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公開番号
2024104992
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-08-06
出願番号
2023009476
出願日
2023-01-25
発明の名称
海洋生分解性熱可塑性樹脂を含有する発泡体
出願人
三和化工株式会社
,
地方独立行政法人京都市産業技術研究所
代理人
個人
,
個人
主分類
C08J
9/08 20060101AFI20240730BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】
デンプンを含有する海洋生分解性熱可塑性樹脂を含有する生分解性樹脂からなる発泡体であって、仮に、海洋に流出したとしても速やかに生分解され、また、剛性があり形状を保持できるので、漁具等の海洋産業の部材や、マリンスポーツ用の道具の部材等にも好適に使用できる発泡体を提供する。
【解決手段】
デンプンを含有する海洋生分解性熱可塑性樹脂を10重量部以上、かつ、50重量部以下含有する生分解性樹脂100重量部に対し、炭酸水素ナトリウム3重量部以上、かつ、15重量部以下と、第一リン酸カルシウム、クエン酸、硫酸アルミニウムから選択される1以上の酸性物質を3重量部以上、かつ、8重量部以下含有する発泡性樹脂組成物を発泡させてなる発泡体。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
デンプンを含有する海洋生分解性熱可塑性樹脂を10重量部以上、かつ、50重量部以下含有する生分解性樹脂100重量部に対し、炭酸水素ナトリウム3重量部以上、かつ、15重量部以下と、第一リン酸カルシウム、クエン酸、硫酸アルミニウムから選択される1以上の酸性物質を3重量部以上、かつ、8重量部以下含有する発泡性樹脂組成物を発泡させてなる発泡体。
続きを表示(約 410 文字)
【請求項2】
前記海洋生分解性熱可塑性樹脂を除く前記生分解性樹脂が、ポリブチレンサクシネート、ポリブチレンアジベートテレフタレート、ポリ乳酸から選択される1以上の生分解性樹脂である請求項1記載の発泡体。
【請求項3】
前記海洋生分解性熱可塑性樹脂がデンプンを50重量部以下(但し、0重量部ではない)含有する海洋生分解性熱可塑性樹脂である請求項1又は2記載の発泡体。
【請求項4】
前記発泡体の密度が25kg/m
3
以上、かつ、200kg/m
3
以下である請求項1又は2記載の発泡体。
【請求項5】
前記生分解性樹脂100重量部に対し、充填剤を5重量部以上、かつ、100重量部以下添加した請求項1又は2記載の発泡体。
【請求項6】
前記発泡性樹脂組成物を加圧した後、減圧して製造する請求項1又は2記載の発泡体の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、海洋生分解性熱可塑性樹脂を含有する発泡性樹脂組成物を発泡させてなる発泡体に関する。詳しくは、該発泡体は、仮に海洋に流出したとしても短期間で速やかに生分解される発泡体であり、かつ、形状を保持できる剛性を備えるので漁具等の海洋産業の部材や、マリンスポーツ用の道具の部材等にも好適に使用できる発泡体に関する。
続きを表示(約 760 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、プラスチック等の海洋ゴミが問題になっている。
【0003】
海洋ゴミにはペットボトル等の陸上から海上へ流出するゴミもあるが、漁網や魚具のような海洋産業の部材やマリンスポーツの道具の部材等もある。
【0004】
このような海洋性産業等の部材に使用されるプラスチックは生分解され難いことから、マイクロプラスチック等の形状となって数百年に亘って海洋に留まるという問題がある。
【0005】
このような問題に対し、海洋で速やかに分解される生分解性のプラスチックが開発されている。
【0006】
しかしながら、生分解性のプラスチックは従来のプラスチックと比べて剛性が弱いため、海洋産業の部材等の形状を保持できないという問題がある。
【0007】
そこで、生分解性のプラスチックからなる発泡体であって、仮に海洋に流出したとしても速やかに生分解されると共に、形状が保持できる剛性を有する発泡体の開発が望まれている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2012-246437
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
特許文献1にはオレフィン系樹脂と超臨界二酸化炭素逆相蒸発法により相溶化処理された澱粉類とを備える発泡樹脂組成物を発泡形成した発泡体が記載され、該発泡体は適度な剛性を備える発泡体であることが記載されている。
【0010】
しかしながら、特許文献1記載の発泡体はオレフィン系樹脂を含有するので、完全に分解されるまでに期間を要するという問題がある。
(【0011】以降は省略されています)
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