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公開番号
2025075763
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-15
出願番号
2023187161
出願日
2023-10-31
発明の名称
吐出容器
出願人
株式会社吉野工業所
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B65D
47/34 20060101AFI20250508BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】容器本体内に外気を取り込むこと。
【解決手段】容器本体2と、上下動可能に配置された下支持部3と、上下方向に弾性変形可能なシリンダ4と、吐出孔96を有する押下ヘッド5とを備え、容器本体の装着口部と下支持部との間には、容器本体内と外部とを連通すると共に容器本体内に外気を導入する外気導入路60と、外気導入路を通じた容器本体内と外部との連通及びその遮断を切換えるシール部とが設けられ、シール部は、押下ヘッドが上昇端位置P1に位置するときに、外気導入路を通じた容器本体内と外部との連通を遮断し、且つ上昇端位置からの押下ヘッドの下方移動に伴って下支持部が待機位置P2から下方移動したときに、外気導入路を通じた容器本体内と外部との連通を許容し、装着口部と下支持部との間には、待機位置を越えて装着口部に対して下支持部が上方移動することを規制する規制部70が設けられている吐出容器1を提供する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
内容物が収容されると共に、装着口部を有する容器本体と、
前記装着口部内に、前記装着口部に対して上下動可能に配置された下支持部と、
前記下支持部に組み合わされると共に、内部が前記容器本体内に連通可能とされ、且つ上下方向に弾性変形可能なシリンダと、
前記シリンダに組み合わされると共に、前記シリンダ内に連通する吐出孔を有する押下ヘッドと、を備え、
前記装着口部と前記下支持部との間には、前記容器本体内と外部とを連通すると共に、前記容器本体内に外気を導入する外気導入路と、前記外気導入路を通じた前記容器本体内と外部との連通及びその遮断を切換えるシール部と、が設けられ、
前記下支持部は、前記押下ヘッドが上昇端位置に位置しているときに、待機位置に位置し、
前記シール部は、前記押下ヘッドが前記上昇端位置に位置するときに、前記外気導入路を通じた前記容器本体内と外部との連通を遮断し、且つ前記上昇端位置からの前記押下ヘッドの下方移動に伴って前記下支持部が待機位置から下方移動したときに、前記外気導入路を通じた前記容器本体内と外部との連通を許容し、
前記装着口部と前記下支持部との間には、前記待機位置を越えて、前記装着口部に対して前記下支持部が上方移動することを規制する規制部が設けられていることを特徴とする吐出容器。
続きを表示(約 670 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の吐出容器において、
前記装着口部には、上方に向けて延びると共に、前記押下ヘッド内に配置されるガイド筒が設けられ、
前記ガイド筒の上端部には、径方向の外側に向けて突出する規制突起が設けられ、
前記押下ヘッドの下端部には、径方向の内側に向けて突出すると共に、前記規制突起に対して下方から係止される係止突起が形成されている、吐出容器。
【請求項3】
請求項2に記載の吐出容器において、
前記押下ヘッドは、前記容器本体の容器軸回りに回転可能とされ、
前記ガイド筒には、前記規制突起よりも下方に位置すると共に、径方向の外側に向けた突出したロック部材が設けられ、
前記ロック部材には、前記規制突起に対して前記係止突起を係止させた状態で、前記係止突起を収納可能なロック溝が形成され、
前記ロック溝は、前記容器軸回りを周回する周方向の一方向に向けて開口し、
前記係止突起は、前記ロック溝内での下方移動が規制されていると共に、前記周方向の一方向側に向けた前記押下ヘッドの回転に伴って前記ロック溝内から離脱して、下方移動が許容される、吐出容器。
【請求項4】
請求項1から3のいずれか1項に記載の吐出容器において、
前記シリンダは、径方向の外側に向けて突出する山部、及び径方向の内側に向けて窪む谷部が上下方向に交互に連なり、且つ前記山部及び前記谷部が前記容器本体の容器軸回りに周回する蛇腹状に形成されている、吐出容器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、吐出容器に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、例えば下記特許文献1に記載の吐出容器が知られている。
