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公開番号
2025081159
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-27
出願番号
2023194739
出願日
2023-11-15
発明の名称
給紙装置、給紙方法、プログラム、および画像形成装置
出願人
株式会社リコー
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
B65H
7/04 20060101AFI20250520BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】ロールエンドの検知精度を高めることができる、給紙装置、給紙方法、プログラム、および画像形成装置を提供する。
【解決手段】本発明は、ロール紙を正逆回転させ、前記ロール紙を給紙する給紙装置であって、コロと、前記ロール紙の端部の段差を検知するセンサと、前記センサおよび前記コロを前記ロール紙の略中心に向かって前記ロール紙の円周方向に互いにオフセットされた位置に配置し、前記センサと前記コロを前記ロール紙の表面に当接するように支持する支持部材と、前記センサから出力されるセンサ信号に基づいて、前記ロール紙の回転を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記ロール紙を給紙方向に回転させ、前記センサ信号の変化の傾きと、スレッシュ値と、を比較して、前記ロール紙の紙管を検知する。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
ロール紙を正逆回転させ、前記ロール紙を給紙する給紙装置であって、
コロと、
前記ロール紙の端部の段差を検知するセンサと、
前記センサおよび前記コロを前記ロール紙の略中心に向かって前記ロール紙の円周方向に互いにオフセットされた位置に配置し、前記センサと前記コロを前記ロール紙の表面に当接するように支持する支持部材と、
前記センサから出力されるセンサ信号に基づいて、前記ロール紙の回転を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記ロール紙を給紙方向に回転させ、前記センサ信号の変化の傾きと、スレッシュ値と、を比較して、前記ロール紙の紙管を検知する、給紙装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記制御部は、所定時間当たりの前記センサ信号の変化の傾きの絶対値の積算値と、前記スレッシュ値と、を比較して、前記紙管を検知する、請求項1に記載の給紙装置。
【請求項3】
前記所定時間は、前記給紙方向における前記センサの位置から前記ロール紙の端部が前記紙管から離れるまでの範囲に要する時間以下である、請求項2に記載の給紙装置。
【請求項4】
前記スレッシュ値を設定する設定部をさらに備える請求項1から3のいずれか一つに記載の給紙装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記紙管を検出した場合に、前記ロール紙の後端であるロールエンドと判断する、請求項1に記載の給紙装置。
【請求項6】
前記制御部は、前記ロールエンドとなったことを判断した後は、前記ロール紙の給紙動作を停止する、請求項5に記載の給紙装置。
【請求項7】
前記ロール紙の給紙状態を表示する表示部をさらに備え、
前制御部は、前記ロールエンドの判断後、前記表示部に前記ロール紙が無くなったことを表示する、請求項5または6に記載の給紙装置。
【請求項8】
前記制御部は、前記ロール紙を前記給紙方向へ回転させ、前記ロール紙の後端が前記センサを通過する際の前記センサ信号の変化の傾きと、前記ロール紙の後端が前記コロを通過する際の前記センサ信号の変化の傾きと、検出することで前記ロール紙の後端を検知した場合、または、前記ロール紙を給紙方向へ回転させ、前記センサ信号の変化の傾きと、前記スレッシュ値と、を比較して前記紙管を検知した場合に、前記ロールエンドと判断する、請求項5に記載の給紙装置。
【請求項9】
前記制御部は、前記ロール紙を前記給紙方向へ回転させ、前記ロール紙の後端が前記センサを通過する際の前記センサ信号の変化の傾きと、前記ロール紙の後端が前記コロを通過する際の前記センサ信号の変化の傾きと、を検出することで前記ロール紙の後端を検知した場合、および、前記ロール紙を給紙方向へ回転させ、前記センサ信号の変化の傾きと、前記スレッシュ値と、を比較して前記紙管を検知した場合に、前記ロールエンドと判断する、請求項5に記載の給紙装置。
【請求項10】
前記制御部は、前記ロール紙がセットされた後の当該ロール紙の先端検知動作において、前記先端検知動作を開始後の前記センサ信号の変化の傾きが前記スレッシュ値を超えていた場合、前記紙管がセットされたと判断する、請求項1に記載の給紙装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、給紙装置、給紙方法、プログラム、および画像形成装置に関する。
