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公開番号2025088349
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-11
出願番号2023203009
出願日2023-11-30
発明の名称研磨体
出願人個人
代理人個人,個人,個人
主分類B24D 3/00 20060101AFI20250604BHJP(研削;研磨)
要約【課題】研磨対象物を汚損せずに研磨対象物の種々の部分の汚れを除去することが可能な研磨体を提供することを目的とする。
【解決手段】研磨体1は、カオリナイトを含む焼成粘土から形成され、モース硬度が4から5であり、全体が略四角柱形状であり、長手方向の両端面が長手方向に対して斜めの形状を有し、長手方向の両端面のうち一方端面は外側に膨らむように湾曲した形状を有し、他方端面は平坦な形状を有することを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
カオリナイトを含む焼成粘土から形成され、モース硬度が４から５である研磨体。
続きを表示（約 140 文字）【請求項２】
全体が略四角柱形状であり、長手方向の両端面が長手方向に対して傾斜した形状を有する請求項１に記載の研磨体。
【請求項３】
前記長手方向の両端面のうち一方端面は外側に膨らむように湾曲した形状を有し、他方端面は平坦な形状を有する請求項２に記載の研磨体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、研磨体に関する。
続きを表示（約 1,400 文字）【背景技術】
【０００２】
例えば墓石に用いられる御影石といった石材の接着や目地の施工にはセメントが使用される。そのセメント目地は経年時には黒ずんで汚れてしまうことが多い。この黒ずみ汚れは、各種洗剤を用いても充分には洗浄できず、高圧洗浄機を用いても洗浄できない。また、経年に伴い、石材の平面全体および彫られた文字、図柄等の窪み形状の部分にも黒ずみ、水あか等の汚れがしみついてしまう。
【０００３】
カッタースクレーパーといった鉄を原料としたカッターナイフの刃を使用した道具によって黒ずみ汚れを擦り落とすことはできる。しかし、カッターナイフに含まれる鉄分が石材に付着し、付着した鉄分に錆が生じてしまい、石材の意匠性を損ねてしまう。また、繊維強化プラスチックを使用したスクレーパーによっても、黒ずみ汚れを落とすことは可能だが、汚れを落としきるには力を要することに加え、時間も要し、効率的に汚れを落とすことは難しい。
【０００４】
また、汚れを落とすために、特許文献１に開示されている目地削除工具を用いることが考えられる。しかし、この工具は、細く平坦で直線的な部分の目地剤を削り落とすことに適しているが、広い平坦な平面および彫られた文字、図柄等の湾曲した窪み形状の部分を有する石材の汚れを落とすことは困難である。また、この工具は硬質チップを備える為、研磨対象物を傷付けるおそれがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００５】
特開２００２―３０９７７０号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００６】
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、研磨対象物を汚損せずに研磨対象物の種々の部分の汚れを除去することが可能な研磨体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
本発明にかかる研磨体は、カオリナイトを含む焼成粘土から形成され、モース硬度が４から５である。また、全体を略四角柱形状で、長手方向の両端面が長手方向に対して傾斜した形状とすることが望ましい。さらに、長手方向の両端面のうち一方端面は外側に膨らむように湾曲した形状を有し、他方端面は平坦な形状とすることが望ましい。
【発明の効果】
【０００８】
本発明にかかる研磨体は、カオリナイトを含む焼成粘土から形成され、モース硬度が４から５程度である。よって、研磨対象物を汚損せずに研磨対象物の種々の部分の汚れを除去することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
実施の形態にかかる研磨体の全体斜視図である。
実施の形態にかかる研磨体の右側面図である。
実施の形態にかかる研磨体の底面図である。
実施の形態にかかる研磨体の平面図である。
（Ａ）～（Ｃ）は、実施の形態にかかる研磨体の使用方法を例示する図である。
（Ａ）、（Ｂ）は、研磨体の変形例を示す全体斜視図である。
（Ａ）、（Ｂ）は、研磨体の変形例を示す全体斜視図である。
（Ａ）は、未研摩の研磨対象物の写真、（Ｂ）は、実施例にかかる研磨体を用いて研磨対象物に彫られた文字を研摩した後の写真である。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
以下、本発明の実施の形態にかかる研磨体について詳説する。
（【００１１】以降は省略されています）

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