TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025076681
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-16
出願番号2023188443
出願日2023-11-02
発明の名称海洋マイクロ波レーダ信号処理装置、海洋マイクロ波レーダ信号処理プログラム及び海洋マイクロ波レーダシステム
出願人日本無線株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類G01S 13/58 20060101AFI20250509BHJP(測定;試験)
要約【課題】本開示は、海洋レーダ装置を用いて、海洋の2次元方向の移送速度(特に、潮流によるもの)を高精度に算出することを目的とする。
【解決手段】本開示は、海洋表層にマイクロ波を照射するマイクロ波レーダ装置1を用いて、複数スキャンのレーダ反射電力分布に基づいて、海洋波面の進行速度を算出する波面速度算出部21と、海洋波面の進行速度から海洋波の固有速度(海洋の移送速度の影響を受けない)を減算することにより、海洋の移送速度を算出する移送速度算出部23と、を備えることを特徴とする海洋マイクロ波のレーダ信号処理装置2である。
【選択図】図1



特許請求の範囲【請求項1】
海洋表層にマイクロ波を照射するマイクロ波レーダ装置を用いて、複数スキャンのレーダ反射電力分布に基づいて、海洋波面の進行速度を算出する波面速度算出部と、
前記海洋波面の進行速度から海洋波の固有速度(海洋の移送速度の影響を受けない)を減算することにより、前記海洋の移送速度を算出する移送速度算出部と、
を備えることを特徴とする海洋マイクロ波レーダ信号処理装置。
続きを表示(約 570 文字)【請求項2】
水深分布に基づいて、前記海洋波の固有速度を算出する固有速度算出部をさらに備える
ことを特徴とする、請求項1に記載の海洋マイクロ波レーダ信号処理装置。
【請求項3】
前記固有速度算出部は、潮汐潮位に基づいて、前記水深分布を補正する
ことを特徴とする、請求項2に記載の海洋マイクロ波レーダ信号処理装置。
【請求項4】
前記マイクロ波レーダ装置を用いて、前記複数スキャンのレーダ反射電力分布に基づいて、前記海洋波の固有速度を算出する固有速度算出部をさらに備える
ことを特徴とする、請求項1に記載の海洋マイクロ波レーダ信号処理装置。
【請求項5】
前記移送速度算出部は、潮流による前記海洋の移送速度を算出する
ことを特徴とする、請求項1から4のいずれかに記載の海洋マイクロ波レーダ信号処理装置。
【請求項6】
請求項1に記載の海洋マイクロ波レーダ信号処理装置の各処理部が実行する各処理ステップを、コンピュータに実行させるための海洋マイクロ波レーダ信号処理プログラム。
【請求項7】
請求項1に記載の海洋マイクロ波レーダ信号処理装置と、前記マイクロ波レーダ装置と、を備えることを特徴とする海洋マイクロ波レーダシステム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、海洋の移送速度(特に、潮流によるもの)を算出する技術に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
海洋表層に短波(波長10m~100m)を照射する短波レーダ装置(分解能1km)を用いて、表層流のドップラ速度を算出する技術が、特許文献1に開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-241467号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、特許文献1を用いて、海洋の移送速度(特に、潮流によるもの)を算出することが考えられる。しかし、表層流の1次元方向のドップラ速度を算出するのみであるため、海洋の2次元方向の移送速度を高精度に算出することができない。
【0005】
