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公開番号2025079964
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-23
出願番号2023192875
出願日2023-11-13
発明の名称揮散体収納容器
出願人レック株式会社
代理人個人,個人
主分類A01M 1/20 20060101AFI20250516BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】内側に配置した筒状体の内側から周囲に揮散成分を拡散させることで、揮散量を増加させた揮散体収納容器を提供する。
【解決手段】揮散体収納容器は、略円筒形状をした第1の筒状体1と、この第1の筒状体1に内部に配置され、略円筒形状をした第2の筒状体2と、これらの第1、第2の筒状体1、2の上方側に第1、第2の筒状体1、2を連結する、又は第1の筒状体1を閉塞する第1の閉塞部3と、第1、第2の筒状体1、2の下方側に第1、第2の筒状体1、2を連結する第2の閉塞部とから構成されている。可撓性を有する揮散体を封入した揮散体収納容器は、第1の筒状体1の通気孔1bを介して、外側方向に向けて揮散成分を揮散させると共に、第2の筒状体2の通気孔2bを介して、内側方向に向けて揮散成分を揮散させる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
揮散成分を含む揮散体を内部に収納することが可能な揮散体収納容器であって、
側面に多数の通気孔が配置された第1の筒状体と、
該第1の筒状体の内部に配置され、側面に多数の通気孔が配置された第2の筒状体と、
前記第1、第2の筒状体の一端側に、前記第1、第2の筒状体を連結する、又は前記第1の筒状体を閉塞する第1の閉塞部と、
前記第1、第2の筒状体の他端側に、前記第1、第2の筒状体を連結する第2の閉塞部とから構成され、
前記第1、第2の筒状体の間で、前記第1、第2の閉塞部の間に、前記揮散体を配置可能としたことを特徴とする揮散体収納容器。
続きを表示(約 450 文字)【請求項2】
前記第2の閉塞部は環状であることを特徴とする請求項1に記載の揮散体収納容器。
【請求項3】
前記第1の閉塞部又は前記第2の閉塞部の外側面に引掛部を配置したことを特徴とする請求項1又は2に記載の揮散体収納容器。
【請求項4】
前記引掛部に円弧部を備えることを特徴とする請求項3に記載の揮散体収納容器。
【請求項5】
前記第1の筒状体の多数の前記通気孔は、前記第1の筒状体の長手方向に沿って複数列、配置されており、前記通気孔の列間には光反射材を配置していることを特徴とする請求項1又は2に記載の揮散体収納容器。
【請求項6】
前記揮散成分は防虫用成分又は殺虫用成分であり、
前記揮散成分を含む前記揮散体を内部に収納したことを特徴とする請求項1又は2に記載の揮散体収納容器。
【請求項7】
可撓性を有するシート状の前記揮散体を内部に収納したことを特徴とする請求項1又は2に記載の揮散体収納容器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、防虫成分等の揮散成分を含む揮散体を内部に収納させることが可能な揮散体収納容器に関するものである。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ケース内部に害虫忌避剤を配置し、ケースに害虫忌避剤を蒸散させる蒸散孔を多数設けた害虫忌避剤入りアクセサリが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2001-302409号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の害虫忌避剤入りアクセサリは、害虫忌避剤が外気を連通する蒸散孔はケースの表面にしかなく、蒸散量が十分ではなかった。
【0005】
本発明の目的は、上述の課題を解消し、内側に配置した筒状体の内側から周囲に揮散成分を拡散させることで、揮散量を増加させた揮散体収納容器を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述の目的を達成するための本発明に係る揮散体収納容器は、揮散成分を含む揮散体を内部に収納することが可能な揮散体収納容器であって、側面に多数の通気孔が配置された第1の筒状体と、該第1の筒状体の内部に配置され、側面に多数の通気孔が配置された第2の筒状体と、前記第1、第2の筒状体の一端側に、前記第1、第2の筒状体を連結する、又は前記第1の筒状体を閉塞する第1の閉塞部と、前記第1、第2の筒状体の他端側に、前記第1、第2の筒状体を連結する第2の閉塞部とから構成され、前記第1、第2の筒状体の間で、前記第1、第2の閉塞部の間に、前記揮散体を配置可能としたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係る揮散体収納容器によれば、従来の収納容器のように外側面の通気孔を通して揮散成分を周囲に拡散することに加えて、第2の筒状体の内側からも周囲に収納した揮散体の揮散成分を拡散させることが可能である。従って、収納容器の体積当たりの揮散量を増加させることができ、従来の外側面のみから揮散成分を揮散させる収納容器に比べて同じ揮散量を確保するのであれば、収納容器を小型化することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0008】
揮散体収納容器の分解斜視図である。
組み立てた状態の揮散体収納容器の斜視図である。
下方から見た際の揮散体収納容器の斜視図である。
揮散体収納容器のA-A’の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明を図示の実施例に基づいて詳細に説明する。
図1は、揮散体収納容器の分解斜視図であり、図2は組み立てた状態の揮散体収納容器の斜視図である。図3は下方から見た際の揮散体収納容器の斜視図であり、図4は図2に示す揮散体収納容器のA-A’の断面図である。
【0010】
揮散体収納容器は例えば硬質の合成樹脂材から成り、大きさは底面の直径が2cm程度、高さが12cm程度である。揮散体収納容器には、防虫用成分や殺虫用成分等の揮散成分を含む揮散体を内部に収納させることが可能であり、この揮散体の形状は例えばメッシュ状の可撓性を有するシート材が用いられる。
(【0011】以降は省略されています)

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