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公開番号2025059120
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-10
出願番号2023168934
出願日2023-09-29
発明の名称麺帯カット装置
出願人日清食品ホールディングス株式会社
代理人
主分類A21C 11/00 20060101AFI20250403BHJP(ベイキング;生地製造または加工の機械あるいは設備;ベイキングの生地)
要約【課題】即席麺等の生産において使用される麺帯のカットのための新たな方法を開発する。
【解決手段】麺帯のカットのために、ロボットアームを利用し、これのハンド部にカッター部を装着して、必要に応じてコンベア上を搬送される麺帯をカットできるようにしておく。さらに、当該麺帯カット装置は、麺帯の製造における複合麺機及び連続圧延ロール麺機の間に設置されることが好ましい。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
麺帯を搬送するコンベアと、
当該コンベアの所定位置の上部においてその位置を変更可能なハンド部を有するロボットアームと、
前記ハンド部に装着されたカッター部
を備えた麺帯のカット装置。
続きを表示(約 310 文字)【請求項2】
前記麺帯のカット装置が麺帯の製造における複合麺機及び連続圧延ロール麺機の間に設置される請求項1に記載の麺帯カット装置。
【請求項3】
前記麺帯のカット装置がコンベアを搬送中の麺帯をカット可能な請求項1又は2に記載の麺帯カット装置。
【請求項4】
さらに、麺帯厚みの測定機構を備えた請求項1又は2に記載の麺帯カット装置。
【請求項5】
前記コンベアの終端部に伸縮可能な補助コンベアを備えた請求項1又は2に記載の麺帯カット装置。
【請求項6】
前記麺帯カット装置が即席麺の生産ラインにおいて設置される請求項1又は2に記載の麺帯カット装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は麺線の製造工程において利用できる技術に関するものである。特に即席麺において、トラブル時等に、麺帯のカットを自動で実施することによって、後の麺線の製造等のステップにおける廃棄や無駄を防止するのに役立つ技術に関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
即席麺や生麺の麺線の製造工程については、原料配合の混錬→複合→圧延→麺線切出しの各ステップで行われる。まず、小麦粉等の原料を水とともに混合し(混錬工程)、得られためん生地はドウと呼ばれ、当該ドウが二枚の麺帯(粗麺帯)にされ、当該二枚の麺帯(粗麺帯)が重ねて圧延されることによって(複合工程)によって麺帯に調製される。
この麺帯に対して数組の連続圧延ロール麺機により徐々に厚みが薄くなっていき、所定の厚みの麺帯に圧延される(圧延工程)。そして、圧延後の麺帯は切刃ロールに供され、麺線となる(麺線切出し工程)。
【0003】
一方、所定の厚みの麺帯を得るためには主として圧延工程において各ロール圧延機のロール間隔を微調整することによって目的の厚みの麺帯を得ることが多かった。
また、上記の原料の混錬から麺線切出しまでの調製工程(各工程)の自動化を推進しようとする場合、本発明者らの種々の研究の結果、複合工程~麺線切出し工程において搬送される麺帯の厚みについてその厚みの均一性(麺帯の場所ごとに厚みが違っていないこと)を確認しておくことが重要であることを見出した。
【0004】
そして、厚みが目標とする数値よりも一定以上の厚かったり、あるいは薄かったりした場合には、重量過剰や重量不測の麺塊ができるおそれもあり、事前に製造ラインから排除することも重要であることを見出した。
このような場合において、麺帯をカットできる機構を設けておくと、生産上有利である。
【0005】
また、麺厚の不良の場合の他にも、製造ラインのトラブル等によって、麺帯の供給を停止することが必要な場合もある。
加えて、製造ラインの自動化を推進する場合において、作業者が不在の場合にも自動的にカットできる機構を設けておくことで、製造ラインにおける無人化又は作業者数の低減化を図ることができて好ましい。
特に即席麺の製造工程において、製造ラインの無人化や作業者数の低減化の要請が大きい。
一方、このような分野に直接関連する先行技術は少なく、例えば、麺帯のカットの例としては、以下のような麺線群の製造のための先行技術が開示されている程度である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2018-126100
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
そこで本願発明者らは、麺帯のカットのための新たな方法を開発することを課題とした。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本願発明者らは当該麺帯のカットのための方法を種々検討した結果、麺帯のカットのために、ロボットアームを利用し、これのハンド部にカッター部を装着して、必要に応じてコンベア上を搬送される麺帯をカットできるようにしておくことで、上記の課題に対応できることを見出し、本願発明を完成するに至ったのである。
【0009】
すなわち、本願第一の発明は、
“麺帯を搬送するコンベアと、
当該コンベアの所定位置の上部においてその位置を変更可能なハンド部を有するロボットアームと、
前記ハンド部に装着されたカッター部
を備えた麺帯のカット装置。“、である。
【0010】
さらに、麺帯のカットにおいては、麺帯の製造における複合麺機及び連続圧延ロール麺機の間に設置されることが好適である。
すなわち、本願第二の発明は、
“前記麺帯のカット装置が麺帯の製造における複合麺機及び連続圧延ロール麺機の間に設置される請求項1に記載の麺帯カット装置”、である。
(【0011】以降は省略されています)

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