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公開番号
2025167207
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-11-07
出願番号
2024071612
出願日
2024-04-25
発明の名称
オルガノポリシロキサン及びこれを含有する化粧料
出願人
信越化学工業株式会社
代理人
弁理士法人英明国際特許事務所
主分類
C08L
83/10 20060101AFI20251030BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】シリコーンオイル等及び粉体の分散性、及び経時の分散安定性に優れ、化粧料に配合した場合には、伸びや肌なじみが良く、シリコーンオイル配合量に制限がなく、経時安定性に優れる、オルガノポリシロキサン、及びこれを配合した化粧料を提供する。
【解決手段】式(1)で表されるオルガノポリシロキサン。
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>TIFF</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2025167207000043.tif</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">7</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">157</com:WidthMeasure> </com:Image> [R
1
は独立に、炭素数1~20のアルキル基、炭素数6~15のアリール基、炭素数7~15のアラルキル基、-Q-O-R
4
から選ばれる1価有機基、
R
2
は、下記式(2)で表されるヒドロキシステアリン酸誘導体であり、
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>TIFF</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2025167207000044.tif</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">21</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">103</com:WidthMeasure> </com:Image> (Xは水素原子又は1価の陽イオンを示し、nは2~22、mは1~20である。)
aは0~100、bは0~10、cは0~5、dは0以上、eは0以上、f及びgはf+g=2+d+e×2を満たす数である。ただし、b及びgは同時に0とならない。]
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
下記式(1)で表されるオルガノポリシロキサン。
TIFF
2025167207000039.tif
7
157
[式中、R
1
は独立に、炭素数1~20のアルキル基、炭素数6~15のアリール基、炭素数7~15のアラルキル基、-Q-O-R
4
(Qは炭素数2~4のアルキレン基、R
4
は炭素数3~30のアルキル基)から選ばれる1価有機基、
R
2
は、下記式(2)で表されるヒドロキシステアリン酸誘導体であり、
TIFF
2025167207000040.tif
21
103
(式中、Xは水素原子又は1価の陽イオンを示し、nは2~22、mは1~20である。)
R
3
は、下記式(3)又は(4)で表される基である。
TIFF
2025167207000041.tif
62
99
(式中、R
1
は独立に、上記と同じである。hは0~5、iは0~80、jは0~3である。)
aは0~100、bは0~10、cは0~5、dは0以上、eは0以上、f及びgはf+g=2+d+e×2を満たす数である。ただし、b及びgは同時に0とならない。なお、上記式(1)の各シロキサン単位の結合順序は、ブロックであってもランダムであってもよい。]
続きを表示(約 460 文字)
【請求項2】
下記式(5)で表されるオルガノポリシロキサンである、請求項1記載のオルガノポリシロキサン。
TIFF
2025167207000042.tif
24
157
(式中、R
1
、a、n、mは前記と同じである。)
【請求項3】
請求項1又は2記載のオルガノポリシロキサンを、化粧料全体の0.1~40質量%含む化粧料。
【請求項4】
前記化粧料が、シリコーンオイル、エステル油、グリセライド油及びこれらの混合物から選ばれる成分を含み、非水エマルジョンである請求項3記載の化粧料。
【請求項5】
前記化粧料が、粉体を含み、該粉体が分散された、液状、ペースト状又は固体状である請求項3記載の化粧料。
【請求項6】
前記化粧料が、水及び界面活性剤を含み、エマルジョンである請求項3記載の化粧料。
【請求項7】
前記化粧料が、有機紫外線吸収剤を含む請求項3記載の化粧料。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、オルガノポリシロキサン及びこれを含有する化粧料に関するものである。
続きを表示(約 2,700 文字)
【背景技術】
【0002】
化粧料において、ポリヒドロキシステアリン酸は、顔料や紫外線散乱剤等の微粒子粉体の分散剤として使用されている。油剤中に粉体を安定分散させることにより、顔料の場合、塗布時の色むらをなくすことができ、酸化チタンや酸化亜鉛のような微粒子粉体の場合は、塗布後の白化を防止でき、紫外線防御効果を向上することができる。また、粉体の沈降、凝集を防止できることから化粧料の安定性を改善でき、メイクアップ、日焼け止め、コンシーラー、化粧下地等に使用されている。
