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公開番号
2025078365
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-20
出願番号
2023190867
出願日
2023-11-08
発明の名称
電池制御システム及び電池制御方法
出願人
日産自動車株式会社
,
ルノー エス.ア.エス.
,
RENAULT S.A.S.
代理人
弁理士法人とこしえ特許事務所
主分類
H01M
10/48 20060101AFI20250513BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】電池セルを放電可能な状態とする電池制御システムを提供する。
【解決手段】電池制御システムの制御対象となる電池セルは、負極集電体と炭素を主成分とする中間層を負極層に含み、充電によりリチウムまたはリチウム合金が負極集電体上に形成される。本実施形態に係る電池制御システム及び電池制御方法は、中間層の抵抗を測定し、中間層の抵抗の上昇を検知した場合に、電池セル21に加わる加圧量が増加するよう加圧機構16を制御する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
正極層、固体電解質層、負極層を有する電池セルと、
前記電池セルに圧力を加える加圧機構と、
前記電池セルを制御する制御装置とを備え、
前記電池セルは、負極集電体と炭素を主成分とする中間層を前記負極層に含み、充電によりリチウムまたはリチウム合金が前記負極集電体上に形成され、
前記制御装置は、前記中間層の抵抗を測定し、前記中間層の抵抗の上昇を検知した場合に、前記電池セルに加わる加圧量が増加するよう前記加圧機構を制御する電池制御システム。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
請求項1記載の電池制御システムにおいて、
前記制御装置は、交流インピーダンス法を用いて前記中間層の抵抗を測定する電池制御システム。
【請求項3】
請求項2記載の電池制御システムにおいて、
前記制御装置は、前記交流インピーダンス法による前記中間層の抵抗の測定に使用される交流電流の周波数のうち少なくとも1つの周波数を、100Hz~10000Hzの周波数帯域内に設定する電池制御システム。
【請求項4】
請求項1~3のいずれか一項に記載の電池制御システムにおいて、
前記制御装置は、前記加圧機構により前記電池セルに加わる加圧量を最大にした状態で、前記中間層の抵抗が上昇を継続する場合、又は、前記中間層の抵抗が低下しない場合に、前記電池セルの放電電流を規制する、又は、前記電池セルの放電を停止する電池制御システム。
【請求項5】
請求項4記載の電池制御システムにおいて、
前記制御装置は、前記放電電流を規制した後、又は、前記電池セルの放電を停止した後に、前記中間層の抵抗の下降を検知した場合に、前記放電電流の規制、又は、前記電池セルの放電の停止を解除する電池制御システム。
【請求項6】
請求項5記載の電池制御システムにおいて、
前記制御装置は、前記放電電流の規制、又は、前記電池セルの放電の停止を解除した後に、前記中間層の抵抗が正常閾値以下になった場合に、前記電池セルに加えた加圧量を増加前の値になるよう前記加圧機構を制御する電池制御システム。
【請求項7】
請求項1~3のいずれか一項に記載の電池制御システムにおいて、
前記制御装置は、前記電池セルの温度及び/又はSOCに応じて前記加圧量を調整する電池制御システム。
【請求項8】
請求項7記載の電池制御システムにおいて、
前記制御装置は、前記電池セルの温度が高いほど、及び/又は、前記SOCが高いほど、前記加圧量を低くする電池制御システム。
【請求項9】
電池セルに圧力を加える加圧機構と電池セルとを制御する制御装置により実行される電池制御方法において、
前記電池セルは、
固体電解質層、正極層、負極層を有し、
負極集電体と炭素を主成分とする中間層を前記負極層に含み、充電によりリチウムまたはリチウム合金が前記負極集電体上に形成され、
前記制御装置は、
前記中間層の抵抗を測定し、
前記中間層の抵抗の上昇を検知した場合に、前記電池セルに加わる加圧量が増加するよう前記加圧機構を制御する電池制御方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電池制御システム及び電池制御方法に関するものである。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来より、正極活物質層と、固体電解質層と、リチウムと合金又は化合物を形成する負極活物質層活物質層とをこの順に備えるものであって、負極活物質層がカーボンとAgを含有する全固体リチウム二次電池が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-191202号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、放電時に、負極の集電側にリチウムが残っているにもかかわらず、カーボンを含む中間層内のリチウムの量が減少することで、放電ができなくなるという問題がある。
【0005】
本発明が解決しようとする課題は、電池セルを放電可能な状態とする電池制御システム及び電池制御方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明において、制御対象となる電池セルは、負極集電体と炭素を主成分とする中間層を、電池セルの負極層に含み、充電によりリチウムまたはリチウム合金が負極集電体上に形成される。そして、本発明は、中間層の抵抗を測定し、中間層の抵抗の上昇を検知した場合に、電池セルに加わる加圧量が増加するよう加圧機構を制御することで上記課題を解決する。
【発明の効果】
【0007】
本発明は、電池セルを放電可能な状態とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本発明の実施形態の電池制御システムを示すブロック図である。
図2は、負極活物質層、中間層、及び固体電解質層の断面の概略図であって、(а)は放電前の状態の概略図であり、(b)は放電開始後の状態の概略図である。
図3は、放電時の中間層電位の特性を示すグラフである。
図4は、負極活物質層と中間層との間の境界部分の断面を示す概略図であり、(а)は低面圧の状態の概略図であり、(b)は高面圧の状態の概略図である。
図5は、電池セルに加わる面圧の大きさと回復時間との関係を示すグラフである。
図6は、放電中の中間層の電位特性を示すグラフである。
図7は、負極の虚軸成分値(-Z”)の特性を示すグラフである。
図8は、電池セルの加圧量を増加した状態で、中間層電位の特性を示すグラフである。
図9は、本実施形態の電池制御方法の手順を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。図1は、本実施形態の電池制御システム1を示すブロック図である。電池制御システム1は、電池セル21に加わる面圧制御及び電池セル21の充放電制御を行うシステムであって、電気自動車等の車両に設けられている。
【0010】
図1に示すように、電池制御システム1は、電池モジュール2、電圧センサ11、電流センサ12、温度センサ13、インバータ14、加圧機構16、及び、圧力センサ17、及び、制御装置30、交流インピーダンス測定器40を備えている。
(【0011】以降は省略されています)
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