TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025076765
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-16
出願番号
2023188597
出願日
2023-11-02
発明の名称
液体吐出装置、ノズルカバー及び物品の製造方法
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B41J
2/01 20060101AFI20250509BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】インクのミストの伝搬方向を制御し、高耐久の液体吐出装置を提供することを目的とする。
【解決手段】液体を吐出する複数のノズル口が配置された記録素子基板を有する液体吐出ヘッドと、前記記録素子基板と電気的に接続された配線部材と、前記記録素子基板における前記複数のノズル口を有する面の前記ノズル口を除く少なくとも一部を覆う第一の面を有するノズルカバーと、を備えた液体吐出装置であって、前記第一の面が液滴制御領域を有し、前記液滴制御領域において、前記配線部材が延在する第一の方向における第一の滑落角が、前記第一の方向と直交する第二の方向における第二の滑落角より大きいことを特徴とする液体吐出装置。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
液体を吐出する複数のノズル口が配置された記録素子基板を有する液体吐出ヘッドと、
前記記録素子基板と電気的に接続された配線部材と、
前記記録素子基板における前記複数のノズル口を有する面の前記ノズル口を除く少なくとも一部を覆う第一の面を有するノズルカバーと、を備えた液体吐出装置であって、
前記第一の面が液滴制御領域を有し、
前記液滴制御領域において、前記配線部材が延在する第一の方向における第一の滑落角が、前記第一の方向と直交する第二の方向における第二の滑落角より大きいことを特徴とする液体吐出装置。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
前記第一の滑落角と前記第二の滑落角の差が20度以上であることを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
【請求項3】
液体を吐出する複数のノズル口が配置された記録素子基板を有する液体吐出ヘッドと、
前記記録素子基板と電気的に接続された配線部材と、
前記記録素子基板における前記複数のノズル口を有する面の前記ノズル口を除く少なくとも一部を覆う第一の面を有するノズルカバーと、を備えた液体吐出装置であって、
前記第一の面が凹凸構造を有し、
前記凹凸構造は、凹部と凸部が前記配線部材の延在する方向に向かって交互に繰り返されることを特徴とする液体吐出装置。
【請求項4】
前記第一の面が凹凸構造を有し、
前記凹凸構造は、凹部と凸部が前記配線部材の延在する方向に向かって交互に繰り返され、
前記凹凸構造は、ピッチが10μm以上200μm以下であることを特徴とする請求項1又は3に記載の液体吐出装置。
【請求項5】
前記第一の面が凹凸構造を有し、
前記凹凸構造は、凹部と凸部が前記配線部材の延在する方向に向かって交互に繰り返され、
前記凹凸構造は、凸部の高さが3μm以上100μm以下であることを特徴とする請求項1又は3に記載の液体吐出装置。
【請求項6】
前記第一の面が凹凸構造を有し、
前記凹凸構造は、凹部と凸部が前記配線部材の延在する方向に向かって交互に繰り返され、
前記凹凸構造の凸部が撥水部で凹部が親水部であることを特徴とする請求項1又は3に記載の液体吐出装置。
【請求項7】
前記第一の面が凹凸構造を有し、
前記凹凸構造は、凹部と凸部が前記配線部材の延在する方向に向かって交互に繰り返され、
前記凹凸構造が前記配線部材の延在する方向に対して湾曲することを特徴とする請求項1又は3に記載の液体吐出装置。
【請求項8】
液体を吐出する複数のノズル口が配置された記録素子基板を有する液体吐出ヘッドと、
前記記録素子基板と電気的に接続された配線部材と、
前記記録素子基板における前記複数のノズル口を有する面の前記ノズル口を除く少なくとも一部を覆う第一の面を有するノズルカバーと、を備えた液体吐出装置であって、
前記第一の面が液滴制御領域を有し、
前記液滴制御領域は、親水部と撥水部が前記配線部材の延在する方向に向かって交互に繰り返される領域を有することを特徴とする液体吐出装置。
【請求項9】
前記ノズルカバーに付着した液体を拭き取るクリーニング部材を有する請求項1、3又は8に記載の液体吐出装置。
【請求項10】
記録素子基板における液体を吐出する複数のノズル口を有する面の前記ノズル口を除く少なくとも一部を覆う第一の面を有するノズルカバーであって、
前記第一の面が液滴制御領域を有し、
前記液滴制御領域において、前記ノズル口の位置から前記ノズルカバーの外側に向かう第一の方向における第一の滑落角が、前記第一の方向と直交する第二の方向における第二の滑落角より大きい領域を有することを特徴とするノズルカバー。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、液体吐出装置、ノズルカバー及び物品の製造方法に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
ターゲットに対して液体を吐出させる液体吐出装置として、液体吐出ヘッドから記録媒体に対してインク滴を吐出させて印刷を行うインクジェット式記録装置がある。インクジェット式記録装置は、液体吐出ヘッドのノズルから記録媒体に対して微小なインク滴を吐出させて、所望の文字や図形等の画像を記録する。このインクジェット式記録装置は、記録動作時において、液体吐出ヘッドが記録媒体と近接するために、インク滴が記録媒体と衝突した際に発生するインクの飛び散り(以下ミストともいう)が液体吐出ヘッドのノズル面に跳ね返りノズル面を汚染することがある。特にオンデマンド型のインクジェット式記録装置の液体吐出ヘッドにおいては、インク滴の吐出がノズル近傍のインクへの微弱な加圧力による。そのため、インク滴の吐出エネルギーが小さく、記録媒体と数mm程度の間隔でしか配置されておらず、インクのミストの跳ね返りがノズル面に付着し易い。
【0003】
