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10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025078469
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-20
出願番号
2023191063
出願日
2023-11-08
発明の名称
画像形成装置
出願人
キヤノン株式会社
代理人
弁理士法人近島国際特許事務所
主分類
G03G
21/14 20060101AFI20250513BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】トナーに添加される外添剤に起因して画像不良が生じるのを抑制可能な画像形成装置の提供。
【解決手段】制御部は連続画像形成ジョブの開始命令を受信すると、帯電バイアス電源を制御して感光ドラムを現像時の帯電電位にすべく帯電電圧の印加を開始し(S2)、現像バイアス電源を制御して現像時の直流電圧の印加と現像時の交流電圧の印加を開始する(S3、S4)。記録材が連続する場合(S8のYES)、制御部は非現像時において現像時よりも交流電圧のピーク間電圧及び「Vback」を大きくするように、現像バイアス電源を制御して非現像時の交流電圧の印加と(S15)、非現像時の直流電圧の印加を開始する(S16)。これにより、連続画像形成ジョブの非現像時に、「Vback」に起因する回収側の電界による感光ドラムからの外添剤の回収と、ピーク間電圧に起因する磁性キャリアによる感光ドラムからの外添剤の回収が行われる。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
記録材に画像を形成する画像形成装置において、
回転する像担持体と、
前記像担持体の表面を帯電する帯電部と、
帯電された前記像担持体の表面を露光して静電潜像を形成する露光部と、
非磁性のトナー、磁性を有するキャリア、及び、前記トナーと同じ帯電極性の外添剤を含む現像剤を収容する現像容器と、前記現像容器に収容された現像剤を担持して回転し、前記像担持体と対向する現像位置において前記像担持体に形成された静電潜像を現像剤によりトナー像として現像する現像剤担持体と、を有する現像装置と、
前記現像剤担持体に形成された静電潜像を現像剤により現像すべく、前記現像剤担持体に対して直流電圧と交流電圧とを重畳した重畳電圧を印加する現像電源と、
前記像担持体に形成されたトナー像を記録材に転写する転写装置と、
前記現像電源を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、複数の記録材に連続して画像を形成する連続画像形成ジョブにおいて、
前記像担持体の表面のうち、トナー像が転写される記録材に対応する画像領域が前記現像位置を通過する現像時には、前記交流電圧のピーク間電圧を第1のピーク間電圧に、且つ、前記直流電圧を第1の直流電圧にそれぞれ設定し、
前記像担持体の表面のうち、前記像担持体の回転方向に関して連続する2つの前記画像領域の間に位置する非画像領域が前記現像位置を通過する非現像時には、前記交流電圧のピーク間電圧を前記第1のピーク間電圧よりも大きい第2のピーク間電圧に、且つ、前記直流電圧を前記第1の直流電圧よりも絶対値が小さい第2の直流電圧にそれぞれ設定する、
ことを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 550 文字)
【請求項2】
相対湿度を検出する湿度検出部を備え、
前記制御部は、前記非現像時に、
前記湿度検出部により検出された相対湿度が第一湿度である場合には、前記交流電圧のピーク間電圧を前記第2のピーク間電圧に、且つ、前記直流電圧を前記第2の直流電圧にそれぞれ設定し、
前記湿度検出部により検出された相対湿度が前記第一湿度より低い第二湿度である場合には、前記交流電圧のピーク間電圧を前記第2のピーク間電圧よりも大きい第3のピーク間電圧に、且つ、前記直流電圧を前記第2の直流電圧よりも絶対値が小さい第3の直流電圧にそれぞれ設定する、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記交流電圧の1周期のうち最大電圧の印加時間が占めるデューティー比を、前記現像時に第一デューティー比に設定し、前記非現像時に前記第一デューティー比より低い第二デューティー比に設定する、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記像担持体に当接し、前記転写装置によるトナー像の転写後に前記像担持体に残るトナーを除去するクリーニング部材を備える、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子写真技術を用いたプリンタ、複写機、ファクシミリあるいは複合機などの画像形成装置に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
電子写真方式の画像形成装置では、非磁性トナーと磁性キャリアとが混合された二成分現像剤を用いて記録材に画像が形成される。トナーには、トナーの流動性や帯電付与性を確保するために、トナーと帯電極性が同極性の外添剤が添加されている。現像剤は、交流電圧と直流電圧を重畳した現像電圧の印加に伴い現像スリーブにより現像容器から感光ドラムへ供給されて、現像剤に含まれるトナーが感光ドラムの表面に形成されている静電潜像を現像する。現像後に感光ドラムの表面に残ったトナーは、ドラムクリーナにより感光ドラムから除去される。
