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公開番号
2025139088
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-26
出願番号
2024037835
出願日
2024-03-12
発明の名称
トンネルセントル
出願人
岐阜工業株式会社
代理人
個人
主分類
E21D
11/10 20060101AFI20250918BHJP(地中もしくは岩石の削孔;採鉱)
要約
【課題】コンクリート打設空間内へコンクリートを供給する際に点検口から十分な監視やバイブレータ操作をすることが可能なトンネルセントルを提供する。
【解決手段】既設の二次覆工コンクリートChの端部Ch1とトンネルセントル1の外周端部111とで一端S1が閉鎖されたコンクリート打設空間Sがトンネル内周T1との間に形成され、コンクリート打設空間S内へ開口するコンクリート供給口21が、一端S1からコンクリート打設空間Sの他端方向へ間隔おいてトンネルセントル1の外周112頂部に設けられ、さらにコンクリート供給口21よりコンクリート打設空間Sの他端方向へ間隔おいてトンネルセントル1の外周112頂部に点検口22が設けられ、コンクリート供給口21と点検口22の間のトンネルセントル1の外周111頂部に、外方のトンネル内周T1に向けて進出可能な堰部材としてのエアチューブ3が設けられている。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
既設の二次覆工コンクリートの端部とトンネルセントルの外周端部とで一端が閉鎖されたコンクリート打設空間がトンネル内周との間に形成され、前記コンクリート打設空間内へ開口するコンクリート供給口が、前記一端から前記コンクリート打設空間の他端方向へ間隔おいて前記トンネルセントルの外周頂部に設けられ、さらに前記コンクリート供給口より前記コンクリート打設空間の他端方向へ間隔おいて前記トンネルセントルの外周頂部に点検口が設けられ、前記コンクリート供給口と前記点検口の間の前記トンネルセントルの外周頂部に、外方の前記トンネル内周に向けて進出可能な堰部材が設けられているトンネルセントル。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記堰部材を、その膨張時に外方の前記トンネル内周に向けて所定量進出するエアチューブとした請求項1に記載のトンネルセントル。
【請求項3】
前記エアチューブを複数積み重ね、最上位のエアチューブを前記トンネル内周に圧接させた請求項2に記載のトンネルセントル。
【請求項4】
前記最上位のエアチューブをこれの下位の前記エアチューブの長さの半分よりも短くして一対設け、これら一対の前記最上位のエアチューブを前記下位のエアチューブの両端部上にそれぞれ積み重ねて、前記一対の最上位のエアチューブの間の、前記トンネル内周との間に間隙を形成した請求項3に記載のトンネルセントル。
【請求項5】
前記エアチューブの両端部を、膨張時に当該エアチューブの中間部よりも外方の前記トンネル内周に向けて大きく進出して当該トンネル内周に圧接する形状とした請求項2に記載のトンネルセントル。
【請求項6】
前記堰部材として、前記トンネルセントル内から外方の前記トンネル内周に向けて所定量進出する堰板を設けた請求項1に記載のトンネルセントル。
【請求項7】
コンクリート供給口と点検口の間のトンネルセントルの外周に設けられる堰部材であって、当該堰部材をエアチューブで構成し、当該エアチューブの両端部を、膨張時に当該エアチューブの中間部よりも大きく進出してトンネル内周に圧接可能な形状としたトンネルセントル用堰部材。
【請求項8】
前記エアチューブの前記両端部が前記中間部上に折り畳まれており、膨張時に前記両端部が前記エアチューブの中間部上に重なった状態で膨張進出してトンネル内周に圧接可能な請求項7に記載のトンネルセントル用堰部材。
【請求項9】
既設の二次覆工コンクリートの端部とトンネルセントルの外周端部とで一端が閉鎖されたコンクリート打設空間がトンネル内周との間に形成され、前記コンクリート打設空間内へ開口するコンクリート供給口が、前記一端から前記コンクリート打設空間の他端方向へ間隔おいて前記トンネルセントルの外周頂部に設けられ、さらに前記コンクリート供給口より前記コンクリート打設空間の他端方向へ間隔おいて前記トンネルセントルの外周頂部に点検口が設けられているトンネルセントルに使用される堰部材であって、前記コンクリート供給口と前記点検口の間の前記トンネルセントルの外周頂部に設置されてその膨張時に外方の前記トンネル内周に向けて所定量進出可能なエアチューブで構成されたトンネルセントル用堰部材。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明はトンネルセントルに関し、特にコンクリート打設空間に開口するコンクリート供給口と点検口を外周に設けたトンネルセントルに関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
