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公開番号2025077662
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-19
出願番号2023190032
出願日2023-11-07
発明の名称ホームドア制御システム
出願人日本信号株式会社
代理人個人,個人
主分類B61L 23/00 20060101AFI20250512BHJP(鉄道)
要約【課題】列車内で非常事態が発生した場合に駅のホーム上に列車の乗客の避難経路を確保し得るホームドア制御システムを提供する。
【解決手段】ホームドア制御システム1は、列車10に搭載され、列車10内で非常時処理がなされた場合にホームドア開扉指令を無線送信する車上装置30と、駅のホーム50に設置され、前記ホームドア開扉指令を受信した場合にホーム50に設置された複数のホームドア51を開扉するホームドア制御装置70と、を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
列車に搭載され、前記列車内で非常時処理がなされた場合にホームドア開扉指令を無線送信する車上装置と、
駅のホームに設置され、前記ホームドア開扉指令を受信した場合に前記ホームに設置された複数のホームドアを開扉するホームドア制御装置と、
を含む、ホームドア制御システム。
続きを表示(約 690 文字)【請求項2】
前記非常時処理は、非常通報装置の操作を含む、請求項1に記載のホームドア制御システム。
【請求項3】
前記非常時処理は、非常用ドアコックの操作及び前記列車の車両ドアの開扉操作の少なくとも一方を含む、請求項1に記載のホームドア制御システム。
【請求項4】
前記ホームドア制御装置は、前記ホームドア開扉指令を受信した場合、前記ホームに設置されたすべてのホームドアを開扉する、請求項1~3のいずれか一つに記載のホームドア制御システム。
【請求項5】
前記ホームドア制御装置は、前記ホームドア開扉指令に基づき前記複数のホームドアを開扉する場合、警報を発するように構成されている、請求項1~3のいずれか一つに記載のホームドア制御システム。
【請求項6】
前記ホームドア制御装置は、前記ホームドア開扉指令に基づき前記複数のホームドアを開扉した場合、ホームドア開扉済み信号を含むアンサーバックを前記車上装置に無線送信するように構成され、
前記車上装置は、前記ホームドア開扉指令を無線送信してから所定時間内に前記アンサーバックを受信しない場合、前記ホームドア開扉指令を再度無線送信するように構成されている、
請求項1~3のいずれか一つに記載のホームドア制御システム。
【請求項7】
前記車上装置は、前記所定時間が経過しても前記アンサーバックを受信しない場合、前記アンサーバックの不受信を前記列車の乗務員等に知らせるように構成されている、請求項6に記載のホームドア制御システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、駅のプラットホーム(以下単に「ホーム」という。)に設置されたホームドアを制御するホームドア制御システムに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
近年、駅のホームへのホームドアの設置が進められている。ホームドアは、通常、列車がホームに入構して定位置に停車したことを条件に、列車の車両ドアの開扉に連動して開扉される(例えば、特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-154842号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ホームドアは、鉄道利用者の安全確保に大きな効果を発揮し得る。しかし、例えば列車の客室内で非常事態が発生して列車が定位置以外の場所に停止した場合、列車の車両ドアは列車内における操作によって開扉され得るが、ホームドアは開扉されない。そのため、ホーム上における列車の乗客の避難経路が制限され、列車の乗客の避難に支障をきたすおそれがある。
【0005】
そこで、本発明は、列車内で非常事態が発生した場合に駅のホーム上に列車の乗客の避難経路を確保し得るホームドア制御システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一側面によると、ホームドア制御システムが提供される。提供されるホームドア制御システムは、列車に搭載され、前記列車内で非常時処理がなされた場合にホームドア開扉指令を無線送信する車上装置と、駅のホームに設置され、前記ホームドア開扉指令を受信した場合に前記ホームの設置された複数のホームドアを開扉するホームドア制御装置と、を含む。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、列車内で非常事態が発生した場合に駅のホーム上に列車の乗客の避難経路を確保し得るホームドア制御システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態に係るホームドア制御システムの概略構成を示す平面図である。
実施形態に係るホームドア制御システムのブロック図である。
実施形態に係るホームドア制御システム(車上装置及びホームドア制御装置)の通常動作の一例を示すフローチャートである。
列車の客室内で非常事態が発生した場合の車上装置の車上無線連携部の動作の一例を示すフローチャートである。
ホームドア制御装置の地上無線連携部の動作の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
【0010】
図1は、本発明の一実施形態に係るホームドア制御システムの概略構成を示す平面図であり、図2は、本発明の一実施形態に係るホームドア制御システムのブロック図である。実施形態に係るホームドア制御システム1は、列車が駅のホームに入構して定位置に停止すると列車の車両ドアとホームに設置されたホームドアとを連動して開扉し、及び、列車が駅から出発する際に列車の車両ドアとホームに設置されたホームドアとを連動して閉扉するように構成されている。
(【0011】以降は省略されています)

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