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公開番号
2025073685
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-13
出願番号
2023184672
出願日
2023-10-27
発明の名称
インクジェットヘッドの取付構造
出願人
株式会社小森コーポレーション
代理人
個人
主分類
B41J
2/01 20060101AFI20250502BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】インクジェットヘッドを交換した後の位置調整が不要になるインクジェットヘッドの取付構造を提供する。
【解決手段】インク吐出面に対向して配置された支持部材31と、支持部材31に位置決め構造43によって位置決めされたヘッドホルダー34とを備える。位置決め構造43は支持部材31の第1~第3の位置決め部62~64と、ヘッドホルダー34の第1~第3の位置決め面65~67とを有する。第1~第3の位置決め面65~67は、インクジェットヘッドの予め定めた基準位置から3つの位置決め方向へ方向毎に決められた距離だけ離れた位置に、当該位置決め方向とは直交するように形成されている。第1~第3の位置決め部62~64のうち少なくとも2つの位置決め部は、ヘッドホルダー34が他の位置決め部に接離する方向にのみ平行移動可能となるようにヘッドホルダー34の移動を規制する。
【選択図】 図13
特許請求の範囲
【請求項1】
インク吐出面に対向して配置された支持部材と、
インクジェットヘッドが固定され、かつ前記支持部材に位置決め構造によって位置決めされた状態で着脱可能に取付けられたヘッドホルダーとを備え、
前記位置決め構造は、
前記支持部材に設けられ、互いに直交する3つの位置決め方向において前記ヘッドホルダーの移動を規制して位置を決める第1~第3の位置決め部と、
前記第1~第3の位置決め部に個別に接触するように前記ヘッドホルダーに形成された第1~第3の位置決め面とを有し、
前記第1~第3の位置決め面は、前記インクジェットヘッドの予め定めた基準位置から前記3つの位置決め方向へ方向毎に決められた距離だけ離れた位置に、当該位置決め方向とは直交するように形成され、
前記第1~第3の位置決め部のうち少なくとも2つの前記位置決め部は、前記ヘッドホルダーが他の前記位置決め部に接離する方向にのみ平行移動可能となるように前記ヘッドホルダーの移動を規制する構造が採られていることを特徴とするインクジェットヘッドの取付構造。
続きを表示(約 1,700 文字)
【請求項2】
請求項1に記載したインクジェットヘッドの取付構造において、
前記ヘッドホルダーは、前記支持部材に2箇所の取付部において取付けられ、
前記2箇所の前記取付部のうち、一方の前記取付部は、前記ヘッドホルダーにおける前記インクジェットヘッドが固定された状態で前記支持部材とは反対側に露出する露出部を貫通して前記支持部材に螺着される第1の取付用ボルトを使用する構成が採られ、
他方の前記取付部は、前記支持部材を貫通して前記ヘッドホルダーに螺着される第2の取付用ボルトを使用する構成が採られていることを特徴とするインクジェットヘッドの取付構造。
【請求項3】
請求項2に記載したインクジェットヘッドの取付構造において、
前記位置決め構造は、前記支持部材における、前記インク吐出面の移動方向とは平行な方向の一方の側部と他方の側部とにそれぞれ設けられ、
前記支持部材における前記インク吐出面に近接する端部には、前記インク吐出面に向けて開口し、かつ前記インク吐出面が移動する方向とは直交する方向であって前記インク吐出面に沿う方向に延びる溝状の切り欠き部が形成され、
前記第2の取付用ボルトは、前記切り欠き部の側面を構成する前記支持部材の板状部を貫通していることを特徴とするインクジェットヘッドの取付構造。
【請求項4】
請求項1に記載したインクジェットヘッドの取付構造において、
前記支持部材における前記インク吐出面の移動方向の側部には、前記ヘッドホルダーを収容可能な幅で前記インク吐出面に垂直な方向に延びる溝が形成され、
前記溝は、前記インク吐出面に近接する開口部からなる開口端と、前記開口端より前記インク吐出面とは反対側に位置する終端面とを有し、
前記第1~第3の位置決め部は、前記溝の底面と、前記溝の幅方向における前記溝の一方の側面と、前記溝の前記終端面とによって構成されていることを特徴とするインクジェットヘッドの取付構造。
【請求項5】
請求項1に記載したインクジェットヘッドの取付構造において、
前記支持部材における前記インク吐出面の移動方向と平行な方向の側部には、前記インク吐出面の移動方向とは直交する方向に延びるとともに前記インク吐出面に垂直になる第1の平坦面と、前記インク吐出面と平行な第2の平坦面とが形成されているとともに、前記第1の平坦面または第2の平坦面に突起が凸設され、
前記第1~第3の位置決め部は、前記第1の平坦面と、前記第2の平坦面と、前記突起とによって構成されていることを特徴とするインクジェットヘッドの取付構造。
【請求項6】
請求項1に記載したインクジェットヘッドの取付構造において、
前記支持部材における前記インク吐出面の移動方向と平行な方向の側部には、前記インク吐出面の移動方向とは直交する方向に延びるとともに前記インク吐出面に垂直になる第1の平坦面と、前記第1の平坦面から突出する複数の突起とが設けられ、
前記第1~第3の位置決め部は、前記第1の平坦面と、前記複数の突起とによって構成されていることを特徴とするインクジェットヘッドの取付構造。
【請求項7】
請求項1~請求項6の何れか一つに記載したインクジェットヘッドの取付構造において、
