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公開番号
2025017724
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-06
出願番号
2023120910
出願日
2023-07-25
発明の名称
垂直離着陸機用エンジン改
出願人
個人
代理人
主分類
B64D
27/14 20060101AFI20250130BHJP(航空機;飛行;宇宙工学)
要約
【課題】垂直離着陸可能な航空機において、燃費の良い水平飛行を可能にするには、プロペラを用いるのが良い。課題は、どうやって垂直離着陸モードから、水平飛行モードへ変換するかである。さらに、垂直離着陸モードから水平飛行モードへ転換する機構が簡単なものが良い。
【解決手段】本発明の、垂直離着陸機用エンジンは、バルブを閉じたり、開いたりする、簡便な機構で、垂直離着陸モードと、プロペラによる、水平飛行モードとを使い分ける事ができる。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
ガスタービンエンジン、あるいは、圧縮機からの高圧空気、あるいは、高圧ガスを通す為の分岐管を有し、その分岐管はバルブを有し、その分岐管の中を高圧空気、あるいは、高圧ガスが通過し、その高圧空気、あるいは、高圧ガスのエネルギーを用いて、垂直離着陸用プロペラを駆動する事を特徴とするエンジン。
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【請求項2】
上記請求項1の、エンジンにおいて、高圧空気、あるいは、高圧ガスが通過する分岐管が、翼の中を通る事を特徴とするエンジン。
【請求項3】
上記請求項1の、エンジンにおいて、垂直離着陸用プロペラの速度調整を、電動発電機で行う事を特徴とするエンジン。
【請求項4】
上記請求項1の、エンジンにおいて、垂直離着陸用プロペラの駆動を、チップジェットで行う事を特徴とするエンジン。
【請求項5】
上記請求項1の、エンジンにおいて、推進用プロペラを駆動するタービンを回転させるには、高圧空気、あるいは、高圧ガスが必要だが、その高圧空気、あるいは、高圧ガスを供給するか、それとも止めるかを、バルブの開け閉めで行う事を特徴とするエンジン。
【請求項6】
上記請求項1の、エンジンにおいて、垂直離着陸用プロペラを駆動するタービン、あるいはチップジェットを駆動するには、高圧空気、あるいは、高圧ガスが必要だが、その高圧空気、あるいは、高圧ガスを、供給するか、それとも止めるかを、バルブの開け閉めで行う事を特徴とするエンジン。
【請求項7】
上記請求項1の、エンジンにおいて、推進用プロペラを駆動するタービン、あるいは、垂直離着陸用プロペラを駆動するタービン、あるいはチップジェットを駆動する、高圧空気、あるいは、高圧ガスに、燃料を吹き込み、高圧空気、あるいは、高圧ガスのエネルギーを増大させ、それにより、エンジンの出力を増大させる事を特徴とするエンジン。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、垂直離着陸機用エンジンに関するものである。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
現在、垂直離着陸機のほとんどは、ガスタービンエンジンを用いており、実用例としては、アメリカ軍の戦闘機F-35B、そして、同じくアメリカ軍の輸送機V-22オスプレイなどが有る。
【0003】
従来の垂直離着陸機の問題点は、製造コストと保守及び維持費用が高い事である。例えばヘリコプターは垂直離着陸可能な航空機の代表であるが、水平飛行時の燃費は悪い。燃費の良い水平飛行をするにはプロペラ推進にするのが一番良い。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平11-321794号広報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来の垂直離着陸機の問題点は、製造コストと保守及び維持費用が高い事である。例えばヘリコプターは垂直離着陸可能な航空機の代表であるが、水平飛行時の燃費は悪い。燃費の良い水平飛行をするにはプロペラ推進にするのが一番良い。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の垂直離着陸機用エンジンは、例えば、アメリカ軍の戦闘機F-35B、そして、同じくアメリカ軍の輸送機V-22オスプレイなどのように、複雑な機構を有しておらず、従って、製造コストと保守及び維持費用が安く、故障が少ない事を特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明の、垂直離着陸機用エンジンは、コストが安く、故障が少なく、軽量かつ簡単な機構で、垂直に離着陸でき、なおかつ、水平飛行時は、燃費の良いプロペラ推進に切りかえる事が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本発明の(実施例1)の垂直離着陸機用エンジンを搭載した垂直離着陸機の平面図である。
図2は、本発明の(実施例1)の垂直離着陸機用エンジンの、図1のA-A断面図である。
図3は、本発明の(実施例1)の垂直離着陸機用エンジンの、図1のB-B断面図である。
図4は、本発明の(実施例2)の垂直離着陸機用エンジンを搭載した機体の平面図である。
図5は、本発明の(実施例2)の垂直離着陸機用エンジンの、図4のC-C断面図である。
【0009】
図5で説明すると、水平飛行時には、バタフライバルブ72が閉じられ、逆にバタフライバルブ71が開けられているので、圧縮機78で作られた高圧空気は前進用プロペラ駆動用タービン70を駆動して、排気口67から排気される。なお、バタフライバルブが対応するのは、高温の燃焼ガスではなく、空気なので、バタフライバルブは、過酷な使用条件から逃れており、従って、バタフライバルブは、十分に機能を発揮できて、故障も少ない。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明は、垂直/短距離離着陸機用エンジンに関するものである。現在では、航空機のエンジンは、ほとんどがガスタービンエンジンである。従って、本発明においても、実施例として、ガスタービンエンジンを搭載した場合について説明する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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