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公開番号2025082112
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-28
出願番号2023195369
出願日2023-11-16
発明の名称コネクタ
出願人住友電装株式会社
代理人弁理士法人グランダム特許事務所
主分類H01R 13/52 20060101AFI20250521BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】耐振性の向上を図ることが可能なコネクタを提供する。
【解決手段】コネクタCは、互いに嵌合可能な第1コネクタ10及び第2コネクタ60と、第1コネクタと第2コネクタとの間をシールするシール部材14とを備え、第1ハウジング12は、第1対向面28に凹設された凹部49を有し、第2ハウジング62は、第2対向面72に凸設され、凹部の内側に嵌合する凸部73を有し、シール部材14は、嵌合状態において、凸部73の外周面75と凹部49の内周面36との間に圧縮状態で配置されるものである。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
互いに嵌合可能な第1コネクタ及び第2コネクタと、前記第1コネクタと前記第2コネクタとの間をシールするシール部材と、を備え、
前記第1コネクタは、第1ハウジングと、前記第1ハウジングに保持される第1端子金具と、を有し、
前記第2コネクタは、第2ハウジングと、前記第2ハウジングに保持される第2端子金具と、を有し、
前記第1ハウジング及び前記第2ハウジングはそれぞれ、前記第1コネクタ及び前記第2コネクタの嵌合状態において互いに対向する第1対向面及び第2対向面を有し、
前記第1ハウジングは、前記第1対向面に凹設された凹部を有し、
前記第2ハウジングは、前記第2対向面に凸設され、前記凹部の内側に嵌合する凸部を有し、
前記第1端子金具と前記第2端子金具のうちの一方はタブを有する雄端子金具であり、他方は前記タブを受け入れる雌端子金具であり、
前記タブは、前記凹部の奥面及び前記凸部の先端面のうちのいずれか一方から複数突出しており、前記凹部の奥面及び前記凸部の先端面のうちの他方には前記タブを受け入れる複数の開口が形成され、
前記シール部材は、前記嵌合状態において、前記凸部の外周面と前記凹部の内周面との間に圧縮状態で配置される、コネクタ。
続きを表示(約 360 文字)【請求項2】
前記第1コネクタ及び前記第2コネクタの一方が機器に直接設けられた機器側コネクタであり、他方が電線の端末部に接続された電線側コネクタである場合に、
前記シール部材は、前記機器側コネクタと嵌合する前の単品状態の前記電線側コネクタに装着されている、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項3】
前記第1コネクタは前記電線側コネクタであり、
前記第2コネクタは前記機器側コネクタであり、
前記シール部材は、前記第1対向面に凹設された凹部に装着されている、請求項2に記載のコネクタ。
【請求項4】
前記電線側コネクタのうち前記シール部材よりも前記機器側コネクタに対する嵌合方向前側には、ホルダが装着されている、請求項2又は請求項3に記載のコネクタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、コネクタに関する。
続きを表示(約 3,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、互いに嵌合可能な一対のコネクタと、嵌合状態において一対のコネクタの間をシールするシール部材とを備えたコネクタが知られている(例えば下記特許文献1~4に記載。)そのうち下記特許文献1に記載されたコネクタは、互いに嵌合可能な雄側コネクタと雌側コネクタとを備えている。雌側コネクタハウジングは、端子収容部と、端子収容部を取り囲む筒状部とを有している。端子収容部は、電線の端末部に接続された雌端子を収容している。筒状部は、端子収容部の外周面に装着されたシール部材を囲って保護している。雄側コネクタハウジングは、雄端子の先端側を囲うフード部を有している。雌側コネクタハウジングの筒状部は、雄側コネクタハウジングのフード部の外周側に嵌合する。なお、特許文献2,3,4,には、防水コネクタが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-18803号公報
特開2000-133365号公報
特開2001-244017号公報
特開2013-38028号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のような構成の雌側コネクタと雄側コネクタとを嵌合させた状態では、雌側コネクタハウジングの筒状部は、雄側コネクタハウジングのフード部の外周側にかぶさり、雌側コネクタハウジングのうち筒状部より後側(電線側)の部分は、雄側コネクタハウジングのフード部の先端から飛び出している。このため、嵌合状態において、雌側コネクタと雄側コネクタとの嵌合方向の長さ寸法は大きくなりがちである。ここで、仮に雄側コネクタが振動すると、雌側コネクタは、雄側コネクタを起点として振動する。この場合、雌側コネクタの振れ方は、コネクタの嵌合方向の寸法が長いほど大きくなりがちである。そこで、コネクタの振れ方を小さくして、端子金具の接続部分を摩耗しにくくし、耐振性を向上させたいという要望があった。
【0005】
