TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025079084
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-21
出願番号
2023191522
出願日
2023-11-09
発明の名称
検査装置
出願人
株式会社アイシン
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
G06T
7/00 20170101AFI20250514BHJP(計算;計数)
要約
【課題】サンプルデータの確率分布が正規分布に従うか否かに関わらず、異常の有無を判定するための閾値を適切に設定可能な検査装置を提供する。
【解決手段】検査システムにおいて、検査装置1は、検査の対象物に関する検査用データを取得する取得部101と、検査用データに基づいて対象物が異常であることの確からしさを示すスコアを算出する演算部102と、検査実行時に算出されるスコアと閾値とに基づいて対象物の異常の有無を判定する判定部103と、対象物が正常である場合の複数のスコアを含む第1データセットの外れ値、又は対象物が異常である場合の複数のスコアを含む第2データセットの外れ値の少なくとも一方に対する極値統計解析の結果に基づいて閾値を設定する設定部104と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
検査の対象物に関する検査用データを取得する取得部と、
前記検査用データに基づいて前記対象物が異常であることの確からしさを示すスコアを算出する演算部と、
検査実行時に算出される前記スコアと閾値とに基づいて前記対象物の異常の有無を判定する判定部と、
前記対象物が正常である場合の複数の前記スコアを含む第1データセットの外れ値、又は前記対象物が異常である場合の複数の前記スコアを含む第2データセットの外れ値の少なくとも一方に対する極値統計解析の結果に基づいて前記閾値を設定する設定部と、
を備える検査装置。
続きを表示(約 460 文字)
【請求項2】
前記設定部は、前記第2データセットの近似的な確率分布を生成する確率分布化処理と、前記確率分布化処理により生成された近似確率分布に基づいて前記対象物が異常である場合の前記スコアのサンプル数を増加させるリサンプリング処理と、を行い、前記リサンプリング処理後の前記第2データセットに対する前記極値統計解析の結果に基づいて前記閾値を設定する、
請求項1に記載の検査装置。
【請求項3】
前記閾値は、正常側の第1閾値と、異常側の第2閾値と、を含み、
前記設定部は、前記第1データセットに対する前記極値統計解析の結果に基づいて前記第1閾値を設定し、前記第2データセットに対する前記極値統計解析の結果に基づいて前記第2閾値を設定する、
請求項1又は2に記載の検査装置。
【請求項4】
前記判定部は、検査実行時に算出される前記スコアと、前記第1閾値と、前記第2閾値と、に基づいて前記対象物の状態が不明であるか否かを判定する、
請求項3に記載の検査装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、検査装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
対象物を撮像した撮像画像に基づいて当該対象物の異常を検出する検査装置が利用されている。このような検査装置において、撮像画像の特徴量を正規化したデータに基づいて対象物の異常の有無を判定するためのスコアを算出し、当該スコアと閾値とを比較することにより対象物の異常の有無を判定する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-64465号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のような従来技術においては、閾値を設定するために用いられるサンプルデータが正規分布に従うことが前提とされ、閾値は、当該正規分布における標準偏差に基づいて設定される。しかしながら、実際のサンプルデータの確率分布は、正規分布に従わない可能性がある。このような場合、従来技術のように標準偏差に基づいて閾値を設定する方法では、閾値を適切に設定できず、異常の検出精度が低下する可能性がある。