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公開番号2025080509
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-26
出願番号2023193696
出願日2023-11-14
発明の名称レバー付コネクタ
出願人住友電装株式会社
代理人個人,個人
主分類H01R 13/64 20060101AFI20250519BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】レバーが嵌合前位置にあるときに検知部材が待機位置から変位し難いレバー付コネクタを提供する。
【解決手段】レバー付コネクタ1は、レバー4が嵌合位置に位置するときにのみ待機位置から検知位置への移動が許容されるようにレバー4に取付けられた検知部材14を備える。検知部材14は、検知部材14を操作するためにレバー4から露出するように配置された頭部15と、レバー4が嵌合位置に位置する場合にコネクタハウジング3の挿入凹部23に挿入されるように頭部15から延びるように形成された脚部16と、を有する。コネクタハウジング3と脚部16との間には、レバー4が嵌合前位置にある状態で検知部材14が上方から押された場合に、脚部16の開き方向への変形を抑制する変形抑制部30が設けられている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
相手コネクタに嵌合されるコネクタハウジングに回転可能に設けられたレバーが嵌合前位置から嵌合位置に回転操作されると、前記コネクタハウジングに設けられた端子が前記相手コネクタの端子に完全嵌合されるように、前記相手コネクタに接続されるレバー付コネクタであって、
前記レバーが前記嵌合位置に位置するときにのみ待機位置から検知位置への移動が許容されるように前記レバーに取付けられた検知部材を備え、
前記検知部材は、前記検知部材を操作するために前記レバーから露出するように配置された頭部と、前記レバーが前記嵌合位置に位置する場合に前記コネクタハウジングの挿入凹部に挿入されるように前記頭部から延びるように形成された脚部と、を有し、
前記コネクタハウジングと前記脚部との間には、前記レバーが前記嵌合前位置にある状態で前記検知部材が上方から押された場合に、前記脚部の開き方向への変形を抑制する変形抑制部が設けられている、レバー付コネクタ。
続きを表示(約 760 文字)【請求項2】
前記レバーが回転操作された場合に、前記脚部の接触面が前記コネクタハウジングに設けられた案内面を摺動することにより、前記検知部材の移動を案内する案内部を備え、
前記変形抑制部は、前記開き方向に下る傾斜面状に形成された前記接触面と、前記接触面に面接触するように形成された傾斜面状の前記案内面と、を含む、請求項1に記載のレバー付コネクタ。
【請求項3】
前記レバーが回転操作された場合に、前記脚部の接触面が前記コネクタハウジングに設けられた案内面を摺動することにより、前記検知部材の移動を案内する案内部を備え、
前記レバーの回転軸と、前記検知部材の移動軸とは、ずれて配置され、
前記案内部は、前記レバーが前記嵌合前位置にある状態で前記検知部材が上方から押された場合に、上方からの操作力に基づいて前記検知部材とともに前記レバーを前記嵌合位置に案内するように構成されている、請求項1に記載のレバー付コネクタ。
【請求項4】
前記接触面は、前記脚部の先端において前記レバーの回転方向に沿って傾斜状に形成され、
前記案内面は、前記脚部が通る通路の全域に形成されるとともに円弧状をなしている、請求項3に記載のレバー付コネクタ。
【請求項5】
前記コネクタハウジングと前記脚部との間には、前記変形抑制部としての第1変形抑制部と、前記検知部材が前記検知位置にある場合に前記レバーを前記嵌合位置から元に戻す操作に対する前記脚部の開き方向への変形を抑制する第2変形抑制部と、が設けられている、請求項1に記載のレバー付コネクタ。
【請求項6】
前記レバーは、前記変形抑制部を外側から覆う被覆部を有する、請求項1に記載のレバー付コネクタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、レバー付コネクタに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、特許文献1に開示されるように、レバーの回転操作によって相手側コネクタと嵌合するコネクタが周知である。この種のコネクタは、レバーが嵌合位置に操作されたか否かを確認するために、レバーが嵌合位置に到達したときにのみ検知位置へ変位可能な検知部材を有する。