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公開番号
2025056954
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-09
出願番号
2023166508
出願日
2023-09-27
発明の名称
制御装置、制御システム、及び判別方法
出願人
株式会社アイエイアイ
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
H02P
29/00 20160101AFI20250401BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】本開示の技術は、モータへの通電を抑制しつつ、モータを判別することを目的とする。
【解決手段】制御装置は、異なる種類のモータを1つ接続可能であるとともに、各モータに対応して設けられたエンコーダの出力信号に基づいて、接続されたモータを制御可能な制御装置であって、モータの種類に応じて複数設けられ、エンコーダ用の電源供給をする電源供給路と、電源供給路を選択する選択部と、選択部が選択した電源供給路を介してエンコーダに電源供給したときの当該エンコーダからの出力信号の有無に基づいてモータの種類を判別する判別部と、を含む。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
異なる種類のモータを1つ接続可能であるとともに、各モータに対応して設けられたエンコーダの出力信号に基づいて、接続されたモータを制御可能な制御装置であって、
前記モータの種類に応じて複数設けられ、前記エンコーダ用の電源供給をする電源供給路と、
所定の選択条件に応じて、複数の前記電源供給路のうち一以上の前記電源供給路を選択する選択部と、
前記選択部が選択した電源供給路を介して前記エンコーダに電源供給したときの当該エンコーダからの出力信号の有無に基づいて前記モータの種類を判別する判別部と、
を含む、制御装置。
続きを表示(約 2,500 文字)
【請求項2】
前記モータの種類は、第1のモータと第2のモータとの2種類を含み、
前記電源供給路は、前記第1のモータのエンコーダ用に電源を供給する第1の電源供給路と、前記第2のモータのエンコーダ用に電源を供給する第2の電源供給路とを含み、
前記判別部は、
前記第1の電源供給路のみを選択して電源供給を行った場合に前記出力信号があるとき前記第1のモータと判別し、
前記第2の電源供給路のみを選択して電源供給を行った場合に前記出力信号があるとき前記第2のモータと判別する、請求項1に記載の制御装置。
【請求項3】
前記モータの種類は、第1のモータ、第2のモータ及び第3のモータの3種を含み、
前記電源供給路は、前記第1のモータ及び第3のモータのエンコーダ用に電源を供給する第1の電源供給路と、前記第2のモータ及び第3のモータのエンコーダ用に電源を供給する第2の電源供給路とを含み、
前記判別部は、
前記第1の電源供給路のみを選択して電源供給を行った場合に前記出力信号があったと判定した後、第2の電源供給路のみを選択して電源供給を行った場合に前記出力信号がないとき前記第1のモータであると判別し、
前記第1の電源供給路のみを選択して電源供給を行った場合に前記出力信号がないと判定した後、前記第2の電源供給路のみを選択して電源供給を行った場合に前記出力信号があるとき前記第2のモータであると判別し、
前記第1の電源供給路のみを選択して電源供給を行った場合に前記出力信号があったと判定した後、前記第2の電源供給路のみを選択して電源供給を行った場合に前記出力信号があるとき前記第3のモータであると判別する、請求項1に記載の制御装置。
【請求項4】
前記モータの種類は、巻線抵抗値で分類されており、
前記電源供給路は前記巻線抵抗値別に設けられている、請求項1に記載の制御装置。
【請求項5】
前記モータの種類は、前記巻線抵抗値が所定値以上である第1のモータと、前記巻線抵抗値が前記所定値未満である第2のモータと、巻線抵抗値が前記第2のモータの巻線抵抗値よりも小さい第3のモータの3種類を含み、
前記電源供給路は、前記第1のモータのエンコーダ用の第1の電源供給路と、前記第2のモータのエンコーダ用と前記第3のモータのエンコーダ用とを兼用する第2の電源供給路とを含み、
前記判別部は、
前記第1の電源供給路のみが選択されて電源供給された場合に前記出力信号があるとき前記第1のモータであると判別し、
前記第2の電源供給路のみが選択されて電源供給された場合に前記出力信号があるとき前記第2のモータまたは前記第3のモータであると判別し、
前記第2のモータまたは前記第3のモータであると判別した後、接続されたモータに所定の電圧を印加して当該モータに流れる電流値が所定の閾値以下のとき前記第3のモータであると判別する、請求項4に記載の制御装置。
【請求項6】
前記判別部は、前記電流値が所定の閾値以下の状態が所定時間継続したとき、前記第3のモータであると判別する、請求項5に記載の制御装置。
【請求項7】
前記エンコーダは、前記出力信号として差動信号を出力するものであり、
前記制御装置は、
前記差動信号の一方を正側に入力し、他方を負側に入力する第1の差動レシーバと、
前記差動信号の一方を負側に入力し、他方を正側に入力する第2の差動レシーバと、
前記第1の差動レシーバの出力と前記第2の差動レシーバの出力とを入力し、これらの排他的論理和を出力する論理回路と、
をさらに含み、
前記判別部は、前記論理回路の出力に応じて前記エンコーダからの出力の有無を判定する、請求項1~請求項6のいずれか1項に記載の制御装置。
