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公開番号
2025080863
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-27
出願番号
2023194208
出願日
2023-11-15
発明の名称
顆粒の製造方法、及び顆粒
出願人
DM三井製糖株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
A23L
5/00 20160101AFI20250520BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約
【課題】低温条件での噴霧乾燥で得ることができ、かつ常温~低温の溶媒への分散性に優れる、水分含量の高い機能材料の顆粒を製造する方法を提供すること。
【解決手段】結晶性の糖及び結晶性の糖アルコールからなる群より選ばれる少なくとも一種の原料と、機能材料とを混合し、原料及び機能材料を含有し、かつ原料の一部が結晶状態で含まれる噴霧液を得る工程と、噴霧液を低温条件で噴霧乾燥する工程と、を備え、機能材料が、水分含量の高い機能材料である、顆粒の製造方法。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
結晶性の糖及び結晶性の糖アルコールからなる群より選ばれる少なくとも一種の原料と、機能材料とを混合し、前記原料及び前記機能材料を含有し、かつ前記原料の一部が結晶状態で含まれる噴霧液を得る工程と、
前記噴霧液を低温条件で噴霧乾燥する工程と、を備え、
前記機能材料が、水分含量の高い機能材料である、顆粒の製造方法。
続きを表示(約 820 文字)
【請求項2】
結晶性の糖及び結晶性の糖アルコールからなる群より選ばれる少なくとも一種の原料と、機能材料とを混合し、溶媒を使用することなく、前記原料及び前記機能材料を含有し、かつ前記原料の一部が結晶状態で含まれる噴霧液を得る工程と、
前記噴霧液を低温条件で噴霧乾燥する工程と、を備える、顆粒の製造方法。
【請求項3】
前記噴霧液における、前記原料の晶出率が5質量%以上50質量%以下である、請求項1又は2に記載の製造方法。
【請求項4】
前記糖及び前記糖アルコールが、単糖、二糖、三糖及びこれらの糖アルコールである、請求項1又は2に記載の製造方法。
【請求項5】
前記糖及び前記糖アルコールが、パラチノース、スクロース及びトレハロースからなる群より選ばれる少なくとも一種である、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項6】
前記噴霧乾燥が、入口温度が0~60℃の条件で行われる、請求項1又は2に記載の製造方法。
【請求項7】
前記機能材料が、液卵、クリーマー、果汁、野菜汁、又は液状の乳素材である、請求項1又は2に記載の製造方法。
【請求項8】
結晶性の糖及び結晶性の糖アルコールからなる群より選ばれる少なくとも一種と、水分含量の高い機能材料の固形分とを含有し、
前記糖及び/又は前記糖アルコールは、一部が結晶状態であり、他部が非結晶状態である、顆粒。
【請求項9】
前記結晶状態の糖及び/又は糖アルコール同士が形成する間隙に、前記非結晶状態の糖及び/又は糖アルコールと、前記固形分とが保持されている、請求項8に記載の顆粒。
【請求項10】
前記糖及び前記糖アルコールが、単糖、二糖、三糖及びこれらの糖アルコールである、請求項8又は9に記載の顆粒。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、顆粒の製造方法、及び顆粒に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
光、熱、水分、酸素、継時変化といった要因により変質を受けやすい機能材料を食品及び医薬品の原料として提供する場合、原料として使用されるまでの貯蔵期間中の変質要因(光、温度、湿度、酸素、継時変化等)を考慮して、長期にわたり機能材料の品質を維持することは非常に重要である。このような機能材料の安定性を改善する方法として、乾燥・粉末化があり、乾燥・粉末化の一方法として噴霧乾燥(スプレードライ、SDともいう)がある。
【0003】
噴霧乾燥は、機能材料を含有した溶液又は懸濁液を、乾燥気体中に噴霧して急速に乾燥させて、乾燥状態の粉末・顆粒を得る方法であり、一般的に乾燥気体として100~200℃程度に加温された高温空気が用いられる。しかし、機能材料が熱に弱い場合など、高温気体の使用を回避したい場合がある。そのような技術として、機能材料を結晶性の糖及び/又は糖アルコールの一部が結晶状態で含まれる結晶懸濁液と共に低温で噴霧乾燥する方法、及び当該方法により製造された顆粒の発明が開示されている(特許文献1及び特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-106571号公報
特許第7197743号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1及び特許文献2に開示される方法は、まず結晶性の糖及び/又は糖アルコールの一部が結晶状態で含まれる結晶懸濁液を製造し、次いでこの結晶懸濁液と機能材料とを混合して噴霧液を調製する。その際、低温条件での噴霧乾燥により乾燥粉末(顆粒)を製造可能にするため、噴霧液中で結晶性の糖及び/又は糖アルコールの一部が結晶状態で含まれる状態を維持する必要がある。
【0006】
このようなことから、特許文献1及び特許文献2に開示される方法において、水分含量の高い機能材料(例えば、75%程度が水分である液卵、50~70%程度が水分であるクリーマー(コーヒークリーマー等)、及び88%程度が水分である全乳等の液状の乳素材、並びに90%以上が水分よりなる果汁・野菜汁等)では、水分以外の成分(固形分等)を充分に含有する顆粒を得ようとすると、機能材料の配合比率を高めることが必要となり、必然的に水分の比率も高まることから、結晶性の糖及び/又は糖アルコールの一部が結晶状態で含まれる噴霧液を得ることが困難な場合があった。
【0007】
他方、粉末卵、粉乳、果実の圧搾汁粉末、野菜の圧搾汁粉末、コーヒークリーマー粉末などの水分含量の高い機能材料から、一般的な噴霧乾燥法を用いて粉末状又は顆粒状に調製される組成物においては、当該組成物を常温~低温の溶媒で溶解する際にダマ(まま粉)が発生することが知られている。このような水分含量の高い機能材料を噴霧乾燥しても常温~低温の溶液での溶解操作でダマ(まま粉)になりにくくする技術の必要性が高まっていた。
【0008】
本発明は、上述した従来技術の問題点に鑑み、低温条件での噴霧乾燥で得ることができ、かつ常温~低温の溶媒への分散性に優れる、水分含量の高い機能材料の顆粒を製造する方法を提供することを目的とする。本発明はまた、当該方法により得られる顆粒を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、結晶性の糖及び結晶性の糖アルコールからなる群より選ばれる少なくとも一種の原料と、機能材料とを混合し、前記原料及び前記機能材料を含有し、かつ前記原料の一部が結晶状態で含まれる噴霧液を得る工程と、前記噴霧液を低温条件で噴霧乾燥する工程と、を備え、前記機能材料が、水分含量の高い機能材料である、顆粒の製造方法に関する。
【0010】
本発明はまた、結晶性の糖及び結晶性の糖アルコールからなる群より選ばれる少なくとも一種の原料と、機能材料とを混合し、溶媒を使用することなく、前記原料及び前記機能材料を含有し、前記原料の一部が結晶状態で含まれる噴霧液を得る工程と、前記噴霧液を低温条件で噴霧乾燥する工程と、を備える、顆粒の製造方法に関する。
(【0011】以降は省略されています)
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