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公開番号
2025072518
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-09
出願番号
2025017552,2022189340
出願日
2025-02-05,2022-11-28
発明の名称
インク組成物
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C09D
11/037 20140101AFI20250430BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】 複数の媒体に対して、高い分散安定性を有するインク組成物を提供することを目的とする。
【解決手段】 光応答性を有するナノ粒子10と、イオン性を呈する構造単位を含む複数の結合部30と複数の結合部20を介してナノ粒子10に複数個所で結合される高分子部40とを有するシェル状配位子20と、重合性化合物50と、を含むインク組成物200である。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
光応答性を有するナノ粒子と、イオン性を呈する構造骨格を含む複数の結合部と前記複数の結合部を介して前記ナノ粒子と複数個所で結合する高分子部とを含むシェル状配位子と、
エネルギーを受けて重合される重合性化合物と、を含むインク組成物。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
前記複数の結合部は、双性イオン性の構造骨格を含む請求項1に記載のインク組成物。
【請求項3】
前記複数の結合部は、ベタイン構造および4級アンモニウム塩のうちの少なくともいずれかの構造骨格を含む請求項1または2に記載のインク組成物。
【請求項4】
前記複数の結合部は、式(1)~式(5)の少なくともいずれか一方の構造単位を含む請求項1または2に記載のインク組成物。
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2025072518000031.tif
90
79
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61
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49
75
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2025072518000035.tif
56
74
ここで、式(1)~式(5)中、R
1
~R
5
、R
12
~R
15
はそれぞれ独立して、水素原子及びアルキル基のいずれかを、R
6
~R
11
は、アルキル基及びアリール基のいずれかを、Nは窒素原子を、A
1
~A
7
は連結基を、X
-
はアニオンを、Y
-
はCOO
-
基又はSO
3
-
基を、「*」は高分子部に対する結合手を、表す。
【請求項5】
前記複数の結合部のそれぞれは、式(1)~式(5)の少なくともいずれかで表される構造単位を含む請求項4に記載のインク組成物。
【請求項6】
前記高分子部は、式(6)~式(8)の少なくともいずれかで表される構造単位を有す請求項1または2に記載のインク組成物。
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70
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ここで、式(6)~式(8)中、R
16
、R
18
は、それぞれ独立して水素原子及びアルキル基のいずれかを表し、R
17
はアルキル基、カルボン酸エステル基、カルボン酸アミド基、アルコキシ基及びアリール基のいずれかを表し、R
19
はアルキル基を表し、Bは前記結合部に対する結合手を表す。
【請求項7】
前記シェル状配位子は、前記ナノ粒子に配位している部分を少なくとも有する請求項1または2に記載のインク組成物。
【請求項8】
前記シェル状配位子は、前記高分子部より外側に延びる有機基を有している請求項1または2に記載のインク組成物。
【請求項9】
前記有機基は、前記結合部および前記高分子部の少なくともいずれかが含むアルキル基の一部である請求項8に記載のインク組成物。
【請求項10】
前記有機基は、前記重合性化合物と相溶する請求項8に記載のインク組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、インク組成物に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
量子ドットなどの光応答性ナノ粒子は、バルク系と離散系の中間的な電子物性を持つことから、特異な光吸収特性、発光特性を持つことが知られている。したがって、かかる光応答性ナノ粒子は、ディスプレイ、太陽電池、レーザーなど、広範な産業用途での応用が期待されている。
【0003】
適用先のデバイスに応じたパターニング、または、原料の調達、流通過程、製造過程における粒径、分散性の管理がしやすくなる点から、光応答性ナノ粒子を溶媒や重合性モノマーなどの媒体中に分散させてインクとして取り扱うことが期待されている。光応答性のナノ粒子の媒体中の粒径、分散性は、デバイス化した際の量子ドットの量子効率に影響を与えるものとして知られている。
【0004】
一方で、光応答性ナノ粒子は、数nmから数十nm程度と粒径が小さく大きな比表面積を呈するため、媒体と接する界面の影響を受けて凝集しやすい場合があり、媒体中での分散性が維持されない場合があった。特許文献1は、カルボキシ基を含む光重合性化合物を使用することにより、量子ドットを媒体中に分散させたインク組成物を開示している。本願明細書において、媒体は、量子ドットが分散される受け皿となる材料であり、所定のエネルギーを受ける段階までは少なくとも流動性を有する溶媒、低分子の重合性化合物が含まれる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2016-71362号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に記載されたインク組成物では、媒体の構造や物性を規定することで光応答性のナノ粒子の分散性を向上させているため、インク組成物の分散安定性において媒体の選択の制約を受ける場合があった。複数の媒体に対して分散安定性が担保されたインク組成物が求められていた。
【0007】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、複数の媒体に対して分散安定性が担保されたインク組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の実施形態に係るインク組成物は、光応答性を有するナノ粒子と、イオン性を呈する構造単位を含む複数の結合部と前記複数の結合部を介して前記ナノ粒子と複数個所で結合する高分子部と、を有するシェル状配位子と、重合性化合物と、を含むことを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、複数の媒体に対して分散安定性が担保されたインク組成物を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
第1の実施形態に係るインク組成物の分散状態(a)と、結合部(b)及び高分子部(c)の概略構成、とを示す図である。
第2の実施形態に係るインク組成物の分散状態を示す図である。
第1の参考形態に係るインク組成物の調合直後(a)と経時後(b)の分散状態を示す図である。
第3の実施形態に係るインク組成物(a)と第4の実施形態に係る波長変換層(b)の概略構造を示す図である。
第5の実施形態に係るインク組成物の分散状態(a)と、結合部(b)及び高分子部(c)の概略構成、とを示す図である。
第6の実施形態に係るインク組成物の分散状態(a)と、結合部(b)及び有機高分子部(c)の概略構成、とを示す図である。
第7の実施形態に係るインク組成物の分散状態を示す図である。
第2の参考形態に係るインク組成物の調合直後(a)と経時後(b)の分散状態を示す図である。
第1の実施形態に係るインク組成物(a)と第8の波長変換層(b)の概略構造を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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