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公開番号
2025074595
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-14
出願番号
2023185522
出願日
2023-10-30
発明の名称
移行栓キャップ
出願人
株式会社吉野工業所
代理人
個人
,
個人
主分類
B65D
51/22 20060101AFI20250507BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】 石油由来のポリオレフィンと植物由来のポリオレフィンとを含む樹脂材料により形成されていても、ねじキャップの回転動作によって容易に開封できる移行栓キャップを提供すること。
【解決手段】 容器本体の口部に装着され、除去可能な移行栓体6を有するキャップ本体Bと、キャップ本体Bに螺合して装着され、除去された移行栓体6を係着可能なねじキャップCとを備える移行栓キャップAであって、少なくともキャップ本体Bは、40重量%以上の石油由来のポリオレフィンと、60重量%以下の植物由来のポリオレフィンとを含む樹脂材料から形成されることを特徴とする。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
容器本体の口部に装着され、除去可能な移行栓体を有するキャップ本体と、キャップ本体に螺合して装着され、回転による開封時に、除去された移行栓体を係着可能なねじキャップとを備える移行栓キャップであって、
少なくともキャップ本体は、40重量%以上の石油由来のポリオレフィンと、60重量%以下の植物由来のポリオレフィンとを含む樹脂材料から形成されることを特徴とする移行栓キャップ。
続きを表示(約 330 文字)
【請求項2】
植物由来のポリオレフィンは、植物由来低密度ポリエチレンからなることを特徴とする請求項1に記載の移行栓キャップ。
【請求項3】
石油由来のポリオレフィンは、石油由来直鎖状低密度ポリエチレンからなることを特徴とする請求項1または2に記載の移行栓キャップ。
【請求項4】
石油由来直鎖状低密度ポリエチレンおよび植物由来低密度ポリエチレンは、メルトフローレートが7~9であることを特徴とする請求項3に記載の移行栓キャップ。
【請求項5】
石油由来直鎖状低密度ポリエチレンおよび植物由来低密度ポリエチレンは、曲げ弾性率が70~660MPaであることを特徴とする請求項3または4に記載の移行栓キャップ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ねじキャップを回転して開封することができる移行栓キャップに関し、とくに植物由来のポリオレフィンを含む樹脂材料を利用した移行栓キャップに関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、ドレッシングや調味料などの内容液を収容する食品容器には、開封時まで容器内を密封状態にしておくために、ねじキャップの回転動作によって開封することができる移行栓キャップが知られている。
また、近年、地球温暖化防止ならびに枯渇資源である石油使用量低減の意識の高まりにより、従来の石油由来の樹脂材料からカーボンニュートラルな植物由来の樹脂材料への転換が試みられ、植物由来のポリオレフィンを含む樹脂材料により形成される容器も知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-199513号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1に記載のように、植物由来のポリオレフィンを含む樹脂材料は、容器として利用することはできるが、ねじキャップの回転動作によって開封する移行栓キャップに利用すると、従来の石油由来のポリオレフィン樹脂製の移行栓キャップのように、容易に開封できないという問題があった。
このため、植物由来のポリオレフィンを含む樹脂材料を利用した移行栓キャップは、いまだ知られていない。
【0005】
本発明は、上記問題を解決することを課題とし、石油由来のポリオレフィンと植物由来のポリオレフィンとを含む樹脂材料により形成されていても、ねじキャップの回転動作によって容易に開封できる移行栓キャップを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上記の課題を解決するため、移行栓キャップとして、容器本体の口部に装着され、除去可能な移行栓体を有するキャップ本体と、キャップ本体に螺合して装着され、回転による開封時に、除去された移行栓体を係着可能なねじキャップとを備える移行栓キャップであって、少なくともキャップ本体は、40重量%以上の石油由来のポリオレフィンと、60重量%以下の植物由来のポリオレフィンとを含む樹脂材料から形成されることを特徴とする構成を採用する。
【0007】
移行栓キャップの実施形態として、植物由来のポリオレフィンは、植物由来低密度ポリエチレンからなることを特徴とする構成、また、石油由来のポリオレフィンは、石油由来直鎖状低密度ポリエチレンからなることを特徴とする構成、また、石油由来直鎖状低密度ポリエチレンおよび植物由来低密度ポリエチレンは、メルトフローレートが7~9であることを特徴とする構成、また、石油由来直鎖状低密度ポリエチレンおよび植物由来低密度ポリエチレンは、曲げ弾性率が70~660MPaであることを特徴とする構成を採用する。
【発明の効果】
【0008】
本発明の移行栓キャップは、上記構成を採用することにより、少なくともキャップ本体が石油由来のポリオレフィンと植物由来のポリオレフィンとを含む樹脂材料により形成されていても、ねじキャップの回転動作によって容易に開封することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の実施形態に係る移行栓キャップにおけるねじキャップとキャップ本体とのセット後の状態を示す図であり、(a)は側面断面図、(b)は(a)の要部拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の移行栓キャップについて、実施形態をあげ、図面を参照して説明する。
図1において、Aは移行栓キャップであり、図示しない容器本体の口部に装着され、除去可能な移行栓体6を有するキャップ本体Bと、キャップ本体Bに螺合して装着され、除去された移行栓体6を係着可能なねじキャップCとを備えている。
(【0011】以降は省略されています)
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