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公開番号
2025073556
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-13
出願番号
2023184466
出願日
2023-10-27
発明の名称
フィルム付き支持フレーム、支持フレーム及び被支持物の処理方法
出願人
株式会社ディスコ
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
H01L
21/673 20060101AFI20250502BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】スピン乾燥等により乾燥する際に、被処理物の処理に使用した洗浄液等の液体が、フレームユニットから排出されやすくなるフィルム付き支持フレームを提供する。
【解決手段】開口部を有する金属製の支持フレームと、開口部を覆うように支持フレームに貼付されたフィルムと、を備えるフィルム付き支持フレームであって、支持フレームは、フィルムが接触する第1面と、第1面とは反対側の第2面と、第1面と該第2面との双方に接続され、第1面と第2面との双方に開口する開口部を規定する第3面と、を備え、第3面は、第1面に対して平行な方向における開口部の長さが第1面側より該第2面側で大きくなるように、第1面に対して傾斜した部分を有するフィルム付き支持フレームを提供する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
開口部を有する金属製の支持フレームと、該開口部を覆うように該支持フレームに貼付されたフィルムと、を備えるフィルム付き支持フレームであって、
該支持フレームは、該フィルムが接触する第1面と、該第1面とは反対側の第2面と、
該第1面と該第2面との双方に接続され、該第1面と該第2面との双方に開口する該開口部を囲む第3面と、を備え、
該第3面は、該第1面に平行な方向における該開口部の長さが該第1面側よりも該第2面側で大きくなるように、該第1面に対して傾斜した部分を有することを特徴とするフィルム付き支持フレーム。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
該部分は、該第1面側の第1部分と、該第2面側の第2部分と、を含み、
該第1部分と該第1面とがなす角度と、該第2部分と該第1面とがなす角度と、が異なることを特徴とする請求項1に記載のフィルム付き支持フレーム。
【請求項3】
該第1部分と該第1面とがなす角度は、該第2部分と該第1面とがなす角度よりも小さいことを特徴とする請求項2に記載のフィルム付き支持フレーム。
【請求項4】
該第3面は、撥液性又は親液性を有することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のフィルム付き支持フレーム。
【請求項5】
開口部を有する金属製の支持フレームであって、
使用時にフィルムが接触する第1面と、
該第1面とは反対側の第2面と、
該第1面と該第2面との双方に接続され、該第1面と該第2面との双方に開口する該開口部を規定する第3面と、を備え、
該第3面は、該第1面に平行な方向における該開口部の長さが該第1面側よりも該第2面側で大きくなるように、該第1面に対して傾斜した部分を有する支持フレーム。
【請求項6】
該部分は、該第1面側の第1部分と、該第2面側の第2部分と、を含み、
該第1部分と該第1面とがなす角度と、該第2部分と該第1面とがなす角度と、が異なることを特徴とする請求項5に記載の支持フレーム。
【請求項7】
該第1部分と該第1面とがなす角度は、該第2部分と該第1面とがなす角度よりも小さいことを特徴とする請求項6に記載の支持フレーム。
【請求項8】
該第3面は、撥液性又は親液性を有することを特徴とする請求項5から請求項7のいずれかに記載の支持フレーム。
【請求項9】
請求項5から請求項7のいずれかに記載の該支持フレームを用いて該フィルムに支持された被支持物に処理を施す被支持物の処理方法であって、
該開口部を覆うように該支持フレームの該第1面に該フィルムを貼付し、かつ、該開口部に配置された該被支持物に該フィルムを貼付することにより、該支持フレームと、該フィルムと、該被支持物と、で構成されるフレームユニットを形成するフレームユニット形成ステップと、
該フレームユニット形成ステップの後、該被支持物に液体を供給することにより、該液体で該被支持物を処理する処理ステップと、
該処理ステップの後、該開口部を通る回転軸の周りに該フレームユニットを回転させることにより、該被支持物又は該フィルムに残留する該液体を遠心力により該フレームユニットから排出する排出ステップと、を含むことを特徴とする被支持物の処理方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、フィルム付き支持フレーム、支持フレーム及び被支持物の処理方法に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
