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公開番号
2025166616
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-11-06
出願番号
2024070777
出願日
2024-04-24
発明の名称
フィルタ
出願人
日本バイリーン株式会社
代理人
主分類
B01D
39/18 20060101AFI20251029BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約
【課題】
本発明は、捕集対象物を保持する役割を担うことができる粘着剤を備えた、フィルタの提供を目的とする。
【解決手段】
本願出願人は更に検討を続けた結果、粘着剤が粘着成分に加えセルロースナノファイバーを含有していることによって、捕集対象物が下流側へ流出し難いフィルタを提供できることを見出した。セルロースナノファイバーの存在によって粘着剤中で粘着成分が意図せず凝集することなく分散した状態で存在できることから、粘着剤はダマになることなく分布して、粘着剤が均一的に付着している布帛を備えるフィルタを実現できる。
その結果、捕集対象物が下流側へ流出し難いフィルタを提供できる。
【選択図】 なし
特許請求の範囲
【請求項1】
粘着剤が付着している布帛を備えたフィルタであって、
前記粘着剤は、粘着成分とセルロースナノファイバーを含有している、
フィルタ。
続きを表示(約 110 文字)
【請求項2】
前記布帛の厚み方向にわたり同じ種類の繊維が存在している、
請求項1に記載のフィルタ。
【請求項3】
記布帛が粗い層と密な層を有する、
請求項1または請求項2に記載のフィルタ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、捕集対象物を保持する役割を担うことができる粘着剤を備えた、フィルタに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば家庭の住居、ビルや病院あるいは学校などの大型建造物、また、食品工場や医薬品製造工場あるいは半導体製造工場などの工場には、建物内へ導入する空気中に含まれる粉塵などを捕集するため、フィルタが設けられ使用されている。また、塗装ブースなどの工業施設には、製品の加工や製造を行う雰囲気中に含まれる塗料ミストや粉塵などを捕集するため、フィルタが設けられ使用されている。
【0003】
しかし、このような目的で使用されている通常のフィルタでは、フィルタに捕集された捕集対象物が、フィルタの使用中やフィルタ交換時に脱落してフィルタの下流側へ流出し易い、という問題を有しているものであった。
【0004】
このような捕集対象物の脱落を防止可能なフィルタとして、例えば、特開2001-137627(特許文献1)や特開2022-167454(特許文献2)には、ポリブテンなどの粘着成分を含有する粘着剤が付着している布帛を備えたフィルタが開示されている。当該フィルタでは、捕集対象物が粘着剤に接触し保持されるためフィルタから捕集対象物が脱落し難い。その結果、捕集対象物がフィルタの下流側へ流出するのを防止できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2001-137627
【0006】
特開2022-167454
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかし、特許文献1や2などに開示されているような従来技術にかかる、粘着剤が付着している布帛を備えたフィルタ(以降、フィルタと略することがある)では、なおもフィルタの下流側に捕集対象物が流出し易いものであった。
そのため、更に、捕集対象物が下流側へ流出し難いフィルタの提供が求められた。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、「(請求項1)粘着剤が付着している布帛を備えたフィルタであって、前記粘着剤は、粘着成分とセルロースナノファイバーを含有している、フィルタ。
(請求項2)前記布帛の厚み方向にわたり同じ種類の繊維が存在している、請求項1に記載のフィルタ。
(請求項3)前記布帛が粗い層と密な層を有する、請求項1または請求項2に記載のフィルタ。」である。
【発明の効果】
【0009】
本願出願人がこの問題の発生原因を確認したところ、粘着剤に接触し保持されることなく捕集対象物がフィルタを通過した場合、捕集対象物がフィルタの下流側へ流出することを見出した。加えて、粘着剤に接触し保持されていた捕集対象物が脱落した際に、当該脱落した捕集対象物がフィルタの下流側で粘着剤に接触し保持されなかった場合にも、捕集対象物がフィルタの下流側へ流出することを見出した。
そして、従来技術にかかるフィルタにおいて捕集対象物がフィルタを通過してしまう原因が、布帛における粘着剤の不均一な分布態様に起因することを見出した。
【0010】
つまり、同じ量の粘着剤が付着している布帛を備えたフィルタ同士について、粘着剤が均一的に付着し付着しているフィルタ(フィルタA)と、粘着剤が不均一に分布し付着しているフィルタ(フィルタB)とを比較した場合、以下の現象が生じていると考えられる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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