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公開番号2025075157
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-15
出願番号2023186127
出願日2023-10-31
発明の名称チェアリフト搬器の椅子構造
出願人日本ケーブル株式会社
代理人
主分類B61B 11/00 20060101AFI20250508BHJP(鉄道)
要約【課題】シートを搬器のフレームに係止する係止部材に生じる亀裂や欠損を極力防止でき、また、シートをずれることなく強固に係止することができるチェアリフト搬器の椅子構造を提供することを課題とする。
【解決手段】チェアリフトの搬器10において、切り欠き26を形成した座席シート18と、座席シート18を係止する係止部材22とを備え、係止部材22は座席シート18の湾曲形状に略合致するように形成された板部材23と、板部材23の下方へ突出して形成された嵌着部材24とを備え、嵌着部材24は下部を開口する箱形状であって両側面には板部材23方向へ向けて溝25が形成されており、係止部材22を熱可塑性エラストマーで形成した。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
チェアリフトの搬器において、切り欠きを形成した座席シートと、該座席シートを係止する係止部材とを備え、該係止部材は前記座席シートの湾曲形状に略合致するように形成された板部材と、該板部材の下方へ突出して形成された嵌着部材とを備え、該嵌着部材は下部を開口する箱形状であって両側面には前記板部材方向へ向けて溝が形成されており、前記係止部材は熱可塑性エラストマーで形成されていることを特徴とする

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、椅子式の搬器を用いて索道の運行を行うチェアリフトにおける搬器の椅子構造に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
チェアリフトは、空中に張架した無端状の索条に椅子型の搬器を懸垂し、索条を停留場間で循環移動させることにより搬器に搭乗した乗客を輸送する設備である。チェアリフトは、索条により搬器を懸垂及び牽引して運行を行うことから特に傾斜地での人員輸送に適しており、多くはスキー場等の山岳地域における傾斜地での人員輸送に利用されている。
【0003】
チェアリフトは上記のようにスキー場等の寒冷地で利用されることが多いことから、乗客が着座する搬器の座面及び背当てには、保温性や座り心地を考慮して弾力性や保温性を有するシートが採用されている。そして、乗客の体重が直接繰り返し作用する座面のシートには、このような繰り返し荷重による浮き上がりやズレを防止するために、一定の間隔で係止部材を配置し、これによりシートの外面を押圧して搬器のフレーム側へシートを係止している(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
実開平1-106361号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記のようにスキー場で利用されるチェアリフトにおいては、利用するスキーヤーやスノーボーダーが装着するウェアは普段着に比べてサイズが大きく、このウェアが上記した係止部材に引っ掛かることがある。また、前記のウェアは強度が幾分高いために、系止部材への引っ掛かりが繰り返されると系止部材に亀裂が生じたり欠損が生じたりすることがある。
【0006】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、チェアリフトの搬器において、シートを搬器のフレームに係止する係止部材に生じる亀裂や欠損を極力防止でき、また、シートをズレることなく強固に係止することができるチェアリフト搬器の椅子構造を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1の発明は、チェアリフトの搬器において、切り欠きを形成した座席シートと、該座席シートを係止する係止部材とを備え、該係止部材は前記座席シートの湾曲形状に略合致するように形成された板部材と、該板部材の下方へ突出して形成された嵌着部材とを備え、該嵌着部材は下部を開口する箱形状であって両側面には前記板部材方向へ向けて溝が形成されており、前記係止部材は熱可塑性エラストマーで形成されていることを特徴としている。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、係止部材により座席シートをずれることなく強固に係止することができ、また、係止部材を熱可塑性エラストマーで形成したことにより係止部材に生じる亀裂や欠損を極力防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
チェアリフト搬器の正面図
チェアリフト搬器の側面図
係止部材の側面図
係止部材の下面図
係止部材の下方からの斜視図
座席シートと係止部材を示した斜視図
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の具体的な実施の形態について図面を参照して説明する。図1は、チェアリフト搬器の正面図、図2はチェアリフト搬器の側面図である。搬器10の上部には、握索機11を備えており、この握索機11内部に備えたばねの作用力により索条12を握索または放索する。索条12は、少なくとも2か所の停留場間に無端状に張架されており、この索条12の循環移動にともなって索条12に懸垂した搬器10が停留場間を移動する。
(【0011】以降は省略されています)

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