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公開番号
2025078165
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-20
出願番号
2023190538
出願日
2023-11-08
発明の名称
記録素子基板および記録ヘッド
出願人
キヤノン株式会社
代理人
弁理士法人秀和特許事務所
主分類
B41J
2/14 20060101AFI20250513BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】インクジェット記録方式の記録装置において、温度センサによりインクの温度変化を検出する際の感度を向上させる。
【解決手段】基板と前記流路形成部材の間には液室が形成され、液室内の液体が吐出される吐出口が設けられ、基板は少なくとも、第1の層と、第1の層よりも液室から離れている第2の層を含み、第1の層には、駆動パルスを印加されることで液体を加熱して吐出さ
せる第1のヒータと、少なくとも一部が平面視で液室と重なるように配置された温度センサが設けられ、第2の層には、少なくとも一部が平面視で前記温度センサと重なるように配置された第2のヒータが設けられる記録素子基板を用いる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
基板と流路形成部材を含む記録素子基板であって、
前記基板と前記流路形成部材の間には液体が収容される液室が形成され、
前記流路形成部材には、前記液室に収容された前記液体が吐出される吐出口が設けられており、
前記基板は少なくとも、第1の層と、前記第1の層よりも前記液室が形成される面から離れている第2の層と、を含み、
前記第1の層には、駆動パルスを印加されることで発熱して前記液体を加熱し、前記吐出口から吐出させる、第1のヒータと、少なくとも一部が平面視で前記液室と重なるように配置された温度センサと、が設けられており、
前記第2の層には、少なくとも一部が平面視で前記温度センサと重なるように配置された第2のヒータが設けられる
ことを特徴とする記録素子基板。
続きを表示(約 970 文字)
【請求項2】
前記第1の層に設けられた前記第1のヒータと前記温度センサは、平面視で互いに重ならないように配置される
ことを特徴とする請求項1に記載の記録素子基板。
【請求項3】
前記第1の層は、前記第1のヒータおよび前記温度センサの上に絶縁体の保護膜が設けられることで形成された層である
ことを特徴とする請求項2に記載の記録素子基板。
【請求項4】
複数の前記液室を含み、複数の前記液室のそれぞれについて、複数の前記第1のヒータが設けられている
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の記録素子基板。
【請求項5】
それぞれの前記液室ごとに、複数の前記温度センサが設けられている
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の記録素子基板。
【請求項6】
平面視において、一対の温度センサが前記第1のヒータを介して略対称に配置される
ことを特徴とする請求項5に記載の記録素子基板。
【請求項7】
前記複数の温度センサのそれぞれに対応する複数の前記第2のヒータを備え、
前記複数の第2のヒータは、電気的に並列または直列に接続される
ことを特徴とする請求項5に記載の記録素子基板。
【請求項8】
それぞれの前記液室ごとに、複数の前記第1のヒータが設けられており、
前記複数の第1のヒータは、電気的に直列または並列に接続される
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の記録素子基板。
【請求項9】
前記第2のヒータは、前記温度センサを加熱するために設けられ、前記第2のヒータには、前記第1のヒータに印加される駆動パルスとは電気的に独立した駆動パルスが印加される
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の記録素子基板。
【請求項10】
それぞれの前記液室ごとに、少なくとも1つの前記第1のヒータを駆動するスイッチ素子と、少なくとも1つの前記第2のヒータを駆動するスイッチ素子と、が設けられていることを特徴とする請求項9に記載の記録素子基板。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、記録素子基板および記録ヘッドに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
ノズルからインクを吐出させて紙等の記録媒体に付着させるインクジェット記録方式の記録装置が存在する。その中でも、ヒータで発生した熱エネルギーによりノズルからインクを吐出させる方式は、サーマル式インクジェット記録方式と呼ばれる。この方式を用いたインクジェット記録装置において、ヒータの直下に設けた薄膜抵抗体から成る温度センサの端子部に導電プラグを設けて、下層の配線層に接続する構造が提案されている(特許第7112287号公報)。
【0003】
特許文献1に記載のインクジェット記録装置においては、温度センサから出力される温度信号を検出するにあたって、下層の配線層と導電プラグを通じて温度センサに定電流を通電しつつ、温度センサ両端子部の電位差をモニタしている。このような構造を採用することで、温度センサの直上に配線層を設ける必要がなくなるため、配線層の膜厚の分だけ温度センサをヒータに近づけてヒータ・温度センサ間の層間絶縁膜を薄くすることができる。そうすると、ヒータ・温度センサ間の熱抵抗が低下して温度センサの感度が向上する。
【0004】
しかしながら、特許文献1においては、そもそも温度センサはヒータの直下にある。そのため、温度センサをヒータに近づけたとしても、直上の層間絶縁膜とヒータを介してインクがもたらす温度変化を捉えなければならず、感度の向上には限界があった。
【0005】
そこでヒータ自身を温度センサとして用いる方式が提案されている(特表2018-535848号公報)。しかし、この方式では、ヒータへの通電中の期間しかインクの温度変化を捉えることができなかった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特許第7112287号公報
特表2018-535848号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
そこで、ヒータによりインクを熱するサーマル式インクジェット記録方式の記録装置において、インクの温度変化に対する温度センサの感度をより向上させることが求められている。
【0008】
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、インクジェット記録方式の記録装置において、温度センサによりインクの温度変化を検出する際の感度を向上させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、以下の構成を採用する。すなわち、
基板と流路形成部材を含む記録素子基板であって、
前記基板と前記流路形成部材の間には液体が収容される液室が形成され、
前記流路形成部材には、前記液室に収容された前記液体が吐出される吐出口が設けられ
ており、
前記基板は少なくとも、第1の層と、前記第1の層よりも前記液室が形成される面から離れている第2の層と、を含み、
前記第1の層には、駆動パルスを印加されることで発熱して前記液体を加熱し、前記吐出口から吐出させる、第1のヒータと、少なくとも一部が平面視で前記液室と重なるように配置された温度センサと、が設けられており、
前記第2の層には、少なくとも一部が平面視で前記温度センサと重なるように配置された第2のヒータが設けられる
ことを特徴とする記録素子基板である。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、インクジェット記録方式の記録装置において、温度センサによりインクの温度変化を検出する際の感度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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