導電部材及び第2の導電部材を含み、前記第1の導電部材と前記第2の導電部材の間の現像剤量に応じた静電容量を検知する検知部と、
を備え、
前記収容部の枠体は、前記回転軸線に垂直な断面において、前記収容部を構成する第1の内壁面であって前記第1の導電部材が設けられた第1の内壁面と、前記第1の内壁面と交差する方向に延び且つ前記第1の内壁面と隣り合う第2の内壁面であって前記第2の導電部材が設けられた第2の内壁面と、で構成される凹部であって、前記収容部の内側から外側に向かって凹む凹部を有し、
現像装置が前記画像形成装置において画像形成に使用される姿勢を取る場合において、前記第1の内壁面は下方を向いており、前記第2の内壁面は、上方を向いて且つ前記現像剤の安息角以上の傾斜角度になるように構成され、
前記断面において、前記第1の内壁面を通る第1仮想線と、前記第2の内壁面を通る第2仮想線と、が交差する交差点は、前記回転軸線よりも下方にある、
ことを特徴とする現像装置。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記収容部と開口部を介して連通し、前記収容部に収容された前記現像剤が前記開口部から供給される現像室をさらに備え、
前記収容部の内壁面のうち、前記回転軸線に対して前記開口部と反対側にある領域を第1領域としたとき、前記凹部は、前記搬送部材の回転方向において、前記開口部よりも下流側、且つ前記第1領域よりも上流側に位置する
ことを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
【請求項3】
前記シートが撓んでいない状態で前記軸部が回転したと仮定したときに、前記シートのうち前記軸部に接続されていない側の先端が描く回転軌跡を仮想円とすると、前記凹部は、前記仮想円の内側にある
ことを特徴とする請求項1または2に記載の現像装置。
【請求項4】
前記搬送部材は、少なくとも2枚の前記シートを有する
ことを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
【請求項5】
前記シートの枚数がN枚(Nは2以上の整数)である場合、隣り合う前記シートの間の設置方向は、(360/N)°異なる
ことを特徴とする請求項4に記載の現像装置。
【請求項6】
前記枠体は、前記第1の内壁面と交差する方向に延び、前記第2の内壁面とは反対の側から前記第1の内壁面と隣り合う第3の内壁面をさらに有し、
前記第1の導電部材は、前記第1の内壁面から前記第3の内壁面まで延びるように設けられている
ことを特徴とする請求項1または2に記載の現像装置。
【請求項7】
前記現像剤を担持する現像剤担持体と、前記収容部内の前記現像剤を前記現像剤担持体に供給する供給部材と、を備え、前記収容部とは開口部を介して連通する現像室をさらに備え、
現像装置が前記画像形成装置において画像形成に使用される姿勢を取る場合において、前記収容部よりも前記現像室が下方に配置される
ことを特徴とする請求項1または2に記載の現像装置。
【請求項8】
前記シートを第1シートとした場合において、前記搬送部材は、前記軸部に接続された可撓性を有する第2シートを有し、
前記断面において、前記第1シート及び前記第2シートはそれぞれ、前記回転軸線を通る仮想線で分けられる一方の領域及び他方の領域にある
ことを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、現像装置に関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、電子写真画像形成プロセスを利用した電子写真画像形成装置において、トナー(現像剤)の収容部においてトナーを攪拌する構成を有する現像容器が採用されている。現像容器の一例としてのトナーカートリッジ内部には、画像形成のためのトナーが収容される現像剤収容室と、画像を現像する現像室が設けられており、現像剤収容室から現像室へトナーを搬送することで画像形成を実現している。
【0003】
ここで、画像形成に伴うトナー量の減少をユーザーに報知するために、トナーカートリッジ内部にはトナーの残量を検知する残量検知部が設けられている。残量検知部はその内部へ搬送されたトナー量を検知することで、現像剤収容室内および現像室内のトナー残量を合計した総残量を算出する。特に、ユーザーにトナー残量の減少を報知するという目的上、トナー残量が少ないときにおける残量検知精度の向上が求められている。
【0004】
トナーカートリッジ内のトナーの循環性を確保するため、トナー収容部内には搬送部材が設けられる。搬送部材は、可撓性をもつ弾性体である攪拌部材と、軸部によって構成され、トナーカートリッジ内部に回転可能に支持される。このような構成において、搬送部材の回転軸よりも上方に設けた残量検知部へ攪拌部材によりトナーをくみ上げながら搬送することで、トナー残量を検知する方法が提案されている(特許文献1)。
【0005】
しかし、この構成においては、残量検知部通過時に攪拌部材が水平に近い姿勢になるため、より高い検知精度が求められるトナー残量が少ない状態のとき、残量検知部通過時に搬送されるトナーの一部が攪拌部材の先端側から搬送部材の回転軸側へ攪拌部材上からこぼれ落ちる現象が発生する。このとき、攪拌部材の先端で残量検知部へ押し込まれて検知されるトナー量は不安定となり、結果として算出されるトナーカートリッジ内のトナー残量の安定性も低下する可能性があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2023-107244号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
現像容器の内部で現像剤を攪拌して搬送しながら残量検知する場合に、検知精度のさらなる向上が求められている。
【0008】
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、現像装置における現像剤残量の検知精度を向上させることにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、以下の構成を採用する。すなわち、
画像形成装置において画像形成に用いられる現像装置であって、
現像剤を収容する収容部と、
前記収容部の内部に配置され、回転軸線を中心に回転可能に支持された軸部と、前記軸部に接続された可撓性を有するシートを有し、前記軸部の回転に伴い前記シートが前記現
像剤を搬送する搬送部材と、
前記収容部に設けられた第1の導電部材及び第2の導電部材を含み、前記第1の導電部材と前記第2の導電部材の間の現像剤量に応じた静電容量を検知する検知部と、
を備え、
前記収容部の枠体は、前記回転軸線に垂直な断面において、前記収容部を構成する第1の内壁面であって前記第1の導電部材が設けられた第1の内壁面と、前記第1の内壁面と交差する方向に延び且つ前記第1の内壁面と隣り合う第2の内壁面であって前記第2の導電部材が設けられた第2の内壁面と、で構成される凹部であって、前記収容部の内側から外側に向かって凹む凹部を有し、
現像装置が前記画像形成装置において画像形成に使用される姿勢を取る場合において、前記第1の内壁面は下方を向いており、前記第2の内壁面は、上方を向いて且つ前記現像剤の安息角以上の傾斜角度になるように構成され、
前記断面において、前記第1の内壁面を通る第1仮想線と、前記第2の内壁面を通る第2仮想線と、が交差する交差点は、前記回転軸線よりも下方にある、
ことを特徴とする現像装置である。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、現像装置における現像剤残量の検知精度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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