【請求項8】
前記判別部が判別したモータを制御するためのパラメータを設定することで当該モータを制御する制御部をさらに含む、請求項7に記載の制御装置。
【請求項9】
前記モータの種類は、第1のモータから第nのモータまでのn種類を含み、
前記電源供給路は、第1の電源供給路から第mの電源供給路までのm種類を含み、
前記判別部は、
電源供給を行った電源供給路の組み合わせに対応するモータのエンコーダから前記出力信号があるときに当該モータの種類を判別し、
n≦2
m
-1(ただし、nは整数、mは2以上の整数)となる
請求項1に記載の制御装置。
【請求項10】
異なる種類のモータを1つ接続可能であるとともに、各モータに対応して設けられたエンコーダの出力信号に基づいて、接続されたモータを制御可能な制御装置と、前記モータと前記制御装置とを接続するケーブルと、を含む制御システムであって、
前記モータの種類は、第1のモータ及び第2のモータの2種類を少なくとも含み、
前記制御装置は、
前記第1のモータのエンコーダ用の電源供給をする第1の電源供給路と、
前記第2のモータのエンコーダ用の電源供給をする第2の電源供給路と、
所定の選択条件に応じて、前記第1の電源供給路及び前記第2の電源供給路の少なくとも一方を選択する選択部と、
前記選択部が選択した電源供給路を介して前記エンコーダに電源供給したときの当該エンコーダからの出力信号の有無に基づいて前記モータの種類を判別する判別部と、
を含み、
前記ケーブルは、前記第1の電源供給路に接続され、前記第1のモータのエンコーダ用の電源供給が可能な第1のケーブルと、前記第2の電源供給路に接続され、前記第2のモータのエンコーダ用の電源供給が可能な第2のケーブルと、
を含む、制御システム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、制御装置、制御システム、及び判別方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、モータ種類の判別に関する技術がある。例えば、モータへ所定の電圧を印加したときの電流値分布に基づいて定められた閾値と測定された電流値とを比較してモータの種類を判別する技術がある(特許文献1参照)。この従来技術では、巻線抵抗値が小さく、比較的大きい電流が流れるモータを電流応答で判別しようとすると、電流値が飽和するまで大電流を流す必要があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-141864号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、従来技術では採用している回路の都合上、電流検出回路で検出できる限界などにより、流すことのできる電流は制限されているため、モータによっては電流値が飽和するまで電流を流すことは難しい。したがって、モータの巻線抵抗の大きさによっては、電流応答ではモータを判別できないおそれがあった。
【0005】
また、判別のためにモータへ通電すると不必要にモータが動く可能性があるため好ましくない、という課題があった。
【0006】
本開示の技術は、モータへの通電を抑制しつつ、モータを判別することのできる制御装置、及び、制御システム、及び判別方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の制御装置は、異なる種類のモータを1つ接続可能であるとともに、各モータに対応して設けられたエンコーダの出力信号に基づいて、接続されたモータを制御可能な制御装置であって、前記モータの種類に応じて複数設けられ、前記エンコーダ用の電源供給をする電源供給路と、所定の選択条件に応じて、複数の前記電源供給路のうち一以上の前記電源供給路を選択する選択部と、前記選択部が選択した電源供給路を介して前記エンコーダに電源供給したときの当該エンコーダからの出力信号の有無に基づいて前記モータの種類を判別する判別部と、を含む。
【発明の効果】
【0008】
本開示の制御装置、制御システム、及び判別方法によれば、モータへの通電を抑制しつつ、モータを判別できる、という効果を得られる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、制御システムの概略構成を示す図である。
図2は、エンコーダ電源供給の切り替えによる判別の例を示す概略図である。
図3は、モータの種類ごとの電流応答の一例を示すグラフの図である。
図4は、制御装置の各部を含む制御システムの機能構成を示すブロック図である。
図5は、判別処理の流れを示すフローチャートである。
図6は、ユニットごとに電源供給路を定める場合の例である。
図7は、変形例のフローを示す図である。
図8は、差動レシーバの回路構成の一例を示す図である。
図9は、モータの種類に応じた複数のケーブルを着脱して接続する場合の例である。
図10は、モータの種類に応じた複数のケーブルを着脱して接続する場合の例である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、開示の技術の実施形態の一例を、図面を参照しつつ説明する。なお、各図面において同一又は等価な構成要素及び部分には同一の参照符号を付与している。また、図面の寸法比率は、説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。
(【0011】以降は省略されています)
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