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公開番号2025086437
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-09
出願番号2023200392
出願日2023-11-28
発明の名称気泡径のばらつきが少ない発泡体及びその製造方法
出願人三和化工株式会社
代理人個人,個人
主分類C08J 9/04 20060101AFI20250602BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】
発泡体の表層が内包する気泡が小さく、また、気泡の大きさのばらつきが少ないため脱泡工程により容易に脱泡するので作業効率に優れる発泡体であって、しかも、脱泡工程により連通孔を形成し易いため復元性に優れる発泡体を提供する。
【解決手段】
樹脂組成物を発泡させてなる発泡体であって、発泡体表面から2mm未満を一層目、2mm以上、かつ、5mm未満を2層目としたときの1層目と2層目が内包する気泡の直径の平均値が0.25mm以上、かつ、0.50mm以下であり、1層目が内包する気泡の直径の最大値と2層目が内包する気泡の直径の最大値の差の絶対値が0.05mm以上、かつ、0.15mm以下である発泡体
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
樹脂組成物を発泡させてなる発泡体であって、発泡体表面から2mm未満を一層目、2mm以上、かつ、5mm未満を2層目としたときの1層目と2層目が内包する気泡の直径の平均値が0.25mm以上、かつ、0.50mm以下であり、1層目が内包する気泡の直径の最大値と2層目が内包する気泡の直径の最大値の差の絶対値が0.05mm以上、かつ、0.15mm以下である発泡体。
続きを表示(約 260 文字)【請求項2】
前記樹脂組成物がポリオレフィン樹脂である請求項1記載の発泡体。
【請求項3】
前記ポリオレフィン樹脂がポリエチレン-酢酸ビニル共重合体である請求項2記載の発泡体。
【請求項4】
前記ポリエチレンが低密度ポリエチレンである請求項3記載の発泡体。
【請求項5】
発泡性の樹脂組成物を密閉系のプレスで一次加熱した後、非密閉系の型内で二次加熱する発泡体の製造方法であって、前記二次加熱は、異なる温度で2度加熱する請求項1又は2記載の発泡体の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、樹脂組成物を発泡してなる発泡体に関する。詳しくは、該発泡体は表層が内包する気泡が小さく、また、気泡の大きさのばらつきが少ないため脱泡工程により容易に脱泡するので作業効率に優れる発泡体であって、しかも、脱泡工程により連通孔を形成し易いため復元性に優れる発泡体に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
一般的に型内成形にて発泡体を製造する方法は、樹脂組成物と発泡剤等を加熱しながら混練し、混練した練和物を金型にプレスして充填させ、樹脂組成物を架橋させた後、プレスを開放し、樹脂組成物を発泡させることで製造する。
【0003】
製造された発泡体は、ロール等で圧縮して、気泡膜を破壊することで通気孔を形成したり、独立孔を連通させて連通孔を形成させたりすることができる。
【0004】
連通孔が多いと、復元性に優れる発泡体になる。
【0005】
しかし、脱泡し難い発泡体であると、通気孔を形成したり、連通孔を形成したりするために、ロール等で繰り返し圧縮する必要があり作業効率が悪いという問題がある。
【0006】
そこで、脱泡し易い発泡体であって、通気孔や連通孔を形成し易くて作業効率に優れ、また、発泡体の復元性に優れる発泡体の開発が望まれている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開昭56-121739
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
特許文献1には、ポリオレフィンを含有する発泡性組成物を発泡させた後、機械的変形を加えて、気泡膜を連通する架橋ポリオレフィン連続気泡体の製造方法が記載されている。
【0009】
しかし、特許文献1に記載される発泡体は、脱泡し難いため、機械的変形を加える工程を繰り返し行う必要があり、作業効率が悪いという問題がある。
【0010】
本発明者らは、前記諸問題点を解決することを技術的課題とし、試行錯誤的な数多くの試作・実験を重ねた結果、樹脂組成物を発泡させてなる発泡体であって、発泡体表面から2mm未満を一層目、2mm以上、かつ、5mm未満を2層目としたときの1層目と2層目が内包する気泡の直径の平均値が0.25mm以上、かつ、0.50mm以下であり、1層目が内包する気泡の直径の最大値と2層目が内包する気泡の直径の最大値の差の絶対値が0.05mm以上、かつ、0.15mm以下である発泡体であれば、脱泡性に優れるため、通気孔や連通孔を形成し易くて作業効率に優れ、また、発泡体の復元性に優れる発泡体になるという刮目すべき知見を得て、前記技術的課題を解決したものである。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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