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公開番号2024156404
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-06
出願番号2023070836
出願日2023-04-24
発明の名称カメラ装着装置
出願人HDサービス合同会社
代理人個人
主分類B64U 20/87 20230101AFI20241029BHJP(航空機;飛行;宇宙工学)
要約【課題】ドローンの底面に360°カメラを簡易に着脱することができ、360°カメラが使用時はドローンの底面から垂下する作動状態に、非使用時は折込んで収容状態にすることができるカメラ装着装置を提供する。
【解決手段】カメラ装着装置は、カメラ装着基台とこれをドローンの底部に結合させるドローン連結枠及びノブボルトを有しており、前記カメラ装着基台は、自立脚を有するドローンの底部にドローン連結枠を介して装着されるカメラ装着基台であって、基台本体と、その基台本体から下方に揺動自在に装着される長尺の支持アームと、その支持アームの先端部に装着される360°カメラを作動状態又は収容状態に保持する制御装置と、を有してなる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
自立脚を有するドローンの底部にドローン連結枠を介して装着されるカメラ装着基台であって、基台本体と、その基台本体から下方に揺動自在に装着される長尺の支持アームと、その支持アームの先端部に装着される360°カメラを作動状態又は収容状態に保持する制御装置と、を有してなるカメラ装着基台。
続きを表示(約 920 文字)【請求項2】
基台本体は、同一幅を有する底板及び棚板と、左右の側板とを有し、前記底板、棚板及び左右の側板が四隅のコーナステーを介して結合されその断面が方形に形成されてなり、前記側板と底板の下面に形成されるMC室、前記側板と底板の上面に形成されるEC1室及び前記側板と棚板の上面に形成されるEC2室を有し、前記MC室から下方に立設し支持アームを軸支する回転軸ステーを有してなることを特徴とする請求項1に記載のカメラ装着基台。
【請求項3】
支持アームは、回転軸ステーに揺動自在に軸支される基台取付座と、前端部のカメラ固着部を備えるカメラ取付座と、前記基台取付座とカメラ取付座を連結するロッドと、を有し、前記基台取付座及びカメラ取付座はブレ止めクッションを有してなる請求項1又は2に記載のカメラ装着基台。
【請求項4】
基台取付座とカメラ取付座は、ドローン自立時にドローンを水平に支持する脚部を有することを特徴とする請求項3に記載のカメラ装着基台。
【請求項5】
支持アームは、収容状態においてドローンの底部に並行状態に保持され、その中央部分が基台本体から立設するキャッチャーに支持されてなることを特徴とする請求項1又は2に記載のカメラ装着基台。
【請求項6】
支持アームは、作動状態においてドローンから垂下する状態に保持され、その傾斜角が基台本体に設けられた傾斜角調整手段により調整することができることを特徴とする請求項1又は2に記載のカメラ装着基台。
【請求項7】
請求項1又は2に記載のカメラ装着基台と、ドローン連結枠及びそのドローン連結枠に前記カメラ装着基台を着脱可能に結合するノブボルトと、を有するカメラ装着装置。
【請求項8】
自立脚を有するドローンの底部にドローン連結枠を介して装着されるドローン装備装着基台であって、基台本体と、その基台本体から下方に揺動自在に装着される長尺の支持アームと、その支持アームの先端部に装着されるドローン装備を作動状態又は収容状態に保持する制御装置と、を有してなるドローン装備装着基台。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、自立脚を有するドローンに装着されるセンサー等の装備、特に360°カメラを好適に装着することができるカメラ装着装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
ドローンはいわば自立飛行するセンサーであり、そのセンサーとしてカメラが一般的に用いられている。そのカメラは、自立飛行を行う制御装置の一部として、また航空写真や、工事現場の写真撮影などの空撮に利用されている。そして、カメラがドローンに一体に組込まれた一体型のもの、またはカメラ装着手段を介してカメラをドローンに装着する着脱型のものがあり、着脱型のものはカメラの利用形態に合わせカメラを効率的に利用することができる手段・方法が提案されている。
【0003】
例えば、カメラ着脱型の利用手段・方法として、特許文献1にドローン装備品に係る発明が提案されている。このドローン装備品は、方向調節可能カメラを備えるドローンに除去可能に取り付けられるように適合されるドローン装備品であって、前記方向調節可能カメラの画像を基に前記ドローンの前記方向調節可能カメラの視認方向を決定し、前記方向調節可能デバイスを前記決定された視認方向に方向付けるように構成されている。このドローン装備品によると、ドローンの飛行及びカメラの制御を好適に行うことができるとされる。
【0004】
特許文献2には、プロペラを備えた飛行体本体と、前記飛行体本体から前記プロペラよりも外側に突出するカメラ用アームと、前記カメラ用アームの先端に設けられたカメラとを有することを特徴とするドローン飛行体が提案されている。このドローン飛行体によると、正面からの撮影だけでは検査できない部分にも対応することの可能な撮影方法を提供することができるとされる。
【0005】
特許文献3には、底面に開閉する開口部を備えた円盤状の機体本体部を有するドローンであって、前記機体本体部に取り付けられパンタグラフ状に伸縮して前記開口部から出入り可能で先端部にカメラ取付部を備える伸縮手段を有するドローンが提案されている。このドローンによれば、開口部が開口された際に先端部が機体本体の外側に下降する伸縮手段を備えているので、搭載するカメラを外部に露出して揺れを抑制した鮮明な画像撮影を行うことができるとされる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特表2023-505105号公報
特開2019-127245号公報
登録実用新案第3217820号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上記特許文献1~3に示すように、ドローンに装着されるカメラ及びその構成は使用目的に応じて様々である。しかし、360°カメラを使用する場合は、一般にドローンの底部から垂下するアーム又はスティックの先端に360°カメラを吊り下げる形態で使用されている。このため、ドローン専用の離発着台を準備しなければならないばかりか、離発着には高度な操作技術を必要するという問題がある。
【0008】
本発明は、このような従来の問題点に鑑み、広く使用されているドローンの底面に360°カメラを簡易に着脱することができ、360°カメラが使用時はドローンの底面から垂下する作動状態に、非使用時は折込んで収容状態にすることができるカメラ装着装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明に係るカメラ装着装置は、カメラ装着基台とこれをドローンの底部に結合させるドローン連結枠及びノブボルトを有しており、前記カメラ装着基台は、自立脚を有するドローンの底部にドローン連結枠を介して装着されるカメラ装着基台であって、基台本体と、その基台本体から下方に揺動自在に装着される長尺の支持アームと、その支持アームの先端部に装着される360°カメラを作動状態又は収容状態に保持する制御装置と、を有してなる。
【0010】
上記カメラ装着基台にかかる発明において、基台本体は、同一幅を有する底板及び棚板と、左右の側板とを有し、前記底板、棚板及び左右の側板が四隅のコーナステーを介して結合されその断面が方形に形成されてなり、前記側板と底板の下面に形成されるMC室、前記側板と底板の上面に形成されるEC1室及び前記側板と棚板の上面に形成されるEC2室を有し、前記MC室から下方に立設し支持アームを軸支する回転軸ステーを有してなるものとすることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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