しかしながら、加圧力が小さいため、一旦ノズル内の目詰まりが発生すると、この目詰まりを容易に自己復帰させることはできない。このため、液体吐出ヘッドのノズルの目詰まりを予防あるいは回復するために、印字動作を行っていないときにノズル開口よりインクを吸引して目詰まりをしたインクを除去するために、吸引作業が行われる。この吸引を行った後にノズル面にインクが残留することがあり、インクが残留するとノズル面を汚染することがある。このような液体吐出ヘッドのノズル面の汚染は、記録媒体の繊維や塵埃の付着を招き、液体吐出ヘッドの長時間の使用においてノズルの目詰まりの原因となり、インクの吐出不能や吐出時のインク滴の飛行曲がり等の悪影響を及ぼすことがあった。このような問題を解決するために、例えば特許文献1では、ノズル面の全面にわたってインクを拭き取って除去して、インクの吐出不良を防ぐために、ワイピング用のブレードが提案されている。
【0004】
また、特許文献2にはヘッド等の側面へのインクの回り込みを回避するのに、ノズルカバーとの隙間にインクを吸収する提案がされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平11-277756号
特開2009-220421号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところが、ワイピング用のブレードがノズル面の全面にわたって機械的に接触してノズル面を払拭するクリーニングを行っても残インク、インクのミストが再付着することがあった。再付着したインクが配線部材に付着すると、電蝕等により腐食して断線することがあった。
【0007】
また、特許文献2に記載のように、ヘッド等の側面へのインクの回り込みを回避するために、ノズルカバーとの隙間にインクを吸収する構成を採用しても、インクのミストが再付着した際にはミスト位置を制御出来ない。このため、側面に回り込んで配線部材に伝搬する可能性があった。
そこで本発明では、インクの伝搬方向を制御し、高耐久の液体吐出装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するための液体吐出装置は、液体を吐出する複数のノズル口が配置された記録素子基板を有する液体吐出ヘッドと、前記記録素子基板と電気的に接続された配線部材と、前記記録素子基板における前記複数のノズル口を有する面の前記ノズル口を除く少なくとも一部を覆う第一の面を有するノズルカバーと、を備えた液体吐出装置であって、前記第一の面が液滴制御領域を有し、前記液滴制御領域において、前記配線部材が延在する第一の方向における第一の滑落角が、前記第一の方向と直交する第二の方向における第二の滑落角より大きいことを特徴とする液体吐出装置である。
【0009】
また、本発明の一態様に係る液体吐出装置は、液体を吐出する複数のノズル口が配置された記録素子基板を有する液体吐出ヘッドと、前記記録素子基板と電気的に接続された配線部材と、前記記録素子基板における前記複数のノズル口を有する面の前記ノズル口を除く少なくとも一部を覆う第一の面を有するノズルカバーと、を備えた液体吐出装置であって、前記第一の面が凹凸構造を有し、前記凹凸構造は、凹部と凸部が前記配線部材の延在する方向に向かって交互に繰り返されることを特徴とする液体吐出装置である。
【0010】
また、本発明の別の態様に係る液体吐出装置は、液体を吐出する複数のノズル口が配置された記録素子基板を有する液体吐出ヘッドと、前記記録素子基板と電気的に接続された配線部材と、前記記録素子基板における前記複数のノズル口を有する面の前記ノズル口を除く少なくとも一部を覆う第一の面を有するノズルカバーと、を備えた液体吐出装置であって、前記第一の面が液滴制御領域を有し、前記液滴制御領域は、親水部と撥水部が前記配線部材の延在する方向に向かって交互に繰り返される領域を有することを特徴とする液体吐出装置である。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
キヤノン株式会社
清掃装置
3日前
キヤノン株式会社
通信装置
4日前
キヤノン株式会社
撮像装置
17日前
キヤノン株式会社
現像装置
4日前
キヤノン株式会社
現像装置
4日前
キヤノン株式会社
現像装置
4日前
キヤノン株式会社
電子機器
9日前
キヤノン株式会社
撮像装置
16日前
キヤノン株式会社
撮像装置
3日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
16日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
3日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
5日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
5日前
キヤノン株式会社
静電捕集装置
3日前
キヤノン株式会社
静電捕集装置
3日前
キヤノン株式会社
液体吐出装置
5日前
キヤノン株式会社
画像読取装置
17日前
キヤノン株式会社
情報処理装置
5日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
3日前
キヤノン株式会社
画像処理装置
5日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
5日前
キヤノン株式会社
推論処理装置
16日前
キヤノン株式会社
画像表示装置
16日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
6日前
キヤノン株式会社
光電変換装置
16日前
キヤノン株式会社
光電変換装置
9日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
2日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
9日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
16日前
キヤノン株式会社
情報処理装置
16日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
16日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
9日前
キヤノン株式会社
情報処理装置
16日前
キヤノン株式会社
液体吐出ヘッド
4日前
キヤノン株式会社
液体吐出ヘッド
3日前
キヤノン株式会社
液体吐出ヘッド
4日前
続きを見る
他の特許を見る