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公開番号2024172018
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-12
出願番号2023089427
出願日2023-05-31
発明の名称ケーキおよびケーキの製造方法
出願人日本製紙株式会社
代理人個人
主分類A21D 2/08 20060101AFI20241205BHJP(ベイキング;生地製造または加工の機械あるいは設備;ベイキングの生地)
要約【課題】 卵や乳成分を含まない場合であっても食感や風味が遜色なく、ボリューム感を有するケーキを提供する。
【解決手段】 糖類、穀粉類、豆乳類、及びカルボキシメチルセルロースを含むことを特徴とする。
【選択図】 なし
特許請求の範囲【請求項1】
糖類、穀粉類、豆乳類、及びカルボキシメチルセルロースを含むことを特徴とするケーキ。
続きを表示(約 660 文字)【請求項2】
卵類を含まないことを特徴とする請求項1に記載のケーキ。
【請求項3】
乳成分を含まないことを特徴とする請求項1又は2に記載のケーキ。
【請求項4】
前記カルボキシメチルセルロースは、固形分1質量%の水分散体としたときのB型粘度(30rpm/25℃)が1~200mPa・sであることを特徴とする請求項1又は2に記載のケーキ。
【請求項5】
前記カルボキシメチルセルロースは、カルボキシメチル置換度が0.2~0.5の範囲にあることを特徴とする請求項1又は2に記載のケーキ。
【請求項6】
前記カルボキシメチルセルロースは、平均粒子径が10~70μmの範囲にあることを特徴とする請求項1又は2に記載のケーキ。
【請求項7】
原料の合計量に対する前記カルボキシメチルセルロースの配合量が、固形分相当で0.1~5質量%であることを特徴とする請求項1又は2に記載のケーキ。
【請求項8】
パウンドケーキであることを特徴とする請求項1又は2に記載のケーキ。
【請求項9】
糖類、穀粉類、豆乳類、及び粉末状のカルボキシメチルセルロースを含む原料を混合する混合工程と、
前記混合工程で得られた生地を型に入れたのち、焼成する焼成工程とを含むケーキの製造方法。
【請求項10】
前記原料に卵類を含まないことを特徴とする請求項9に記載のケーキの製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、カルボキシメチルセルロースを含むケーキ、およびカルボキシメチルセルロースを含むケーキの製造方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
近年健康志向が高まっており、より健康的な食生活をもたらすものとして、動物性原材料に代えて植物性原材料を使用した、いわゆるプラントベース食品が脚光を浴びるようになってきた(例えば特許文献1等)。
【0003】
焼き菓子の一種であるケーキについても、牛乳や卵等を使用しないプラントベースの商品の提供が求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2023-56671号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
卵白に含まれるたんぱく質は、空気を抱き込むことにより泡立ちやすく(起泡性)、更にその気泡は消えにくいという性質(気泡安定性)がある。また卵黄に含まれるレシチンには、乳化作用を促進する効果がある。よって、原料に卵を含まない場合には、生地の膨らみに劣る、膨らんだ生地の安定性に欠けるため焼成後のケーキがボリューム感に劣る等の問題があった。
【0006】
そこで本発明は、卵や乳成分を含まない場合であっても食感や風味が遜色なく、ボリューム感を有するケーキ、及びこのケーキの製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者は、かかる目的を達成するため鋭意検討した結果、カルボキシメチルセルロース(CMC)を配合することが有効であることを見出し、本発明を完成した。
【0008】
本発明は以下を提供する。
(1) 糖類、穀粉類、豆乳類、及びカルボキシメチルセルロースを含むことを特徴とするケーキ。
(2) 卵類を含まないことを特徴とする(1)に記載のケーキ。
(3) 乳成分を含まないことを特徴とする(1)又は(2)に記載のケーキ。
(4) 前記カルボキシメチルセルロースは、固形分1質量%の水分散体としたときのB型粘度(30rpm/25℃)が1~200mPa・sであることを特徴とする(1)又は(2)に記載のケーキ。
(5) 前記カルボキシメチルセルロースは、カルボキシメチル置換度が0.2~0.5の範囲にあることを特徴とする(1)又は(2)に記載のケーキ。
(6) 前記カルボキシメチルセルロースは、平均粒子径が10~70μmの範囲にあることを特徴とする(1)又は(2)に記載のケーキ。
(7) 原料の合計量に対する前記カルボキシメチルセルロースの配合量が、固形分相当で0.1~5質量%であることを特徴とする(1)又は(2)に記載のケーキ。
(8) パウンドケーキであることを特徴とする(1)又は(2)に記載のケーキ。
(9) 糖類、穀粉類、豆乳類、及び粉末状のカルボキシメチルセルロースを含む原料を混合する混合工程と、前記混合工程で得られた生地を型に入れたのち、焼成する焼成工程とを含むケーキの製造方法。
(10) 前記原料に卵類を含まないことを特徴とする(9)に記載のケーキの製造方法。
(11) 前記原料に乳成分を含まないことを特徴とする(9)又は(10)に記載のケーキの製造方法。
(12) 前記ケーキがパウンドケーキであることを特徴とする(9)又は(10)に記載のケーキの製造方法。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、卵や乳成分を含まない場合であっても食感や風味が遜色なく、ボリューム感を有するケーキを提供することができる。また、このケーキの製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施例1~3及び比較例1のケーキの写真(上段:上からの写真、下段:断面写真)である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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