この吐出容器は、内容物が収容された容器本体と、容器本体の装着口部に配置された下支持部と、下支持部に配置されると共に内部が容器本体内に連通可能とされ、且つ上下方向に弾性変形可能なシリンダと、シリンダに配置されると共に吐出孔を有する押下ヘッドと、を備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-105724号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、内容物の吐出に際し、容器本体内に外気を取り込むことができる吐出容器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
(1)本発明に係る吐出容器は、内容物が収容されると共に、装着口部を有する容器本体と、前記装着口部内に、前記装着口部に対して上下動可能に配置された下支持部と、前記下支持部に組み合わされると共に、内部が前記容器本体内に連通可能とされ、且つ上下方向に弾性変形可能なシリンダと、前記シリンダに組み合わされると共に、前記シリンダ内に連通する吐出孔を有する押下ヘッドと、を備え、前記装着口部と前記下支持部との間には、前記容器本体内と外部とを連通すると共に、前記容器本体内に外気を導入する外気導入路と、前記外気導入路を通じた前記容器本体内と外部との連通及びその遮断を切換えるシール部と、が設けられ、前記下支持部は、前記押下ヘッドが上昇端位置に位置しているときに、待機位置に位置し、前記シール部は、前記押下ヘッドが前記上昇端位置に位置するときに、前記外気導入路を通じた前記容器本体内と外部との連通を遮断し、且つ前記上昇端位置からの前記押下ヘッドの下方移動に伴って前記下支持部が待機位置から下方移動したときに、前記外気導入路を通じた前記容器本体内と外部との連通を許容し、前記装着口部と前記下支持部との間には、前記待機位置を越えて、前記装着口部に対して前記下支持部が上方移動することを規制する規制部が設けられていることを特徴とする。
【0006】
本発明に係る吐出容器によれば、商品流通時や保管時等の初期状態では、押下ヘッドが上昇端位置に位置していると共に、下支持部が待機位置に位置している。そのため、シール部が、外気導入路を通じた容器本体内と外部との連通を遮断している。従って、初期状態においては、外気導入路の気密を維持することができ、例えば容器本体内の内容物が外気導入路を通じて漏出するような不都合を抑制することができる。
【0007】
内容物を吐出する場合には、押下ヘッドを押下げ操作する。これにより、押下ヘッドを上昇端位置から下方移動させることができると共に、これに伴って下支持部を待機位置から下方移動させることができる。これによりシール部は、外気導入路を通じた容器本体内と外部との連通を許容する。また、押下ヘッドの上昇端位置からの下方移動によって、シリンダが押下ヘッドと下支持部との間で圧縮するように弾性変形する。これにより、シリンダ内を加圧することができ、シリンダ内の内容物を、押下ヘッドの吐出孔を通じて外部に吐出することができる。
【0008】
内容物の吐出後、押下ヘッドの押下げ操作を解除すると、シリンダが弾性復元変形するので、自身の弾性復元力によって伸長する。これにより、シリンダ内の圧力が低下して負圧化する。そのため、容器本体内の内容物をシリンダ内に吸引することができ、次回の吐出に備えることができる。さらに外気導入路を通じて、外気を容器本体内に取り込むことができる。従って、容器本体内からシリンダ内に向けた内容物の移動に伴う容器本体内の圧力低下を解消することができる。なお、押下ヘッドが上昇端位置に復元変位し、下支持部が待機位置に位置すると、シール部が外気導入路を通じた容器本体内と外部との連通を再び遮断する。
【0009】
このように、内容物の吐出に際し、容器本体内に外気を取り込むことができる。従って、容器本体として例えば二重容器等に限定されることなく、多様な容器を採用することができ、各種の用途に使用できる使い易い吐出容器とすることができる。
特に、装着口部と下支持部との間には、装着口部に対する下支持部の上方移動を規制する規制部が設けられ、待機位置を越えて下支持部が上方移動することを規制している。従って、内容物の吐出後に、押下ヘッド及び下支持部を復元変位させる際に、下支持部を待機位置に適切に位置決めすることができる。従って、シール部を利用して、外気導入路を通じた容器本体内と外部との連通を遮断した状態を維持することができる。
【0010】
特に、内容物の充填を含む組付け工程時や商品流通時等において、落下等による衝撃等、何等かの意図しない外力が作用した場合であっても、下支持部が待機位置を越えて上方移動することを規制することができる。仮に下支持部が待機位置を越えて上方移動した場合には、シール部による外気導入路の気密が解除されてしまい、内容物の漏出に繋がるおそれがある。
しかしながら、規制部を利用して下支持部が待機位置を越えて上方移動することを規制できるので、意図しない外力が作用したとしても、シール部による外気導入路の気密を維持することができる。従って、内容物の漏出(液漏れ等)を適切に抑えることができ、信頼性や品質が向上した吐出容器とすることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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