【0003】
一方、化粧料に配合される油剤は、炭化水素油、高級脂肪酸、高級アルコール、エステル、紫外線吸収剤等の極性油、シリコーンオイル等が目的に応じて選択されるが、軽い感触が特徴のシリコーンオイルが特に使用されることが多くなっている。また、これら油剤は併用されることが多いが、それぞれ分子量、分子の極性が異なっているため、併用する油剤同士の相溶性、感触等を見極め化粧料として使用されている。
【0004】
化粧料において、粉体の分散安定性は、粉体及びその表面処理剤の種類、油剤の種類と分散剤の選択が大きく影響する。ポリヒドロキシステアリン酸は、炭化水素油、高級脂肪酸、高級アルコール、エステル、紫外線を吸収剤等の極性油を油剤とした場合、優れた粉体分散安定性を示すことが知られている。特許文献1では、油剤として炭素数が18以上のエステル油中で無機酸化物粉体を分散できることが知られている。一方、シリコーンオイルとは相溶しないため相性が悪く、分散安定性を悪化させてしまう。特許文献2では、極性油、炭化水素油、シリコーン油を併用しても分散安定化できるが、シリコーン油は50質量部以下の場合に限られ、シリコーンの軽い感触が十分に得られることができない。 上述したように、ポリヒドロキシステアリン酸の分散安定性を有し、かつシリコーンオイルと相性が良い、両者を兼ね備えた材料の開発が求められていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
国際公開第2016/121761号
特開2022-118436号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は上記事情に鑑みなされたもので、シリコーンオイル等及び粉体の分散性、及び経時の分散安定性に優れ、化粧料に配合した場合には、伸びや肌なじみが良く、シリコーンオイル配合量に制限がなく、経時安定性に優れる、オルガノポリシロキサン、及びこれを配合した化粧料を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者は、上記目的を達成するため鋭意検討した結果、下記式(1)で示されるオルガノポリシロキサンを用いることにより、上記課題が解決することを知見し、本発明をなすに至ったものである。
【0008】
従って、本発明は、下記オルガノポリシロキサン及び化粧料を提供する。
1.下記式(1)で表されるオルガノポリシロキサン。
TIFF
2025167207000001.tif
7
157
[式中、R
1
は独立に、炭素数1~20のアルキル基、炭素数6~15のアリール基、炭素数7~15のアラルキル基、-Q-O-R
4
(Qは炭素数2~4のアルキレン基、R
4
は炭素数3~30のアルキル基)から選ばれる1価有機基、
R
2
は、下記式(2)で表されるヒドロキシステアリン酸誘導体であり、
TIFF
2025167207000002.tif
21
103
(式中、Xは水素原子又は1価の陽イオンを示し、nは2~22、mは1~20である。)
R
3
は、下記式(3)又は(4)で表される基である。
TIFF
2025167207000003.tif
62
99
(式中、R
1
は独立に、上記と同じである。hは0~5、iは0~80、jは0~3である。)
aは0~100、bは0~10、cは0~5、dは0以上、eは0以上、f及びgはf+g=2+d+e×2を満たす数である。ただし、b及びgは同時に0とならない。なお、上記式(1)の各シロキサン単位の結合順序は、ブロックであってもランダムであってもよい。]
2.下記式(5)で表されるオルガノポリシロキサンである、1記載のオルガノポリシロキサン。
TIFF
2025167207000004.tif
24
157
(式中、R
1
、a、n、mは前記と同じである。)
3.1又は2記載のオルガノポリシロキサンを、化粧料全体の0.1~40質量%含む化粧料。
4.前記化粧料が、シリコーンオイル、エステル油、グリセライド油及びこれらの混合物から選ばれる成分を含み、非水エマルジョンである3記載の化粧料。
5.前記化粧料が、粉体を含み、該粉体が分散された、液状、ペースト状又は固体状である3記載の化粧料。
6.前記化粧料が、水及び界面活性剤を含み、エマルジョンである3記載の化粧料。
7.前記化粧料が、有機紫外線吸収剤を含む3記載の化粧料。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、シリコーンオイル等及び粉体の分散性及び分散安定性に優れ、化粧料に配合した場合には、伸びや肌なじみが良く、シリコーンオイル配合量に制限がなく、経時安定性に優れる、ヒドロキシステアリン酸誘導体で変性されたオルガノポリシロキサン、及びこれを配合した化粧料を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明について詳細に説明する。なお、本発明において、成分名を化粧品表示名称又はInternational Nomenclature of Cosmetic Ingredient(INCI)で記載する場合がある。化粧品表示名称とINCIが対応する場合は、化粧品表示名称又は英語記載を省略する場合がある。
(【0011】以降は省略されています)
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