図16にはトンネルセントル1の外周の拡大縦断面を示し、トンネルセントル1の型枠11の坑口側の外周端部111が既設の二次覆工コンクリートの切羽側端部Ch1と接し、これによって坑口側の一端S1が閉鎖されたコンクリート打設空間Sがトンネル内周T1との間に形成されている。そして、上記一端S1から切羽側の他端方向へ離れた位置でコンクリート打設空間Sに面する型枠11の外周面112頂部に、コンクリート供給管2のコンクリート供給口21が開口している。そして、コンクリート供給口21よりもさらに切羽側へ離れた位置に点検口22が設けられている。
なお、特許文献1には、止水にエアバッグを使用したものが示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平5-148885
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上記従来のトンネルセントル1で、図16に示すようにコンクリート打設空間S内へコンクリート供給口21からコンクリートCnを供給した場合、供給されたコンクリートCnが往々にして既設の二次覆工コンクリートChの端部Ch1に近いコンクリート打設空間Sの一端S1では十分に充填されず空洞hoを生じることがあり、その監視とさらにはバイブレータVbを供給コンクリートCn内へ挿入して十分な充填と締固めが行われるようにこれを操作するために、点検口22から作業員Mがコンクリート打設空間S内へ顔を出している。しかし、供給された締固め前のコンクリートCnが点検口22方向へも流れてくるため、十分な監視やバイブレータVbの操作をすることなく点検口22を閉鎖する必要があった。
【0005】
そこで、本発明はこのような課題を解決するもので、コンクリート打設空間内へコンクリートを供給する際に点検口から十分な監視やバイブレータ操作をすることが可能なトンネルセントルを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明では、既設の二次覆工コンクリート(Ch)の端部(Ch1)とトンネルセントル(1)の外周端部(111)とで一端(S1)が閉鎖されたコンクリート打設空間(S)がトンネル内周(T1)との間に形成され、前記コンクリート打設空間(S)内へ開口するコンクリート供給口(21)が、前記一端(S1)から前記コンクリート打設空間(S)の他端方向へ間隔おいて前記トンネルセントル(1)の外周(112)頂部に設けられ、さらに前記コンクリート供給口(21)より前記コンクリート打設空間(S)の他端方向へ間隔おいて前記トンネルセントル(1)の外周(112)頂部に点検口(22)が設けられ、前記コンクリート供給口(21)と前記点検口(22)の間の前記トンネルセントル(1)の外周(111)頂部に、外方の前記トンネル内周(T1)に向けて進出可能な堰部材(3,3A,3B,3C,5,6)が設けられている。
【0007】
本発明において、コンクリート供給口からコンクリート打設空間内へコンクリートを供給しても、供給されたコンクリートは堰部材に遮られて点検口方向への流入を阻止される。そこで、点検口から顔を出した作業員は、堰部材の上方や堰部材自体に形成された間隙から、供給されたコンクリートの様子を観察し、必要な場合には間隙を経て、供給されたコンクリート内へバイブレータを挿入してコンクリート打設空間の一端におけるコンクリートの充填を促進することができる。
【0008】
好ましい態様では、前記堰部材として、膨張時に外方のトンネル内周(T1)に向けて所定量進出するエアチューブ(3,6)を設ける。
【0009】
さらに好ましい態様では、前記エアチューブ(3A,3B)を複数積み重ね、最上位のエアチューブ(3B)を前記トンネル内周(T1)に圧接させる。
【0010】
他の好ましい態様では、前記最上位のエアチューブ(3C)をこれの下位のエアチューブ(3A)の長さの半分よりも短くして一対設け、これら一対の最上位のエアチューブ(3C)を前記下位のエアチューブ(3A)の両端部上にそれぞれ積み重ねて、前記一対の最上位のエアチューブ(3C)の間の、前記トンネル内周(T1)との間に間隙(G)を形成する。
(【0011】以降は省略されています)
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