TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025079598
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-22
出願番号2023192379
出願日2023-11-10
発明の名称藻類発生抑制剤組成物
出願人信越化学工業株式会社
代理人弁理士法人英明国際特許事務所
主分類C07F 7/18 20060101AFI20250515BHJP(有機化学)
要約【課題】 藻類抵抗性の持続性に優れる藻類発生抑制剤組成物を提供すること。
【解決手段】
下記式(1)で表される有機ケイ素化合物を含む藻類発生抑制剤組成物。
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>TIFF</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2025079598000021.tif</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">14</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">65</com:WidthMeasure> </com:Image> (式中、R1は、それぞれ独立に、水素原子、炭素数1~10のアルキル基または炭素数6~10のアリール基を表し、R2は、それぞれ独立に、炭素数1~10のアルキル基または炭素数6~10のアリール基を表し、Xは、単結合、オキシアルキレン基、-O-、-S-、-NH-、-NHCO-、-NHCOO-、または-NHCONH-を表し、Zは、含窒素複素環を有する基を表し、mは、1~20の整数であり、nは、1~3の整数である。)
【選択図】 なし
特許請求の範囲【請求項1】
下記式(1)で表される有機ケイ素化合物を含む藻類発生抑制剤組成物。
TIFF
2025079598000020.tif
14
65
(式中、R
1
は、それぞれ独立に、水素原子、炭素数1~10のアルキル基または炭素数6~10のアリール基を表し、R
2
は、それぞれ独立に、炭素数1~10のアルキル基または炭素数6~10のアリール基を表し、Xは、単結合、オキシアルキレン基、-O-、-S-、-NH-、-NHCO-、-NHCOO-、または-NHCONH-を表し、Zは、含窒素複素環を有する基を表し、mは、1~20の整数であり、nは、1~3の整数である。)
続きを表示(約 460 文字)【請求項2】
前記Zの含窒素複素環が、トリアジン環、イソチアゾリジノン環、イソチアゾリノン環、ベンゾイミダゾール環およびそれらの誘導体から選ばれる1種または2種以上である請求項1記載の藻類発生抑制剤組成物。
【請求項3】
さらに、前記式(1)で表される有機ケイ素化合物以外のその他のアミノ基含有有機ケイ素化合物を含有し、前記式(1)で表される有機ケイ素化合物:前記その他のアミノ基含有有機ケイ素化合物の質量比が、99:1~10:90である請求項1記載の藻類発生抑制剤組成物。
【請求項4】
さらに溶媒として水、有機溶媒またはその両方を含み、前記式(1)で表される有機ケイ素化合物の含有量が、組成物全体に対して0.0001~40質量%である請求項1記載の藻類発生抑制剤組成物。
【請求項5】
前記水が、酸性に調整された水である請求項4記載の藻類発生抑制剤組成物。
【請求項6】
請求項1~5のいずれか1項記載の藻類発生抑制剤組成物が付着している物品。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、藻類発生抑制剤組成物に関し、さらに詳述すると、有機ケイ素化合物を含有する藻類発生抑制剤組成物に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
冷却塔、観賞魚用水槽、貯水槽、浴槽の循環系統の配管、船底等の水と接触する面において、藻類が発生することによる性能や外観の低下を防止するため、オクタデシルジメチル(3-トリアルコキシシリルプロピル)アンモニウムクロライドを主成分とする組成物をコーティングする方法が提案されている(特許文献1)。
【0003】
しかしながら、このような組成物を用いる方法は、長期の使用において藻類抵抗性の持続性が低下する場合があるため、さらなる改善が求められていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2010-83830号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、藻類抵抗性の持続性に優れる藻類発生抑制剤組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らは、上記目的を達成するため鋭意検討した結果、特定の有機ケイ素化合物を含有する藻類発生抑制剤組成物が、ガラス等の物品に持続性のある藻類抵抗性を付与することができることを見出し、本発明を完成した。