続きを表示(約 4,600 文字)
【背景技術】
【0002】
ロール紙を給紙および搬送するロール紙給紙装置において、ロール紙の後端(ロールエンド)を検知するロールエンド検知技術が開発されている。また、ロール紙の厚さを直接検知可能なセンサを用いて、ロールエンド時のロール紙と紙管との段差を検出し、ロールエンドを検出する技術が開発されている。特許文献1には、ロール紙の表面にコロを接触させ、コロの回転ムラをセンサでロールエンドを検知するか、またはコロを駆動するモータの電流値の変化に基づいてロールエンドを検知する技術が開示されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、上述のロールエンド検知技術では、用紙の後端を直接検知していないため、ロールエンドの誤検知の可能性がある。また、上述のロールエンド検知技術では、ロール紙の紙管表面が粗いために、ロールエンド直後に凸部または凹部等が来た場合に、センサから出力される信号の変化が小さくなって、ロールエンドを検知できない場合があり得る。例えば、ロールエンドの段部分がセンサのアクチュエータを通過する時に、ロールエンド直後が滑らかになって、センサから信号が、スレッシュ値を超える様な大きな変化を得ることができず、その変化が小さくなってしまう。
【0004】
また、ロール紙の中央部をテープで止めている場合、ロール紙が長尺になると、複数の幅のロール紙に対応するため、センサの位置がロール紙の端部になる。その場合、ロール紙の端部の浮き等が考えられ、センサの信号が不安定になる可能性がある。例えば、ロール紙の後端が浮いた時には、センサのアクチュエータが急激に変化するので問題ないが、ロール紙の後端が湾曲して接した場合はセンサのアクチュエータを通過する時に、センサの信号から、大きな変化を得られず小さくなってしまう。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、ロールエンドの検知精度を高めることができる、給紙装置、給紙方法、プログラム、および画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、ロール紙を正逆回転させ、前記ロール紙を給紙する給紙装置であって、コロと、前記ロール紙の端部の段差を検知するセンサと、前記センサおよび前記コロを前記ロール紙の略中心に向かって前記ロール紙の円周方向に互いにオフセットされた位置に配置し、前記センサと前記コロを前記ロール紙の表面に当接するように支持する支持部材と、前記センサから出力されるセンサ信号に基づいて、前記ロール紙の回転を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記ロール紙を給紙方向に回転させ、前記センサ信号の変化の傾きと、スレッシュ値と、を比較して、前記ロール紙の紙管を検知する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、ロールエンドの検知精度を高めることができる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本実施の形態にかかる画像形成装置の概略構成例の斜視図である。
図2は、本実施の形態にかかる画像形成装置の側面断面図である。
図3は、本実施の形態の給紙装置の構成例の要部を説明する側面図である。
図4は、本実施の形態の給紙装置の機能例を説明する機能ブロック図である。
図5は、本実施の形態の給紙装置において、ロール紙をセットする動作例を説明するフローチャートである。
図6は、本実施の形態のアームの構成例を説明する図である。
図7は、本実施の形態にかかる給紙装置におけるロール紙の先端を検知する動作例を説明する図である。
図8は、本実施の形態にかかる給紙装置における、コロ、センサ、およびロール紙の先端位置と、センサ信号の変化と、の関係の一例を説明するための図である。
図9Aは、本実施の形態にかかる給紙装置における、コロ、センサ、およびロール紙の先端位置と、センサ信号の変化と、の関係の一例を説明するための図である。
図9Bは、本実施の形態にかかる給紙装置におけるロール紙の自動給紙の構成の一例を説明するための図である。
図10は、本実施の形態にかかる給紙装置においてロール紙の後端が糊付けされている場合のロールエンド時の状態の一例を示す図である。
図11は、本実施の形態にかかる給紙装置においてロール紙の後端がテープ止めの場合の通紙状態の一例を示す図である。
図12は、本実施の形態にかかる給紙装置におけるロール紙の給紙動作の一例を説明するための図である。
図13は、本実施の形態にかかる給紙装置におけるコロ、センサおよびロール紙の後端位置とセンサ信号の変化との関係の一例を示す図である。
図14は、本実施の形態にかかる給紙装置におけるコロ、センサおよびロール紙の後端位置とセンサ信号の変化との関係の一例を示す図である。
図15は、本実施の形態にかかる給紙装置におけるロールエンドの検知動作の流れの一例を示すフローチャートである。
図16は、本実施の形態にかかる給紙装置におけるコロ、センサおよびロール紙の後端位置とセンサ信号の変化との詳細な関係の一例を示す図である。
