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公開番号
2025080924
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-27
出願番号
2023194309
出願日
2023-11-15
発明の名称
壁紙の提供方法
出願人
TOPPANホールディングス株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
D06N
7/00 20060101AFI20250520BHJP(繊維または類似のものの処理;洗濯;他に分類されない可とう性材料)
要約
【課題】製造から施工までの過程で生じる廃棄物量を削減し、且つ廃棄物を再利用することの可能な壁紙の提供方法を提供する。
【解決手段】無地調の反物状の壁紙原反ロール10を生成し、壁紙原反ロール10の少なくとも幅方向の一端側を切り落とすことで、少なくとも一端側はその端部まで施工可能な領域であり且つ壁紙1の幅方向寸法以上の幅を有する幅方向寸法一定の壁紙ロール20を生成し、この壁紙ロール20を出荷する。壁紙原反ロール10は、柄合わせ用のマークを含まない絵柄意匠を有するように生成する。施工時には、壁紙ロール20の少なくとも一端側は耳部を切り落とす工程が不要であり、その分、施工工程の簡略化を図ることができる。また、少なくとも一端側は製造業者側で耳部を切り落としており、製造業者側は耳部の材料を認識しているため、耳部を容易に分別し再利用することができる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
無地調で幅方向寸法一定の壁紙の提供方法であって、
無地調の反物状の壁紙原反ロールを生成する工程と、
前記壁紙原反ロールの少なくとも幅方向の一端側を切り落とすことで、当該一端側はその端部まで施工可能な領域であり且つ前記壁紙の前記幅方向寸法以上の幅を有する幅方向寸法一定の壁紙ロールを生成する工程と、
前記壁紙ロールを出荷する工程と、
を備え、
前記壁紙原反ロールを生成する工程では、柄合わせ用のマークを含まない絵柄意匠を有する前記壁紙原反ロールを生成することを特徴とする壁紙の提供方法。
続きを表示(約 400 文字)
【請求項2】
前記壁紙ロールを生成する工程では、前記壁紙原反ロールの幅方向の両端側それぞれを切り落とすことで、当該両端側はそれぞれその端部まで施工可能な領域であり且つ前記壁紙の前記幅方向寸法と同一幅を有する幅方向寸法一定の壁紙ロールを生成することを特徴とする請求項1に記載の壁紙の提供方法。
【請求項3】
前記無地調は、無地、砂目、布目、ストライプ、および幾何学意匠のうちの少なくとも一つであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の壁紙の提供方法。
【請求項4】
幅方向寸法一定の壁紙を切り出すようにした反物状の壁紙ロールであって、
幅方向寸法一定であり且つ前記壁紙の幅以上の幅を有し、
少なくとも幅方向の一端側はその端部まで施工可能な領域であり、
柄合わせ用のマークを含まない絵柄意匠を有することを特徴とする壁紙ロール。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、壁紙の提供方法および壁紙ロールに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、屋内の壁面等への壁紙の施工方法として、重ね貼り施工法が知られている。この重ね貼り施工法は、耳部を備えた壁紙用のシートを用い、2枚のシートの耳部を数cm重ねて位置決めした後に、両方のシートが重なる部分をカッター等の刃物で切断し、両方のシートの不要な部分を取り除いた後、ジョイントローラー等で、壁面等に貼り付ける施工法である(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
また、耳部を有していない壁紙用のシート、つまり、貼着後の壁紙と同一幅のシートを用い、シートを重ねずに、既に貼着された壁紙と新たに貼着するシート同士の小口面を突き合わせて納める突き合わせ工法等も知られている。例えば、無地調(無地、砂目、布目、ストライプ、幾何学意匠等)とされる絵柄意匠壁紙においては、突き合わせ施工も多く用いられている。
【0004】
突き合わせ施工では、施工時の糊塗布直前に糊付け機上にて、壁紙用のシートをおおよそ有効幅にスリットし、スリットされた両端部はその場で廃棄されることとなる。
【0005】
一方、様々な絵柄意匠を有する壁紙の場合、この壁紙用のシートには、隣接する壁紙間で絵柄意匠が連続するように張り合わせるための柄合わせマークが必要となり、この柄合わせマークを有効幅の外側の廃棄する部分に設ける必要がある。そのため、この壁紙用のシートは、有効幅より片側10mm以上広く設計されている。この柄合わせマークは、柄合わせの際にのみ必要であり、張り合わせた後は、不要なものであることから、有効幅の外側の廃棄する部分に設けられている。
【0006】
このように、絵柄意匠を有する壁紙と無地調の壁紙とが共存することから、製造工程の共通化などの目的で、施工時に廃棄することにはなるものの、無地調壁紙の両端部にも余白部分を設けている。
時として、無地調壁紙であっても生産時に僅かながら余白を必要とする場合があるが、この場合でも突き付け施工を行う上では、有効幅外にあたる端部は廃棄されることとなる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
実開平2-106500号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
現状、壁紙用のシートの、施工時に廃棄される有効幅外にあたる端部は、端部廃棄物として他の廃棄物と混合され、産業廃棄物として施工業者が持ち帰り廃棄処理を行っている。施工業者は有効幅外にあたる端部廃棄物の材料を理解していないか、塩ビもしくはその他のプラスチックであるかが判別できないか、紙との一体物で分別が不可能であったりするため、端部廃棄物を、施工業者が分別することは不可能であり、その結果、産業廃棄物として廃棄している。
【0009】
そのため、製造から施工までの過程で生じる廃棄物量を削減し、さらに廃棄物を再利用する事の可能な壁紙が望まれていた。
本発明は、上記のような点に着目してなされたものであり、製造から施工までの過程で生じる廃棄物量を削減し、且つ廃棄物を再利用することの容易な壁紙の提供方法及び壁紙ロールを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本願発明の一態様によれば、無地調で幅方向寸法一定の壁紙の提供方法であって、無地調の反物状の壁紙原反ロールを生成する工程と、壁紙原反ロールの少なくとも幅方向の一端側を切り落とすことで、一端側はその端部まで施工可能な領域であり且つ壁紙の幅方向寸法以上の幅を有する幅方向寸法一定の壁紙ロールを生成する工程と、壁紙ロールを出荷する工程と、を備え、壁紙原反ロールを生成する工程では、柄合わせ用のマークを含まない絵柄意匠を有する壁紙原反ロールを生成する、壁紙の提供方法が提供される。
(【0011】以降は省略されています)
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