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、サンプルデータの確率分布が正規分布に従うか否かに関わらず、異常の有無を判定するための閾値を適切に設定可能な検査装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一実施形態としての検査装置は、検査の対象物に関する検査用データを取得する取得部と、検査用データに基づいて対象物が異常であることの確からしさを示すスコアを算出する演算部と、検査実行時に算出されるスコアと閾値とに基づいて対象物の異常の有無を判定する判定部と、対象物が正常である場合の複数のスコアを含む第1データセットの外れ値、又は対象物が異常である場合の複数のスコアを含む第2データセットの外れ値の少なくとも一方に対する極値統計解析の結果に基づいて閾値を設定する設定部と、を備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、サンプルデータとしての第1データセット及び第2データセットの少なくとも一方に対する極値統計解析の結果に基づいて、対象物の異常の有無を判定するための閾値が設定される。これにより、サンプルデータの確率分布が正規分布に従うか否かに関わらず、閾値を適切に設定でき、異常の検出精度を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態の検査システムの構成の一例を示す図である。
図2は、実施形態の検査装置の機能構成の一例を示す図である。
図3は、実施形態の閾値の設定方法の一例を示す図である。
図4は、実施形態の第1データセットから第1閾値を設定する方法の一例を示す図である。
図5は、実施形態の第2データセットに対する確率分布化処理の一例を示す図である。
図6は、実施形態の第2データセットに対するリサンプリング処理の一例を示す図である。
図7は、実施形態のリサンプリング処理後の第2データセットから第2閾値を設定する方法の一例を示す図である。
図8は、実施形態の検査装置において閾値を設定する際の処理の一例を示すフローチャートである。
図9は、実施形態の検査装置において対象物の異常の有無を判定する際の処理の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の例示的な実施形態が開示される。以下に示される実施形態の構成、並びに当該構成によってもたらされる作用、結果及び効果は、一例である。本発明は、以下の実施形態に開示される構成以外によっても実現可能であるとともに、基本的な構成に基づく種々の効果や、派生的な効果のうち、少なくとも一つを得ることが可能である。
【0010】
図1は、実施形態の検査システムSの構成の一例を示す図である。本実施形態の検査システムSは、所定の対象物の異常を検出可能なシステムである。対象物は、特に限定されるべきものではないが、例えば、工業製品等であり得る。工業製品とは、例えば、車両の構成部品等であり得る。本実施形態における検査には、対象物が正常な状態であるか(品質が所定の基準に達しているか)、異常な状態であるか(品質が所定の基準に達していないか)を判定する処理等が含まれ得る。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
株式会社アイシン
流体機械
1か月前
株式会社アイシン
熱交換器
4日前
株式会社アイシン
流体機械
1か月前
株式会社アイシン
検査装置
11日前
株式会社アイシン
流体機械
1か月前
株式会社アイシン
自律移動体
24日前
株式会社アイシン
自律移動体
24日前
株式会社アイシン
自律移動体
24日前
株式会社アイシン
フロア部材
24日前
株式会社アイシン
リーン車両
19日前
株式会社アイシン
自律移動体
24日前
株式会社アイシン
水陸両用車両
1か月前
株式会社アイシン
制御システム
9日前
株式会社アイシン
車載制御装置
19日前
株式会社アイシン
キーユニット
18日前
株式会社アイシン
マニホールド
18日前
株式会社アイシン
運転支援装置
17日前
株式会社アイシン
発電システム
17日前
株式会社アイシン
車両下部構造
17日前
株式会社アイシン
歩行支援装置
17日前
株式会社アイシン
車体下部構造
6日前
株式会社アイシン
発電システム
3日前
株式会社アイシン
電力変換装置
4日前
株式会社アイシン
車両駆動装置
5日前
株式会社アイシン
運転支援装置
5日前
株式会社アイシン
燃焼器ユニット
1か月前
株式会社アイシン
車両用駆動装置
23日前
株式会社アイシン
車両用駆動装置
23日前
株式会社アイシン
車両用駆動装置
5日前
株式会社アイシン
ロータリバルブ
18日前
株式会社アイシン
減衰力制御装置
9日前
株式会社アイシン
障害物判定装置
13日前
株式会社アイシン
開閉体制御装置
13日前
株式会社アイシン
車両用駆動装置
10日前
株式会社アイシン
リング整列装置
10日前
株式会社アイシン
車両用駆動装置
6日前
続きを見る
他の特許を見る