図17は、本実施の形態にかかる給紙装置におけるコロ、センサおよびロール紙の後端位置とセンサ信号の変化との詳細な関係の一例を示す図である。
図18は、本実施の形態にかかる給紙装置により給紙するロール紙の一例を示す図である。
図19は、本実施の形態にかかる給紙装置により給紙するロール紙の一例を示す図である。
図20は、本実施の形態にかかる給紙装置により給紙するロール紙の一例を示す図である。
図21は、本実施の形態にかかる給紙装置により給紙するロール紙の一例を示す図である。
図22は、本実施の形態にかかる給紙装置におけるロール紙の端部の検知動作の一例を説明するための図である。
図23Aは、本実施の形態にかかる給紙装置におけるロール紙の端部の検知動作の一例を説明するための図である。
図23Bは、本実施の形態にかかる給紙装置におけるロール紙の端部の検知動作の一例を説明するための図である。
図23Cは、本実施の形態にかかる給紙装置におけるロール紙の端部の検知動作の一例を説明するための図である。
図24は、本実施の形態にかかる給紙装置におけるロール紙の端部の検知動作の一例を説明するための図である。
図25Aは、本実施の形態にかかる給紙装置におけるロール紙の端部の検知動作の一例を説明するための図である。
図25Bは、本実施の形態にかかる給紙装置におけるロール紙の端部の検知動作の一例を説明するための図である。
図25Cは、本実施の形態にかかる給紙装置におけるロール紙の端部の検知動作の一例を説明するための図である。
図26は、本実施の形態にかかる給紙装置におけるロール紙の端部の検知動作の一例を説明するための図である。
図27Aは、本実施の形態にかかる給紙装置におけるロール紙の端部の検知動作の一例を説明するための図である。
図27Bは、本実施の形態にかかる給紙装置におけるロール紙の端部の検知動作の一例を説明するための図である。
図27Cは、本実施の形態にかかる給紙装置におけるロール紙の端部の検知動作の一例を説明するための図である。
図28Aは、本実施の形態にかかる給紙装置におけるロール紙の端部の検知動作の一例を説明するための図である。
図28Bは、本実施の形態にかかる給紙装置におけるロール紙の端部の検知動作の一例を説明するための図である。
図28Cは、本実施の形態にかかる給紙装置におけるロール紙の端部の検知動作の一例を説明するための図である。
図29Aは、本実施の形態にかかる給紙装置におけるロール紙の端部の検知動作の一例を説明するための図である。
図29Bは、本実施の形態にかかる給紙装置におけるロール紙の端部の検知動作の一例を説明するための図である。
図29Cは、本実施の形態にかかる給紙装置におけるロール紙の端部の検知動作の一例を説明するための図である。
図30は、本実施の形態にかかる給紙装置におけるロール紙の端部の検知動作の一例を説明するための図である。
図31Aは、本実施の形態にかかる給紙装置におけるロール紙の端部の検知動作の一例を説明するための図である。
図31Bは、本実施の形態にかかる給紙装置におけるロール紙の端部の検知動作の一例を説明するための図である。
図31Cは、本実施の形態にかかる給紙装置におけるロール紙の端部の検知動作の一例を説明するための図である。
図31Dは、本実施の形態にかかる給紙装置におけるロール紙の端部の検知動作の一例を説明するための図である。
図32は、本実施の形態にかかる給紙装置におけるロール紙表面でのセンサ信号の変化の一例を示す模式図である。
図33は、本実施の形態にかかる給紙装置におけるロール紙端部でのセンサ信号の変化の一例を示す模式図である。
図34は、本実施の形態にかかる給紙装置における信号変化の傾きの変動の一例を示す模式図である。
図35は、本実施の形態にかかる給紙装置における信号変化の傾きの大きさの比較方法の一例を説明するための図である。
図36は、本実施の形態にかかる給紙装置における信号変化の傾きの大きさの比較方法の一例を説明するための図である。
図37は、本実施の形態にかかる給紙装置においてロール紙の表面の一部に異物があった場合の用紙表面信号変動の傾き一例を示す図である。
図38は、本実施の形態にかかる給紙装置におけるロール紙のロールエンドの検知動作の流れの一例を示すフローチャートである。
図39は、本実施の形態にかかる給紙装置における紙管の検知動作の流れの一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に添付図面を参照して、給紙装置、給紙方法、プログラム、および画像形成装置の実施の形態を詳細に説明する。
【0010】
図1および図2を参照して、本実施の形態にかかる給紙装置を適用する画像形成装置の構成例について説明する。本実施の形態の一態様である画像形成装置は、画像データに対応してインク滴を吐出することで記録媒体に印字を行うインクジェットプリンタであるが、本発明は、記録媒体を搬送して印刷を行う電子写真方式等の複写機や印刷機等に適用することも可能である。
(【0011】以降は省略されています)
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