半導体ウェーハ等の被加工物に対して加工(切削加工、レーザー加工等)を行う際には、被加工物(被支持物)は支持フレームに支持される。支持フレームは、例えば、中央に開口部を有するリングフレームである。支持フレームの一方の面には、支持フレームの開口部を塞ぐようにフィルムが貼付される。そして、開口部に配置された被加工物にもこのフィルムが貼付されることにより、支持フレームと、フィルムと、被加工物と、が一体化されたフレームユニットが形成される。フレームユニットが加工装置に搬入され、被加工物が加工される(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
被加工物を加工する加工装置は、例えば、被加工物を加工する加工ユニットと、被加工物を洗浄するスピンナー洗浄ユニットと、を備える。スピンナー洗浄ユニットは、被加工物を保持する保持テーブルと、保持テーブルで保持された被加工物に洗浄液を供給して被加工物を洗浄する洗浄ユニットと、を備える。保持テーブルの上面は、被加工物に負圧を作用させる保持面となっている。保持テーブルは、保持面を貫く軸の周りに回転する。
【0004】
加工ユニットによる被加工物の加工が終了した後には、被加工物は、スピンナー洗浄ユニットにより洗浄及び乾燥される。スピンナー洗浄ユニットでは、被加工物がフィルムを介して保持テーブルにより保持される。そして、保持テーブルが回転している状態で液体(洗浄液)がフレームユニットの被加工物に供給されることにより、被加工物がスピン洗浄される。その後、保持テーブルが回転している状態でエアーが被加工物に供給されることにより、被加工物がスピン乾燥される(例えば、特許文献2を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2020-178102号公報
特開2021-145089号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記のように、被加工物に液体が供給された後には、スピン乾燥等の乾燥処理が行われる。このスピン乾燥では、被加工物等に残留する液体に保持テーブルの回転に伴い生じる遠心力が作用し、液体がフレームユニットから除去される。
【0007】
ところで、支持フレームは、フィルムが貼着される第1面と、その反対側の第2面と、第1面と第2面との双方に接続され、第1面と第2面との双方に開口する開口部を規定する第3面(内周面)と、を有する。この第3面は、第1面及び第2面に対して垂直に形成されているため、被加工物等に残留する液体(洗浄液)がスピン乾燥時に遠心力によりフレームユニットの外部に進行する際の障壁となる。すなわち、スピン乾燥時においてフレームユニットからの液体の排出が第3面によって阻害される。その結果、支持フレームの第3面近くのフィルムの表面には、液体が残留しやすい。
【0008】
フィルムの表面に残留した液体は、フレームユニットの搬送時に発生する振動等により飛散し、フィルムに固定されている被加工物や近くに保管されている他の被加工物の表面に付着してしまう場合がある。そして、被加工物の表面で液体が乾燥すると跡が残るため、被加工物に外観不良等を引き起こす恐れがある。また、洗浄には液体としてエッチング液等の薬液が用いられる場合があり、この場合、薬液がフィルムに残留することによりフィルムが腐食してしまう恐れがある。
【0009】
したがって、本発明の目的は、フィルムを介して支持フレームにより支持された被支持物の処理に用いられる液体が従来よりも被支持物及びフィルムから排出されやすく、乾燥後に液体が被支持物及びフィルムに残留し難い構造を有するフィルム付き支持フレーム及び支持フレーム、並びに該支持フレームを用いた被支持物の処理方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の一側面によれば、開口部を有する金属製の支持フレームと、該開口部を覆うように該支持フレームに貼付されたフィルムと、を備えるフィルム付き支持フレームであって、該支持フレームは、該フィルムが接触する第1面と、該第1面とは反対側の第2面と、該第1面と該第2面との双方に接続され、該第1面と該第2面との双方に開口する該開口部を規定する第3面と、を備え、該第3面は、該第1面に対して平行な方向における該開口部の長さが該第1面側よりも該第2面側で大きくなるように、該第1面に対して傾斜した部分を有するフィルム付き支持フレームが提供される。
(【0011】以降は省略されています)
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