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公開番号2025068896
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-30
出願番号2023179001
出願日2023-10-17
発明の名称プレス金型の研磨方法
出願人トヨタ紡織株式会社
代理人個人,個人
主分類B24B 7/16 20060101AFI20250422BHJP(研削;研磨)
要約【課題】複数のパンチ及び複数のダイの研磨を効率よく行うことができるプレス金型の研磨方法を提供する。
【解決手段】プレス金型の研磨方法は、パンチ搬送工程とパンチ研磨工程とを備えている。パンチ搬送工程では、複数のパンチ33が固定された状態のパンチプレート32を、研磨装置50へ搬送する。パンチ研磨工程では、パンチプレート32に複数のパンチ33が固定された状態で、複数のパンチ33の先端を同一平面上に位置するように研磨装置50によって研磨する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
ダイ孔を有する複数のダイが固定されるダイプレートと、前記ダイとの協働によりワークを打ち抜く複数のパンチが固定されるとともに、前記ダイプレートに対して進退可能であるパンチプレートとを備えるプレス金型に適用され、前記パンチを研磨するプレス金型の研磨方法であって、
複数の前記パンチが固定された状態の前記パンチプレートを、研磨装置へ搬送する搬送工程と、
前記パンチプレートに複数の前記パンチが固定された状態で、複数の前記パンチの先端を同一平面上に位置するように前記研磨装置によって研磨する研磨工程と、を備える、
プレス金型の研磨方法。
続きを表示(約 700 文字)【請求項2】
前記研磨工程の前に、複数の前記パンチの軸線方向に直交する直交方向への前記パンチの変位を規制する規制プレートを複数の前記パンチに取り付ける取付工程を備え、
前記規制プレートは、複数のパンチがそれぞれ挿通される規制孔を有し、
前記研磨工程では、複数の前記パンチにおいて前記規制孔よりも突出した部分を同一平面上に位置するように前記研磨装置によって研磨する、
請求項1に記載のプレス金型の研磨方法。
【請求項3】
前記プレス金型は、前記ダイプレートが固定される固定側ダイセットと、前記パンチの基端側に位置し、前記パンチプレートが固定される可動側ダイセットと、を備え、
前記取付工程では、前記パンチプレート及び前記可動側ダイセットの少なくとも一方と前記規制プレートとの間にスペーサを配置する、
請求項2に記載のプレス金型の研磨方法。
【請求項4】
ダイ孔を有する複数のダイが固定されるダイプレートと、前記ダイとの協働によりワークを打ち抜く複数のパンチが固定されるとともに、前記ダイプレートに対して進退可能であるパンチプレートとを備えるプレス金型に適用され、前記ダイを研磨するプレス金型の研磨方法であって、
複数の前記ダイが固定された状態の前記ダイプレートを、研磨装置へ搬送する搬送工程と、
前記ダイプレートに複数の前記ダイが固定された状態で、複数の前記ダイの先端面と前記ダイプレートとを同一平面上に位置するように前記研磨装置によって研磨する研磨工程と、を備える、
プレス金型の研磨方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、プレス金型の研磨方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、積層鉄心の製造装置が記載されている。
特許文献1に記載の製造装置は、下側ホルダ、下側ホルダの上方に位置するとともに、昇降可能に構成された上側ホルダ、及び下側ホルダと上側ホルダとの間に設けられたプレス金型を備える。プレス金型は、下側ホルダの上面に固定されたダイプレート、ダイプレートに固定された複数のダイ、上側ホルダの下面に固定されたパンチプレート、及びパンチプレートに固定され、ダイ孔と対応した位置に設けられる複数のパンチを備える。ダイには、ダイを上下方向に貫通するダイ孔が設けられている。ダイプレートの上面に帯状薄鋼板が載置された状態において、上側ホルダの降下に伴ってパンチの先端がダイ孔の内部に進入することで帯状薄鋼板から鉄心薄板が打ち抜かれる。
【0003】
また、こうしたプレス金型では、ワークとの摩擦によりダイ孔の開口縁及びパンチの先端が摩耗することで、ダイ及びパンチの切れ味が悪くなる。そこで、ダイの上面及びパンチの先端が定期的に研磨される。
【0004】
また従来、例えば順送プレス装置のプレス金型においては、複数のダイが1つのダイプレートに固定されるものがある。また、順送プレス装置のプレス金型においては、複数のパンチが1つのパンチプレートに固定されるものがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2023-083475号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、プレス金型では、複数のダイをダイプレートから取り外した状態で、各ダイの上面が研磨される。また、複数のパンチをパンチプレートから取り外した状態で、各パンチの先端が研磨される。このため、ダイとパンチとを研磨する際に、ダイプレート及びパンチプレートからダイ及びパンチをそれぞれ取り外す手間や、ダイプレート及びパンチプレートへダイ及びパンチをそれぞれ取り付ける手間がかかる。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するためのプレス金型の研磨方法は、ダイ孔を有する複数のダイが固定されるダイプレートと、前記ダイとの協働によりワークを打ち抜く複数のパンチが固定されるとともに、前記ダイプレートに対して進退可能であるパンチプレートとを備えるプレス金型に適用され、前記パンチを研磨するプレス金型の研磨方法であって、複数の前記パンチが固定された状態の前記パンチプレートを、研磨装置へ搬送する搬送工程と、前記パンチプレートに複数の前記パンチが固定された状態で、複数の前記パンチの先端を同一平面上に位置するように前記研磨装置によって研磨する研磨工程と、を備える。
【0008】
同方法によれば、複数のパンチがパンチプレートに固定された状態で研磨装置へ搬送される。また、複数のパンチがパンチプレートに固定された状態で、複数のパンチの先端が同一平面上に位置するように研磨装置によって研磨される。このため、パンチプレートからパンチを取り外す手間や、パンチプレートへパンチを取り付ける手間を省略できる。したがって、複数のパンチの研磨を効率よく行うことができる。
【0009】
また、上記課題を解決するためのプレス金型の研磨方法は、ダイ孔を有する複数のダイが固定されるダイプレートと、前記ダイとの協働によりワークを打ち抜く複数のパンチが固定されるとともに、前記ダイプレートに対して進退可能であるパンチプレートとを備えるプレス金型に適用され、前記ダイを研磨するプレス金型の研磨方法であって、複数の前記ダイが固定された状態の前記ダイプレートを、研磨装置へ搬送する搬送工程と、前記ダイプレートに複数の前記ダイが固定された状態で、複数の前記ダイの先端面と前記ダイプレートとを同一平面上に位置するように前記研磨装置によって研磨する研磨工程と、を備える。
【0010】
同方法によれば、複数のダイがダイプレートに固定された状態で研磨装置へ搬送される。また、複数のダイがダイプレートに固定された状態で、複数のダイの先端面とダイプレートとが同一平面上に位置するように研磨装置によって研磨される。このため、ダイプレートからダイを取り外す手間や、ダイプレートへダイを取り付ける手間を省略できる。
(【0011】以降は省略されています)

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