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公開番号
2025162899
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-28
出願番号
2024066398
出願日
2024-04-16
発明の名称
足括り罠
出願人
株式会社三生
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
A01M
23/24 20060101AFI20251021BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】罠の仕掛けにおいて、ワイヤロープによる捕獲範囲をより拡げることができるようにすると共に、作動時に跳上げアームの先端具が動物の足に向かって瞬間的に飛び付くように移動して括ることができるようにして、動物の捕獲率を向上させた足括り罠を提供する。
【解決手段】足括り罠W1は、ねじりコイルバネ3aと、ねじりコイルバネ3aの各バネ棒31、32の一方の先端部に固定してある基アーム1と、ねじりコイルバネ3aの各バネ棒31、32の他方の先端部に固定してある跳上げアーム2と、基アーム1及び跳上げアーム2を仕掛け状態にすることが可能で仕掛け状態を解除して罠を作動させることが可能なトリガー具4と、罠の作動における基アーム1及び跳上げアーム2の拡開によって、動物の足Lを括って捕獲するワイヤロープ5とを備える。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
ねじりコイルバネと、
該ねじりコイルバネの各バネ棒の一方の先端部に直接又は間接的に固定してある基アームと、
前記ねじりコイルバネの各バネ棒の他方の先端部に直接又は間接的に固定してある跳上げアームと、
前記基アーム及び前記跳上げアームを掛合して仕掛け状態とすると共に、当該仕掛け状態を解除して罠を作動させることが可能なトリガー手段と、
仕掛け状態を解除したときの前記基アーム及び前記跳上げアームの拡開によって、動物の足を括って捕獲するワイヤロープと、を備える
足括り罠。
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【請求項2】
前記基アーム及び前記跳上げアームの前記バネ棒の先端から突出する長さが調整可能である
請求項1記載の足括り罠。
【請求項3】
前記跳上げアームが、前記トリガー手段を介し前記基アームと掛合する際に、先部が前記基アームと略平行になるように基部寄りで曲げられている
請求項1又は2記載の足括り罠。
【請求項4】
前記基アーム及び前記跳上げアームは、前記ねじりコイルバネに対して、取り外し可能に固定されている
請求項1又は2記載の足括り罠。
【請求項5】
前記跳上げアームは軸周方向に回転調整が可能である
請求項1又は2記載の足括り罠。
【請求項6】
前記基アームは、前記ワイヤロープを掛ける滑車を有し、該滑車に近接してワイヤ通し部が設けられ、該ワイヤ通し部を覆うように可撓性若しくは変形性を有するカバーが設けてある
請求項1又は2記載の足括り罠。
【請求項7】
前記跳上げアームの所定位置に番線が固定されており、該番線には、前記ワイヤロープの前記滑車に掛けた所より前移動方向において下手側を通してあり、前記番線より下手側から前記番線に掛かって前記ワイヤロープの前方向への移動を止めて、前記ワイヤロープの捕獲部を絞ることができるストッパーが取り付けてある
請求項1又は2記載の足括り罠。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、足括り罠に関するものである。詳しくは、罠の仕掛けにおいて、ワイヤロープによる捕獲範囲をより拡げることができるようにすると共に、作動時に跳上げアームの先端具が動物の足に向かって瞬間的に飛び付くように移動して括ることができるようにして、動物の捕獲率を向上させたものに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
近年のイノシシなどの野生の動物による農作物の被害は拡大するばかりで、深刻なものとなっている。旧来より使用されている狩猟用の罠は様々であるが、動物の足をワイヤロープで括って捕獲する足括り罠もそのような罠の一つである。足括り罠は、その多くが金属製の各種バネを作動力として利用している。
【0003】
その中で、ねじりコイルバネを使用して、2本のアームを拡開してワイヤロープを引き絞る足括り罠としては、特許文献1において本願発明者が提案した動物用罠がある。この従来の動物用罠は、2つのアームを後部側で交差させて回転可能に軸着し、両アームの軸着側にねじりコイルバネを配して、その付勢力を、両アームを拡開する際の作動力(駆動力)とするものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2000―125743号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記特許文献1記載の動物用罠は、ねじりコイルバネによる動物の足を括る力が強く、捕獲率も高いため有用であった。しかしながら、両アームをアームとは別体のねじりコイルバネで作動させる構造上、罠の重量が比較的重かった。また、ねじりコイルバネの跳上げアーム側のバネ棒の先端の掛合部が、罠仕掛け状態(特許文献1の図1参照)においては跳上げアームの裏側表面に強い圧力で接触している。
【0006】
このため、作動時に掛合部の先端を跳上げアームの表面で滑らせるときに強い摩擦力が発生し、跳上げアームが跳ね上がるタイミングが一瞬遅れてしまい、同時に動物の足をワイヤロープで括るために跳上げアームの先端具が足に向かって移動する力も速度も弱まって、捕獲に失敗してしまうことがあった。
【0007】
また、両アームは交差部での開き角が約100°に構造的に制限されており(特許文献1の図8参照)、作動時にワイヤロープを引っ張る跳上げアームの先端具の移動ストロークを充分に稼ぐことができなかった。したがって、罠の仕掛けの際にワイヤロープの先端に形成される輪状の捕獲部を大きくして捕獲範囲を拡げて仕掛けることが難しかった。
【0008】
本発明は、以上の点を鑑みて創案されたものであり、罠の仕掛けにおいて、ワイヤロープによる捕獲範囲をより拡げることができるようにすると共に、作動時に跳上げアームの先端具が動物の足に向かって瞬間的に飛び付くように移動して括ることができるようにして、動物の捕獲率を向上させた足括り罠を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
〔1〕上記の目的を達成するために、本発明は、ねじりコイルバネと、該ねじりコイルバネの各バネ棒の一方の先端部に直接又は間接的に固定してある基アームと、前記ねじりコイルバネの各バネ棒の他方の先端部に直接又は間接的に固定してある跳上げアームと、前記基アーム及び前記跳上げアームを掛合して仕掛け状態とすると共に、当該仕掛け状態を解除して罠を作動させることが可能なトリガー手段と、仕掛け状態を解除したときの前記基アーム及び前記跳上げアームの拡開によって、動物の足を括って捕獲するワイヤロープと、を備える足括り罠である。
【0010】
本発明の足括り罠によれば、ねじりコイルバネと、ねじりコイルバネの各バネ棒の一方の先端部に直接又は間接的に固定してある基アームと、ねじりコイルバネの各バネ棒の他方の先端部に直接又は間接的に固定してある跳上げアームとを備えているので、従来のような、両アームが交差して軸着された部分が存在しない構造であるため、その分だけ、足括り罠を軽量化できる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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