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公開番号
2025080967
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-27
出願番号
2023194396
出願日
2023-11-15
発明の名称
物標探知装置および探知画像生成方法
出願人
日本無線株式会社
代理人
個人
主分類
G01S
7/292 20060101AFI20250520BHJP(測定;試験)
要約
【課題】簡易な構成・処理で虚像を除くことが可能な物標探知装置および探知画像生成方法を提供する。
【解決手段】レーダシステムは、第1のレーダ装置からスイープ画像データx~x-4を取得し、第2のレーダ装置からスイープ画像データy~y-4を取得して、第2のレーダ装置から取得したスイープ画像データy-3~y-1には存在し、第1のレーダ装置から取得したスイープ画像データx-3~x-1には存在しない像Fがある場合、第2のレーダ装置のスイープ画像データy-3~y-1から該像Fを除いて、物標Tの探知画像Dを生成する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
送信波を送信し、物標にて反射された前記送信波の反射波を受信するスイープ処理を方位方向に回転しながら繰り返し行ない、前記反射波から方位方向のスイープ画像データを生成する複数の送受信手段と、前記スイープ画像データを取得方位に基づいて配列して探知画像を生成する探知画像生成手段と、を備え、
前記探知画像生成手段は、前記複数の送受信手段のうちの一の送受信手段から取得した前記スイープ画像データには存在し、前記複数の送受信手段のうちの他の送受信手段から取得した前記スイープ画像データには存在しない像がある場合、前記一の送受信手段の前記スイープ画像データから前記像を除いて前記探知画像を生成する、
ことを特徴とする物標探知装置。
続きを表示(約 340 文字)
【請求項2】
送信波を送信し、物標にて反射された前記送信波の反射波を受信するスイープ処理を方位方向に回転しながら繰り返し行ない、前記反射波から方位方向のスイープ画像データを生成する複数の送受信手段と、前記スイープ画像データを取得方位に基づいて配列して探知画像を生成する探知画像生成手段と、を備えた物標探知装置の探知画像生成方法であって、
前記複数の送受信手段のうちの一の送受信手段から取得した前記スイープ画像データには存在し、前記複数の送受信手段のうちの他の送受信手段から取得した前記スイープ画像データには存在しない像がある場合、前記一の送受信手段の前記スイープ画像データから前記像を除いて前記探知画像を生成する、
ことを特徴とする探知画像生成方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、物標探知装置と、物標探知装置に用いられる探知画像生成方法とに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
船舶などに搭載されるレーダ装置は、方位方向に回転するアンテナから送信波を送信し、物標にて反射された送信波の反射波を受信するスイープ処理を繰り返し行ない、反射波に基づいて生成された方位方向のスイープ画像データを取得方位に基づいて配列することにより、PPI(Plan Position Indicator)形式の探知画像を生成する(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
このようなレーダ装置では、偽像(物標が存在しないのにレーダ上に現れる像)が生じてしまう、という問題があった。この問題に対して、所望のエコー像であることを正確に判別できる、という信号処理装置が知られている(例えば、特許文献2参照。)。この装置は、所定の送波位置から送信された送信波の反射波から得られたエコーの中に含まれる第1エコー像と第2エコー像の位置情報が入力され、第1のエコー像が該第2のエコー像とは異なる属性を有する物標の引き波に起因して発生したエコー像であるか否かを判定する引き波エコー判定部を備える。また、引き波エコー判定部は、第2エコー像の位置の変化に基づいて第1エコー画像の進行方向を算出する進行方向算出部と、第2エコー像の進行方向に沿う直線と、第2エコー像の位置と第1エコー像の位置とを結ぶ直線と、がなす角度が、所定の角度範囲内に含まれているか否かに基づいて判定を行う角度条件判定部と、を備えるものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平11-326493号公報
特許第6732900号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献2に記載の装置では、エコーの中に含まれる第1エコー像と第2エコー像の位置情報が必要で、しかも、第2エコー像の位置の変化に基づいて第1エコー画像の進行方向を算出したり、第2エコー像の進行方向に沿う直線と、第2エコー像の位置と第1エコー像の位置とを結ぶ直線と、がなす角度が、所定の角度範囲内に含まれているか否かに基づいて、第1のエコー像が第2のエコー像とは異なる属性を有する物標の引き波に起因して発生したエコー像であるか否かを判定したりしなければならず、処理・構成が複雑となる。
【0006】
そこで本発明は、簡易な構成・処理で虚像を除くことが可能な物標探知装置および探知画像生成方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、送信波を送信し、物標にて反射された前記送信波の反射波を受信するスイープ処理を方位方向に回転しながら繰り返し行ない、前記反射波から方位方向のスイープ画像データを生成する複数の送受信手段と、前記スイープ画像データを取得方位に基づいて配列して探知画像を生成する探知画像生成手段と、を備え、前記探知画像生成手段は、前記複数の送受信手段のうちの一の送受信手段から取得した前記スイープ画像データには存在し、前記複数の送受信手段のうちの他の送
受信手段から取得した前記スイープ画像データには存在しない像がある場合、前記一の送受信手段の前記スイープ画像データから前記像を除いて前記探知画像を生成する、ことを特徴とする物標探知装置である。
【0008】
請求項2に記載の発明は、送信波を送信し、物標にて反射された前記送信波の反射波を受信するスイープ処理を方位方向に回転しながら繰り返し行ない、前記反射波から方位方向のスイープ画像データを生成する複数の送受信手段と、前記スイープ画像データを取得方位に基づいて配列して探知画像を生成する探知画像生成手段と、を備えた物標探知装置の探知画像生成方法であって、前記複数の送受信手段のうちの一の送受信手段から取得した前記スイープ画像データには存在し、前記複数の送受信手段のうちの他の送受信手段から取得した前記スイープ画像データには存在しない像がある場合、前記一の送受信手段の前記スイープ画像データから前記像を除いて前記探知画像を生成する、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
請求項1および請求項2に記載の発明によれば、ある送受信手段のスイープ画像データには存在するが、他の送受信手段のスイープ画像データには存在しない像がある場合、そのような像は虚像であるとして、この像を除いて探知画像が生成される。つまり、虚像のない適正な探知画像を生成することが可能となる。しかも、複数の送受信手段のうち、ある送受信手段のスイープ画像データには存在するが、他の送受信手段のスイープ画像データには存在しない像を除いて探知画像を生成するだけであるため、構成・処理が簡易となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
この発明の実施の形態に係るレーダシステムの概略構成を示すブロック図である。
図1に示すレーダシステムによる探知画像の生成手順を示すフローチャートである。
図2に示す探知画像の生成手順を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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