そこで、前記課題を解決するために、本開示は、海洋レーダ装置を用いて、海洋の2次元方向の移送速度(特に、潮流によるもの)を高精度に算出することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決するために、海岸と異なり水深の深い場所では、潮流による水粒子の運動は、うねりによる海洋波の運動と独立していることに着目した。そこで、海洋表層にマイクロ波を照射するマイクロ波レーダ装置を用いて、複数スキャンのレーダ反射電力分布に基づいて、海洋波面の進行速度を算出する。そして、海洋波面の進行速度から海洋波の固有速度を減算することにより、海洋の移送速度(特に、潮流によるもの)を算出する。
【0007】
具体的には、本開示は、海洋表層にマイクロ波を照射するマイクロ波レーダ装置を用いて、複数スキャンのレーダ反射電力分布に基づいて、海洋波面の進行速度を算出する波面速度算出部と、前記海洋波面の進行速度から海洋波の固有速度(海洋の移送速度の影響を受けない)を減算することにより、前記海洋の移送速度を算出する移送速度算出部と、を備えることを特徴とする海洋マイクロ波レーダ信号処理装置である。
【0008】
この構成によれば、マイクロ波レーダの複数スキャンの反射電力分布を用いて、海洋の2次元方向の移送速度(特に、潮流によるもの)を高精度に算出することができる。
【0009】
そして、マイクロ波レーダを用いるため、船舶レーダを転用して、コストを削減することができ、アンテナを小型化して、システムも小型化することができ、システムをさらに多くの場所に設置して、海上安全をさらに向上させることができる。
【0010】
また、本開示は、水深分布に基づいて、前記海洋波の固有速度を算出する固有速度算出部をさらに備えることを特徴とする海洋マイクロ波レーダ信号処理装置である。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

日本無線株式会社
音声通信方式
24日前
日本無線株式会社
複数ケーブル用密閉構造
11日前
日本無線株式会社
物標探知装置および探知画像生成方法
12日前
日本無線株式会社
物標探知装置および探知画像処理方法
12日前
日本無線株式会社
波浪解析装置、レーダ装置および波浪解析方法
6日前
日本無線株式会社
ビーム制御器、無線通信装置、およびビーム制御方法
17日前
日本無線株式会社
気象レーダ用送信機および気象レーダ用送信機における送信電力調整方法
16日前
日本無線株式会社
レーダ発信源検知装置、レーダ発信源検知ドローン及びレーダ発信源検知プログラム
3日前
日本無線株式会社
海洋マイクロ波レーダ信号処理装置、海洋マイクロ波レーダ信号処理プログラム及び海洋マイクロ波レーダシステム
16日前
日本無線株式会社
海洋マイクロ波レーダ信号処理装置、海洋マイクロ波レーダ信号処理プログラム及び海洋マイクロ波レーダシステム
23日前
日本無線株式会社
テストデータ補間方法、テストデータ補間プログラム、水位予測データ出力方法、水位予測データ出力プログラム、水位予測的中率算出方法及び水位予測的中率算出プログラム
10日前
日本精機株式会社
表示装置
25日前
日本精機株式会社
アセンブリ
1か月前
株式会社エビス
水準器
24日前
個人
準結晶の解析方法
1か月前
株式会社チノー
測定装置
6日前
株式会社豊田自動織機
自動走行体
1か月前
日本碍子株式会社
ガスセンサ
24日前
株式会社不二越
塵埃噴射装置
19日前
個人
浸透探傷試験方法
20日前
トヨタ自動車株式会社
検査装置
1か月前
株式会社東芝
センサ
19日前
トヨタ自動車株式会社
制御装置
20日前
日本特殊陶業株式会社
ガスセンサ
1か月前
日本特殊陶業株式会社
ガスセンサ
18日前
GEE株式会社
光学特性測定装置
1か月前
日本特殊陶業株式会社
ガスセンサ
19日前
日本精機株式会社
二酸化炭素濃度測定器
4日前
株式会社チノー
検量線の取得方法
6日前
TDK株式会社
アレイセンサ
20日前
株式会社不二越
X線測定装置
25日前
株式会社不二越
X線測定装置
25日前
株式会社TISM
センサ部材
1か月前
学校法人 中央大学
管内径推定装置
10日前
個人
多段電磁加速による高力積衝撃試験機
12日前
TDK株式会社
計測装置
25日前
続きを見る