【0007】
すなわち、本発明は、
1. 下記式(1)で表される有機ケイ素化合物を含む藻類発生抑制剤組成物、
TIFF
2025079598000001.tif
14
65
(式中、R
1
は、それぞれ独立に、水素原子、炭素数1~10のアルキル基または炭素数6~10のアリール基を表し、R
2
は、それぞれ独立に、炭素数1~10のアルキル基または炭素数6~10のアリール基を表し、Xは、単結合、オキシアルキレン基、-O-、-S-、-NH-、-NHCO-、-NHCOO-、または-NHCONH-を表し、Zは、含窒素複素環を有する基を表し、mは、1~20の整数であり、nは、1~3の整数である。)
2. 前記Zの含窒素複素環が、トリアジン環、イソチアゾリジノン環、イソチアゾリノン環、ベンゾイミダゾール環およびそれらの誘導体から選ばれる1種または2種以上である1の藻類発生抑制剤組成物、
3. さらに、前記式(1)で表される有機ケイ素化合物以外のその他のアミノ基含有有機ケイ素化合物を含有し、前記式(1)で表される有機ケイ素化合物:前記その他のアミノ基含有有機ケイ素化合物の質量比が、99:1~10:90である1の藻類発生抑制剤組成物、
4. さらに溶媒として水、有機溶媒またはその両方を含み、前記式(1)で表される有機ケイ素化合物の含有量が、組成物全体に対して0.0001~40質量%である1の藻類発生抑制剤組成物、
5. 前記水が、酸性に調整された水である4の藻類発生抑制剤組成物、
6. 1~5のいずれかの藻類発生抑制剤組成物が付着している物品
を提供する。
【発明の効果】
【0008】
本発明の藻類発生抑制剤組成物は、耐水性に優れ、ガラス等の物品に持続性のある藻類抵抗性を付与することができる。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明について具体的に説明する。
本発明の藻類発生抑制剤組成物は、下記式(1)で表される有機ケイ素化合物を含むものである。
【0010】
TIFF
2025079598000002.tif
14
65
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

信越化学工業株式会社
導光部材
今日
信越化学工業株式会社
藻類発生抑制剤組成物
1日前
信越化学工業株式会社
反射型マスクブランク及びその製造方法
9日前
信越化学工業株式会社
光アイソレータ及び光透過回路モジュール
3日前
信越化学工業株式会社
ポジ型レジスト材料及びパターン形成方法
8日前
信越化学工業株式会社
無溶媒でコーティングされた固形製剤の製造方法
8日前
信越化学工業株式会社
ミラブル型シリコーンゴム組成物及びその硬化物
9日前
信越化学工業株式会社
ダイヤモンド基板及びその製造方法並びにセンサー
7日前
信越化学工業株式会社
液状フルオロシリコーンスポンジ組成物及びその成形品
1日前
信越化学工業株式会社
電線被覆用絶縁塗料、絶縁電線、コイル及び電気・電子機器
9日前
国立大学法人埼玉大学
ダイヤモンド加工方法
2日前
信越化学工業株式会社
エアーバッグ用付加硬化型液状シリコーンゴム組成物及びエアーバッグ
2日前
信越化学工業株式会社
磁気冷凍材料用原料合金及びその製造方法並びに磁気冷凍材料及びその製造方法
2日前
信越化学工業株式会社
感光性樹脂組成物、感光性樹脂皮膜、感光性ドライフィルム及びパターン形成方法
今日
信越化学工業株式会社
テルビウム含有常磁性ガーネット型透明セラミックス及びそれを用いた磁気光学デバイス
3日前
信越化学工業株式会社
リフト方法、他の基板の製造方法及びリフト装置
3日前
信越化学工業株式会社
重合体、ポジ型及びネガ型感光性樹脂組成物、パターン形成方法、硬化被膜形成方法、層間絶縁膜、表面保護膜、及び電子部品
3日前
株式会社トクヤマ
グルコンアミド誘導体
1か月前
日本化薬株式会社
新規顕色剤及び記録材料
1か月前
日本化薬株式会社
新規顕色剤及び記録材料
1か月前
花王株式会社
ポリアミド系ポリマー
1か月前
日産化学株式会社
ピリジン化合物の製造方法
10日前
ダイキン工業株式会社
シラン化合物
1か月前
株式会社トクヤマ
グルコンアミド誘導体の製造方法
1か月前
花王株式会社
新規ピリジニウム化合物
1か月前
四国化成工業株式会社
エポキシ化合物およびその利用
4日前
国立大学法人京都大学
細胞質送達ペプチド
1か月前
日産化学株式会社
ピラゾール化合物及び有害生物防除剤
1か月前
石原産業株式会社
シアノイミダゾール系化合物の製造方法
2か月前
四国化成工業株式会社
テレフタル酸化合物およびその利用
4日前
四国化成工業株式会社
イソフタル酸化合物およびその利用
4日前
小川香料株式会社
化合物及び香料組成物
1か月前
小川香料株式会社
化合物及び香料組成物
1か月前
ダイキン工業株式会社
SF5含有シラン化合物
1か月前
株式会社カネカ
プロピレンオキサイド(PO)製造システム
3日前
キヤノン株式会社
有機化合物及び有機発光素子
9日前
続きを見る