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公開番号2025080955
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-27
出願番号2023194376
出願日2023-11-15
発明の名称物標探知装置および探知画像処理方法
出願人日本無線株式会社
代理人個人
主分類G01S 13/90 20060101AFI20250520BHJP(測定;試験)
要約【課題】物標探知装置から外部の電子機器へ探知画像を出力する際の画像処理技術に関し、出力する探知画像のデータ量を削減可能な物標探知装置および探知画像処理方法を提供する。
【解決手段】レーダ装置1の初期探知画像生成部11は、反射波に基づいて、ラスター形式のイメージデータからなる初期探知画像を生成し、物標検出部12は、初期探知画像から物標の像を検出し、物標画像生成部13は、検出された物標の像に基づき物標画像を生成し、ノイズ画像生成部15は、初期探知画像から物標の像を差し引いたノイズ画像を生成し、出力部14は、物標画像とノイズ画像とを別々に外部の電子機器へ出力する、ことを特徴とする。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
物標からの反射波に基づいて探知画像を生成する物標探知装置であって、
前記反射波に基づいて、ラスター形式のイメージデータからなる初期探知画像を生成する初期探知画像生成手段と、
前記初期探知画像から物標の像を検出する物標検出手段と、
検出された前記物標の像に基づき物標画像を生成する物標画像生成手段と、
前記初期探知画像から前記物標の像を差し引いたノイズ画像を生成するノイズ画像生成手段と、
前記物標画像と前記ノイズ画像とを別々に外部の電子機器へ出力する出力手段と、
を備えることを特徴とする物標探知装置。
続きを表示(約 250 文字)【請求項2】
物標からの反射波に基づいて探知画像を生成する物標探知装置における探知画像処理方法であって、
前記反射波に基づいて、ラスター形式のイメージデータからなる初期探知画像を生成し、
前記初期探知画像から物標の像を検出し、
検出された前記物標の像に基づき物標画像を生成し、
前記初期探知画像から前記物標の像を差し引いたノイズ画像を生成し、
前記物標画像と前記ノイズ画像とを別々に外部の電子機器へ出力する、
ことを特徴とする探知画像処理方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、物標探知装置および探知画像処理方法に関し、特に、物標探知装置から外部の電子機器へ探知画像を出力する際の画像処理技術に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、レーダアンテナにおいて受信したレーダエコーからなる探知画像(アナログ信号)は、レーダアンテナからインタースイッチへ出力され、インタースイッチを切り替えることで同一船舶内の所望の表示装置に表示されるようになっていた(例えば、特許文献1参照)。しかしながら、近年のデジタル化の進展により、デジタルデータに変換した探知画像をEthernet(登録商標)などの有線ネットワークや、無線LANなどの無線ネットワークを用いて外部の電子機器(例えば、パーソナルコンピュータやレーダアンテナ、スマートフォンなど)へ送信するようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平10-38998号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、従来アナログで出力していた探知画像のデータを、同じ分解能のままサンプリングしてデジタル化すると、データ量が膨大になるという問題があった。これを解決するために、デジタル化して得られるラスターデータを、圧縮アルゴリズムなどを用いて圧縮して出力していたが、この方法ではまだデータ量が多く、圧縮されたデータを復元する際の負荷が大きいため、スマートフォンなどの低スペックの表示装置では受信し難かった。
【0005】
そこで本発明は、物標探知装置から外部の電子機器へ探知画像を出力する際の画像処理技術に関し、出力する探知画像のデータ量を削減可能な物標探知装置および探知画像処理方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、物標からの反射波に基づいて探知画像を生成する物標探知装置であって、前記反射波に基づいて、ラスター形式のイメージデータからなる初期探知画像を生成する初期探知画像生成手段と、前記初期探知画像から物標の像を検出する物標検出手段と、検出された前記物標の像に基づき物標画像を生成する物標画像生成手段と、前記初期探知画像から前記物標の像を差し引いたノイズ画像を生成するノイズ画像生成手段と、前記物標画像と前記ノイズ画像とを別々に外部の電子機器へ出力する出力手段と、を備えることを特徴とする。
【0007】
請求項2に記載の発明は、物標からの反射波に基づいて探知画像を生成する物標探知装置における探知画像処理方法であって、前記反射波に基づいて、ラスター形式のイメージデータからなる初期探知画像を生成し、前記初期探知画像から物標の像を検出し、検出された前記物標の像に基づき物標画像を生成し、前記初期探知画像から前記物標の像を差し引いたノイズ画像を生成し、前記物標画像と前記ノイズ画像とを別々に外部の電子機器へ出力する、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
請求項1および請求項2に記載の発明によれば、初期探知画像から物標の像に関する物標画像と、ノイズに関するノイズ画像とを生成し、物標画像とノイズ画像とを別々に外部の電子機器へ出力することにより、少なくともノイズ画像については出力する際の信号強度を削減できるので、ラスター形式の第1の探知画像によって全情報(物標およびノイズ)を出力する場合に比べて、送信データ量を削減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の実施の形態に係るレーダシステムの概略構成を示す模式図である。
本発明の実施の形態に係るレーダ装置の概略構成を示すブロック図である。
本発明の実施の形態に係るレーダ装置において行われる探知画像処理の手順を示す工程図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、この発明を図示の実施の形態に基づいて説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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