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公開番号2025083754
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-02
出願番号2023197322
出願日2023-11-21
発明の名称コネクタ
出願人住友電装株式会社
代理人弁理士法人グランダム特許事務所
主分類H01R 13/639 20060101AFI20250526BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】電線に振動が加わったときに、端子金具が摩耗するのを防止することが可能なコネクタを提供する。
【解決手段】コネクタ10は、相手コネクタ100と嵌合可能なハウジング20を備える。ハウジング20は、端子金具90を収容可能な複数のキャビティ23を有している。各キャビティ23は、ハウジング20の内部において、ハウジング20および相手コネクタ100の嵌合方向と交差する幅方向に並んで配置されている。ハウジング20は、幅方向の中央側に位置して相手コネクタ100との嵌合状態を保持する中央側ロック部35と、幅方向の両端側に位置して相手コネクタ100との嵌合状態を保持する端側ロック部36と、を有している。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
相手コネクタと嵌合可能なハウジングを備え、
前記ハウジングは、端子金具を収容可能な複数のキャビティを有し、
前記複数のキャビティは、前記ハウジングの内部において、前記ハウジングおよび前記相手コネクタの嵌合方向と交差する幅方向に並んで配置され、
さらに、前記ハウジングは、前記幅方向の中央側に位置して前記相手コネクタとの嵌合状態を保持する中央側ロック部と、前記幅方向の両端側に位置して前記相手コネクタとの嵌合状態を保持する端側ロック部と、を有している、コネクタ。
続きを表示(約 570 文字)【請求項2】
前記中央側ロック部と、前記中央側ロック部の係止相手である被中央側ロック部とは、前記幅方向への動きを規制された状態で係止され、
前記端側ロック部と、前記端側ロック部の係止相手である被端側ロック部とは、前記幅方向への動きを規制された状態で係止される、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項3】
前記被端側ロック部は、前記ハウジングのフード部の内部に移動可能に配置されるムービングプレートに設けられ、
前記ムービングプレートは、前記被端側ロック部とは別に、前記ハウジングおよび前記相手コネクタが嵌合状態にあるときに、前記相手コネクタに係止されるプレートロック部を有している、請求項2に記載のコネクタ。
【請求項4】
前記プレートロック部は、前記ムービングプレートに前記幅方向に間隔をあけて複数配置されている、請求項3に記載のコネクタ。
【請求項5】
前記ハウジングは、前記相手コネクタと嵌合する方向とは反対の方向である後方を向いて配置される電線引出面を有し、前記端子金具に接続された電線が前記電線引出面から後方に引き出されており、
前記端側ロック部は、前記中央側ロック部よりも後方に配置されている、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のコネクタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、コネクタに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、互いに対をなすコネクタハウジングをナット部材で締結させる技術を開示している。
特許文献2は、互いに嵌合可能な第1ハウジングおよび第2ハウジングを備えたコネクタを開示している。第1ハウジングには、第1端子金具が収容されている。第1ハウジングには、弾性変形可能なロックアームが形成されている。第2ハウジングには、第1端子金具に接続可能な第2端子金具が収容されている。第2ハウジングには、ロックアームに係止可能なロック部が形成されている。ロック部がロックアームに係止されることにより、第1ハウジングおよび第2ハウジングが嵌合状態に保持される。
【0003】
特許文献3は、雄コネクタの内部を移動可能に配置されるムービングプレートを開示している。同じく、特許文献4は、フード部の内部を移動可能に配置されるムービングプレートを開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2004-134190号公報
特開2015-201331号公報
特開2011-86478号公報
特開2014-241253号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に開示された技術は、ナット部材をハウジングに取り付ける等の事情によって、構造上の制約が多く、汎用性に欠ける。これに対し、特許文献2に開示された技術は、ロック部がロックアームに係止される一般的な構造であり、汎用性が高い。しかし、第1ハウジングから複数の電線が幅方向に並んで引き出される場合に、コネクタに振動が加わると、引き出された各電線が、ロックアームとロック部との係止部分(第1ハウジングの幅方向の中央部分)を支点として、幅方向に振れる懸念がある。仮に、各電線が幅方向に振れると、第1ハウジングおよび第2ハウジングが互いの嵌合隙間(クリアランス)の範囲でがた付き、第1端子金具および第2端子金具が互いに摺動して摩耗するおそれがある。
【0006】
そこで、本開示は、電線に振動が加わったときに、端子金具が摩耗するのを防止することが可能なコネクタを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示のコネクタは、相手コネクタと嵌合可能なハウジングを備え、前記ハウジングは、端子金具を収容可能な複数のキャビティを有し、前記複数のキャビティは、前記ハウジングの内部において、前記ハウジングおよび前記相手コネクタの嵌合方向と交差する幅方向に並んで配置され、さらに、前記ハウジングは、前記幅方向の中央側に位置して前記相手コネクタとの嵌合状態を保持する中央側ロック部と、前記幅方向の両端側に位置して前記相手コネクタとの嵌合状態を保持する端側ロック部と、を有している、コネクタである。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、電線に振動が加わったときに、端子金具が摩耗するのを防止することが可能なコネクタを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、実施形態1のコネクタにおいて、ハウジングと相手コネクタとが嵌合状態に保持された状態を示す平面図である。
図2は、実施形態1のコネクタにおいて、図1のA-A線断面図である。
図3は、実施形態1のコネクタにおいて、図1のB-B線断面図である。
図4は、実施形態1のコネクタにおいて、図1のC-C線断面図である。
図5は、実施形態1のコネクタにおいて、プレートロック部が被プレートロック部を係止する位置で切断した部分を拡大した側断面図である。
図6は、実施形態1のコネクタにおいて、ムービングプレートがハウジングに対して保護位置に置かれた状態を示す側断面図である。
図7は、実施形態1のコネクタの嵌合相手である相手コネクタの正面図である。
図8は、実施形態1のコネクタにおいて、ハウジングの正面図である。
図9は、実施形態1のコネクタにおいて、ムービングプレートの平面図である。
図10は、実施形態1のコネクタにおいて、ムービングプレートの正面図である。
図11は、実施形態1のコネクタにおいて、ムービングプレートの背面図である。
図12は、実施形態1のコネクタの分解斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示のコネクタは、
(1)相手コネクタと嵌合可能なハウジングを備え、前記ハウジングは、端子金具を収容可能な複数のキャビティを有し、前記複数のキャビティは、前記ハウジングの内部において、前記ハウジングおよび前記相手コネクタの嵌合方向と交差する幅方向に並んで配置され、さらに、前記ハウジングは、前記幅方向の中央側に位置して前記相手コネクタとの嵌合状態を保持する中央側ロック部と、前記幅方向の両端側に位置して前記相手コネクタとの嵌合状態を保持する端側ロック部と、を有している。
(【0011】以降は省略されています)

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