検知部材は、レバーが半嵌合状態にあるときには待機位置に留まり、レバーが嵌合位置に到達すると押し込み操作が可能となることにより、レバーが嵌合位置にあることを作業者に通知する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2003-257546号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、検知部材は、指で押される変位操作部と、変位操作部の両端から延出される脚部と、を一体に有する。この形状では、レバーが半嵌合状態にあるとき、検知部材が上から押されると、脚部の先端が相手の所定箇所に接触することにより、検知部材が待機位置で保持される。しかし、過度な力で検知部材を押すと、脚部に開き方向の力が加わるので、検知部材が強制的に開き方向に変位する可能性があった。よって、レバーが半嵌合状態であるにも関わらず嵌合位置に到達したと作業者が誤認識する懸念があった。
【0005】
本開示の目的は、レバーが嵌合前位置にあるときに検知部材が待機位置から変位し難いレバー付コネクタを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決するレバー付コネクタは、相手コネクタに嵌合されるコネクタハウジングに回転可能に設けられたレバーが嵌合前位置から嵌合位置に回転操作されると、前記コネクタハウジングに設けられた端子が前記相手コネクタの端子に完全嵌合されるように、前記相手コネクタに接続される構成であって、前記レバーが前記嵌合位置に位置するときにのみ待機位置から検知位置への移動が許容されるように前記レバーに取付けられた検知部材を備え、前記検知部材は、前記検知部材を操作するために前記レバーから露出するように配置された頭部と、前記レバーが前記嵌合位置に位置する場合に前記コネクタハウジングの挿入凹部に挿入されるように前記頭部から延びるように形成された脚部と、を有し、前記コネクタハウジングと前記脚部との間には、前記レバーが前記嵌合前位置にある状態で前記検知部材が上方から押された場合に、前記脚部の開き方向への変形を抑制する変形抑制部が設けられている。
【発明の効果】
【0007】
本開示は、レバーが嵌合前位置にあるときに検知部材が待機位置から変位し難くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、第1実施形態に係るレバー付コネクタの分解斜視図である。
図2は、レバーが嵌合前位置のときのレバー付コネクタの側面図である。
図3は、レバーが嵌合位置のときのレバー付コネクタの側面図である。
図4は、検知部材の動きを示すレバー付コネクタの斜視図である。
図5は、検知部材の斜視図である。
図6は、図8に示すVI-VI線断面図である。
図7(a)は、検知部材が待機位置をとるときのレバー付コネクタの側面図であり、図7(b)は、検知部材が検知位置をとるときのレバー付コネクタの側面図である。
図8は、レバーが嵌合前位置をとるときのレバー付コネクタの断面図である。
図9(a)、図9(b)、および図9(c)は、検知部材を押しながらレバーを嵌合前位置から嵌合位置まで回して、待機位置の検知部材を検知位置に押し込むまでの手順図である。
図10は、第2実施形態に係る検知部材の斜視図である。
図11は、第2変形抑制部の構成を示すレバー付コネクタの部分断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
[1]本開示のレバー付コネクタは、相手コネクタに嵌合されるコネクタハウジングに回転可能に設けられたレバーが嵌合前位置から嵌合位置に回転操作されると、前記コネクタハウジングに設けられた端子が前記相手コネクタの端子に完全嵌合されるように、前記相手コネクタに接続される構成であって、前記レバーが前記嵌合位置に位置するときにのみ待機位置から検知位置への移動が許容されるように前記レバーに取付けられた検知部材を備え、前記検知部材は、前記検知部材を操作するために前記レバーから露出するように配置された頭部と、前記レバーが前記嵌合位置に位置する場合に前記コネクタハウジングの挿入凹部に挿入されるように前記頭部から延びるように形成された脚部と、を有し、前記コネクタハウジングと前記脚部との間には、前記レバーが前記嵌合前位置にある状態で前記検知部材が上方から押された場合に、前記脚部の開き方向への変形を抑制する変形抑制部が設けられている。
【0010】
本構成によれば、コネクタハウジングと脚部との間に脚部の開き方向への変形を抑制する変形抑制部を設けたので、レバーが嵌合前位置にある状態において、待機位置の検知部材が上方から押されても、変形抑制部によって脚部の位置が維持される。よって、レバーが嵌合前位置にある状態において、待機位置の検知部材が上方から押されても、検知部材を待機位置から移動し難くすることが可能となる。
(【0011】以降は省略されています)

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