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公開番号2025059121
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-10
出願番号2023168935
出願日2023-09-29
発明の名称麺帯の厚み測定装置
出願人日清食品ホールディングス株式会社
代理人
主分類A21C 3/02 20060101AFI20250403BHJP(ベイキング;生地製造または加工の機械あるいは設備;ベイキングの生地)
要約【課題】即席麺等の生産において使用される麺帯の厚み測定のための新たな方法を開発する。
【解決手段】麺帯の厚みの測定のためにロボットアームを利用し、ハンド部に距離センサーを装着して、センサーを組み合わせることで好適に当該厚みを検査できる麺帯の厚み測定装置とする。また、当該麺帯の厚み測定装置は麺帯の製造における複合麺機及び連続圧延ロール麺機の間に設置されることが好ましい。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
麺帯を搬送するコンベアと、
当該コンベアの所定位置の上部においてその位置を変更可能なハンド部を有するロボットアームと、
前記ハンド部に装着された距離センサーと、
を備えた、麺帯の厚み測定装置。
続きを表示（約 260 文字）【請求項２】
前記麺帯の厚み測定装置が麺帯の製造における複合麺機及び連続圧延ロール麺機の間に設置される請求項１に記載の麺帯の厚み測定装置。
【請求項３】
前記麺帯の厚み測定装置がコンベアを搬送中の麺帯の厚みを測定可能な請求項１又は２に記載の麺帯の厚み測定装置。
【請求項４】
さらに、前記ハンド部に麺帯のカット機構を備えた請求項１又は２に記載の麺帯の厚み測定装置。
【請求項５】
前記麺帯の厚み測定装置が即席麺の生産ラインにおいて設置される麺帯の厚み測定装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は麺線の製造工程において利用できる技術に関するものである。特に即席麺において、麺帯の厚みを自動で測定しておくことで後の麺線の製造等の後のステップにおいて重量の調整等に役立つ技術に関するものである。
続きを表示（約 1,300 文字）【背景技術】
【０００２】
麺線の製造工程については、原料配合の混錬→複合→圧延→麺線切出しの各ステップで行われる。まず、小麦粉等の原料を水とともに混合し（混錬工程）、得られた麺生地はドウと呼ばれ、当該ドウが二枚の麺帯（粗麺帯）にされ、当該二枚の麺帯（粗麺帯）が重ねて圧延されることによって（複合工程）によって麺帯に調製される。
【０００３】
この麺帯に対して数組の連続圧延ロール麺機により徐々に厚みが薄くなっていき、所定の厚みの麺帯に圧延される（圧延工程）。そして、圧延後の麺帯は切刃ロールに供され、麺線となる（麺線切出し工程）。
一方、所定の厚みの麺帯を得るためには主として圧延工程において各ロール圧延機のロール間隔を微調整することによって目的の厚みの麺帯を得ることが多かった。
【０００４】
一方、上記の原料の混錬から麺線切出しまでの調製工程（各工程）の自動化を推進しようとする場合、本発明者らの種々の研究の結果、複合工程によって得られる麺帯（粗麺帯を二枚重ね圧延したもの）の厚みについてその厚みの均一性（麺帯の場所ごとに厚みが違っていないこと）を自動で確認しておくことが重要であることを見出した。
一方、このような分野に直接関連する先行技術は少なく、例えば、麺帯の厚みの測定の例としては、以下のような麺線群の製造のための先行技術が開示されている程度である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００５】
特開2017-216986
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００６】
そこで本願発明者らは、麺帯の厚みの測定のための方法を種々検討した。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
そこで本願発明者らは種々検討した結果、上記の複合工程後の麺帯を圧延工程に移行するためのコンベア搬送の途中において、麺帯の厚みをロボットハンドを利用し、これと距離センサーを組み合わせることで好適に当該厚みを検査できることを見出し、本発明を完成するに至ったものである。
【０００８】
すなわち、本願第一の発明は、
“麺帯を搬送するコンベアと、
当該コンベアの所定位置の上部においてその位置を変更可能なハンド部を有するロボットアームと、
前記ハンド部に装着された距離センサーと、
を備えた、麺帯の厚み測定装置。“、である。
【０００９】
次に、当該麺帯の厚み測定装置は、麺帯の製造における複合麺機及び連続圧延ロール麺機の間に設置されることが好ましい。
すなわち、本願第二の発明は、
“前記麺帯の厚み測定装置が麺帯の製造における複合麺機及び連続圧延ロール麺機の間に設置される請求項１に記載の麺帯の厚み測定装置。”、である。
【００１０】
次に、本発明においては、麺帯の厚みの測定をコンベアでの搬送中に実施することが好ましい。
すなわち、本願第三の発明は、
“前記麺帯の厚み測定装置がコンベアを搬送中の麺帯の厚みを測定可能な請求項１又は２に記載の麺帯の厚み測定装置。”である。
（【００１１】以降は省略されています）

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