そこで、本開示は、耐振性の向上を図ることが可能なコネクタを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示のコネクタは、互いに嵌合可能な第1コネクタ及び第2コネクタと、前記第1コネクタと前記第2コネクタとの間をシールするシール部材と、を備え、前記第1コネクタは、第1ハウジングと、前記第1ハウジングに保持される第1端子金具と、を有し、前記第2コネクタは、第2ハウジングと、前記第2ハウジングに保持される第2端子金具と、を有し、前記第1ハウジング及び前記第2ハウジングはそれぞれ、前記第1コネクタ及び前記第2コネクタの嵌合状態において互いに対向する第1対向面及び第2対向面を有し、前記第1ハウジングは、前記第1対向面に凹設された凹部を有し、前記第2ハウジングは、前記第2対向面に凸設され、前記凹部の内側に嵌合する凸部を有し、前記第1端子金具と前記第2端子金具のうちの一方はタブを有する雄端子金具であり、他方は前記タブを受け入れる雌端子金具であり、前記タブは、前記凹部の奥面及び前記凸部の先端面のうちのいずれか一方から複数突出しており、前記凹部の奥面及び前記凸部の先端面のうちの他方には前記タブを受け入れる複数の開口が形成され、前記シール部材は、前記嵌合状態において、前記凸部の外周面と前記凹部の内周面との間に圧縮状態で配置されるものである。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、耐振性の向上を図ることが可能なコネクタを提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態1にかかるコネクタであって、第1コネクタと第2コネクタとの嵌合状態を示す斜視図である。
図2は、第2コネクタの一部を示す斜視図である。
図3は、第1コネクタと第2コネクタとの嵌合状態を示す断面図であって、ロックアームの位置における断面図である。
図4は、第1コネクタと第2コネクタとの嵌合状態を示す断面図であって、ホルダロックの位置における断面図である。
図5は、第1コネクタと第2コネクタとの嵌合状態を示す断面図であって、シール部の位置における断面図である。
図6は、第1コネクタを示す分解斜視図である。
図7は、第1コネクタを示す正面図である。
図8は、第1コネクタを示す斜視図である。
図9は、ホルダ及びシール部材を示す斜視図である。
図10は、第1コネクタと第2コネクタとの嵌合状態を示す、第1対向面及び第2対向面を含む部分の一部拡大断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
[1]本開示のコネクタは、互いに嵌合可能な第1コネクタ及び第2コネクタと、前記第1コネクタと前記第2コネクタとの間をシールするシール部材と、を備え、前記第1コネクタは、第1ハウジングと、前記第1ハウジングに保持される第1端子金具と、を有し、前記第2コネクタは、第2ハウジングと、前記第2ハウジングに保持される第2端子金具と、を有し、前記第1ハウジング及び前記第2ハウジングはそれぞれ、前記第1コネクタ及び前記第2コネクタの嵌合状態において互いに対向する第1対向面及び第2対向面を有し、前記第1ハウジングは、前記第1対向面に凹設された凹部を有し、前記第2ハウジングは、前記第2対向面に凸設され、前記凹部の内側に嵌合する凸部を有し、前記第1端子金具と前記第2端子金具のうちの一方はタブを有する雄端子金具であり、他方は前記タブを受け入れる雌端子金具であり、前記タブは、前記凹部の奥面及び前記凸部の先端面のうちのいずれか一方から複数突出しており、前記凹部の奥面及び前記凸部の先端面のうちの他方には前記タブを受け入れる複数の開口が形成され、前記シール部材は、前記嵌合状態において、前記凸部の外周面と前記凹部の内周面との間に圧縮状態で配置されるものである。このような構成によれば、シール部材は、第1ハウジング又は第2ハウジングの外周面ではなく第1対向面の凹部と第2対向面の凸部との間に配置されるから、第1ハウジング又は第2ハウジングの外周側にシール部材を囲う筒状部を設けなくて済む。これによって、第1ハウジング及び第2ハウジングのうちの一方を他方のフード部内に収め、コネクタの嵌合方向の長さ寸法を小さくできる。したがって、コネクタの振れ方を小さくでき、もって耐振性を向上できる。
[2]上記[1]に記載されたコネクタにおいて、前記第1コネクタ及び前記第2コネクタの一方が機器に直接設けられた機器側コネクタであり、他方が電線の端末部に接続された電線側コネクタである場合に、前記シール部材は、前記機器側コネクタと嵌合する前の単品状態の前記電線側コネクタに装着されているものとしてもよい。このような構成によれば、機器側コネクタにシール部材を組み付けなくてよいから、シール部材の組み付け作業を容易に行うことができる。
[3]上記[1]又は[2]に記載されたコネクタにおいて、前記第1コネクタは前記電線側コネクタであり、前記第2コネクタは前記機器側コネクタであり、前記シール部材は、前記第1対向面に凹設された凹部に装着されているものとしてもよい。このような構成によれば、シール部材は凹部に収容されて保護されるから、単品状態の電線側コネクタを容易に取り扱うことができる。
[4]上記[2]又は[3]に記載のコネクタにおいて、前記電線側コネクタのうち前記シール部材よりも前記機器側コネクタに対する嵌合方向前側には、ホルダが装着されているものとしてもよい。このような構成によれば、ホルダによってシール部材の前面を保護できるから、単品状態の電線側コネクタを容易に取り扱うことができる。
【0010】
[本開示の実施形態の詳細]
本開示のコネクタの具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
(【0011】以降は省略されています)

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