【0003】
現像に伴ってトナーが消費され、また現像容器内での現像剤の撹拌搬送によりトナーから外添剤が分離し得る故に、記録材への画像形成が進むにつれて現像容器内の外添剤の濃度が増す。そこで、特許文献1に記載の装置では外添剤の濃度を適正に維持するために、画像形成動作であるジョブ終了時やジョブ中断時に、トナーと同極性に帯電された外添剤を主として現像容器から感光ドラムへ排出することで、現像容器内の外添剤の濃度を下げることが開示されている。特許文献1に記載の装置では、予め設定された画像の濃度に達する画像の形成後に、交流電圧のピーク間電圧を画像形成時に比べて高くして現像スリーブを回転させることで、現像容器内の外添剤を感光ドラムに排出している。感光ドラムに排出された外添剤は、トナーと共にドラムクリーナにより感光ドラムから除去される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-66547号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、従来では上記した外添剤の排出前であって、現像容器内の外添剤の濃度が比較的に高い状態で現像が行われた際に、感光ドラム上の外添剤の一部がドラムクリーナにより除去されず、感光ドラム上に残って感光ドラムに連れまわることがあった。外添剤はそれ自体の電荷によってトナーを引き寄せる電界を形成し、感光ドラムにおいて外添剤が多く残っている箇所はその他の箇所よりもトナーを引き寄せやすい。それ故、本来なら均一な濃度の画像が形成されるにも関わらず、外添剤に起因して濃度差のある所謂ゴースト画像と呼ばれる画像不良が生じる虞があった。
【0006】
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、トナーに添加される外添剤に起因して画像不良が生じるのを抑制可能な画像形成装置の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一実施形態に係る画像形成装置は、記録材に画像を形成する画像形成装置において、回転する像担持体と、前記像担持体の表面を帯電する帯電部と、帯電された前記像担持体の表面を露光して静電潜像を形成する露光部と、非磁性のトナー、磁性を有するキャリア、及び、前記トナーと同じ帯電極性の外添剤を含む現像剤を収容する現像容器と、前記現像容器に収容された現像剤を担持して回転し、前記像担持体と対向する現像位置において前記像担持体に形成された静電潜像を現像剤によりトナー像として現像する現像剤担持体と、を有する現像装置と、前記現像剤担持体に形成された静電潜像を現像剤により現像すべく、前記現像剤担持体に対して直流電圧と交流電圧とを重畳した重畳電圧を印加する現像電源と、前記像担持体に形成されたトナー像を記録材に転写する転写装置と、前記現像電源を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、複数の記録材に連続して画像を形成する連続画像形成ジョブにおいて、前記像担持体の表面のうち、トナー像が転写される記録材に対応する画像領域が前記現像位置を通過する現像時には、前記交流電圧のピーク間電圧を第1のピーク間電圧に、且つ、前記直流電圧を第1の直流電圧にそれぞれ設定し、前記像担持体の表面のうち、前記像担持体の回転方向に関して連続する2つの前記画像領域の間に位置する非画像領域が前記現像位置を通過する非現像時には、前記交流電圧のピーク間電圧を前記第1のピーク間電圧よりも大きい第2のピーク間電圧に、且つ、前記直流電圧を前記第1の直流電圧よりも絶対値が小さい第2の直流電圧にそれぞれ設定する、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、トナーに添加される外添剤に起因して画像不良が生じるのを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本実施形態の画像形成装置の構成を示す概略図。
現像装置を示す断面図。
現像剤の循環経路を示す概略図。
トナー像形成に関する制御系を示す制御ブロック図。
(a)現像時に印加する現像電圧の波形を示す図、(b)非現像時に印加する現像電圧の波形を示す図。
第一実施形態の画像形成処理を示すフローチャート。
実験結果を得るために記録材に形成したトナー像を示す図であり、(a)縦帯のベタ画像、(b)縦帯のベタ画像及び横帯のハーフトーン画像。
実験結果の反射濃度差を示すグラフ。
第二実施形態の画像形成処理を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[第一実施形態]
<画像形成装置>
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。まず、本実施形態の画像形成装置の構成について、図1を用いて説明する。図1に示す画像形成装置100は、4色の画像形成部PY、PM、PC、PKを中間転写ベルト5に対向させて配置した、中間転写タンデム方式のカラー画像形成装置である。
(【0011】以降は省略されています)
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