前記支持部材は、前記インク吐出面の移動方向とは直交する方向であって前記インク吐出面に沿う方向に延びるように形成されているとともに、前記インク吐出面と対向する使用位置と、前記インク吐出面の移動方向とは直交する方向において前記インク吐出面から離れる退避位置との間で移動可能に構成され、
前記位置決め構造と、前記インクジェットヘッドが固定された前記ヘッドホルダーとは、前記支持部材が延びる方向に並ぶ複数の位置にそれぞれ設けられ、
前記位置決め構造は、前記ヘッドホルダーが前記支持部材から前記インク吐出面に垂直な方向にスライドして外れるように構成されていることを特徴とするインクジェットヘッドの取付構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、デジタル印刷機に用いるインクジェットヘッドの取付構造に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来のデジタル印刷機においては、既製品のインクジェットヘッドを使用することが多い。この場合、例えば特許文献1に記載されているように、インクジェットヘッドと印刷機側の支持部材との間に介在する中間部品を使用することがある。特許文献1には、印刷機側の支持部材に適合する中間部品としてのホルダーにインクジェットヘッドを固定し、このホルダーを支持部材に取付ける取付構造が開示されている。
【0003】
特許文献1にホルダーにインクジェットヘッドを固定するためには、インクジェットヘッドの基準となる吐出ノズルと、ホルダーのアライメントマークとを見て両者の位置を合わせ、その状態でねじ部材によって両者を締結する方法が採られている。
ところで、インクジェットヘッドは、吐出ノズルのインク吐出孔が詰まることがあり、このような場合に新品と交換される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2013-212667号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
インクジェット印刷を行う印刷機においては、インクジェットヘッドの位置に高い精度が求められるために、インクジェットヘッドを交換するときに取付作業に要する時間とは別に位置調整を行うための時間を費やさなければならなかった。特許文献1に開示されているようにインクジェットヘッドの位置決めにねじ部材の締結作業が含まれていると、締結に伴う弾性変形により位置がずれるおそれがあり、位置調整の精度が低くなり易い。このような場合には、位置調整に多大な時間を要することとなる。
【0006】
本発明の目的は、インクジェットヘッドを交換した後の位置調整が不要になるインクジェットヘッドの取付構造を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この目的を達成するために本発明に係るインクジェットの取付構造は、インク吐出面に対向して配置された支持部材と、インクジェットヘッドが固定され、かつ前記支持部材に位置決め構造によって位置決めされた状態で着脱可能に取付けられたヘッドホルダーとを備え、前記位置決め構造は、前記支持部材に設けられ、互いに直交する3つの位置決め方向において前記ヘッドホルダーの移動を規制して位置を決める第1~第3の位置決め部と、前記第1~第3の位置決め部に個別に接触するように前記ヘッドホルダーに形成された第1~第3の位置決め面とを有し、前記第1~第3の位置決め面は、前記インクジェットヘッドの予め定めた基準位置から前記3つの位置決め方向へ方向毎に決められた距離だけ離れた位置に、当該位置決め方向とは直交するように形成され、前記第1~第3の位置決め部のうち少なくとも2つの前記位置決め部は、前記ヘッドホルダーが他の前記位置決め部に接離する方向にのみ平行移動可能となるように前記ヘッドホルダーの移動を規制する構造が採られているものである。
【0008】
本発明は、前記インクジェットヘッドの取付構造において、前記ヘッドホルダーは、前記支持部材に2箇所の取付部において取付けられ、前記2箇所の前記取付部のうち、一方の前記取付部は、前記ヘッドホルダーにおける前記インクジェットヘッドが固定された状態で前記支持部材とは反対側に露出する露出部を貫通して前記支持部材に螺着される第1の取付用ボルトを使用する構成が採られ、他方の前記取付部は、前記支持部材を貫通して前記ヘッドホルダーに螺着される第2の取付用ボルトを使用する構成が採られていてもよい。
【0009】
本発明は、前記インクジェットヘッドの取付構造において、前記位置決め構造は、前記支持部材における、前記インク吐出面の移動方向とは平行な方向の一方の側部と他方の側部とにそれぞれ設けられ、前記支持部材における前記インク吐出面に近接する端部には、前記インク吐出面に向けて開口し、かつ前記インク吐出面が移動する方向とは直交する方向であって前記インク吐出面に沿う方向に延びる溝状の切り欠き部が形成され、前記第2の取付用ボルトは、前記切り欠き部の側面を構成する前記支持部材の板状部を貫通していてもよい。
【0010】
本発明は、前記インクジェットヘッドの取付構造において、前記支持部材における前記インク吐出面の移動方向の側部には、前記ヘッドホルダーを収容可能な幅で前記インク吐出面に垂直な方向に延びる溝が形成され、前記溝は、前記インク吐出面に近接する開口部からなる開口端と、前記開口端より前記インク吐出面とは反対側に位置する終端面とを有し、前記第1~第3の位置決め部は、前記溝の底面と、前記溝の幅方向における前記溝の一方の側面と、前記溝の前記終端面とによって構成されていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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