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公開番号2025080522
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-26
出願番号2023193721
出願日2023-11-14
発明の名称シート給送装置及び画像形成装置
出願人株式会社リコー
代理人個人,個人,個人
主分類B65H 1/04 20060101AFI20250519BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】厚さが不均一な用紙でも円滑に給送可能なシート給送装置を簡単な構造で提供する。
【解決手段】用紙積載部72と、基準フェンス73と、エンドフェンス74と、用紙束の最上層の用紙を搬送方向に押出す押出し手段(送風装置82)と、用紙積載部に積載された用紙束の最上層に接触して用紙を一枚ずつ基準フェンスから下流側に搬送する搬送手段(搬送ベルト91、ピックアップローラ55c)とを有するシート給送装置70であって、基準フェンスの上端部から下流側に所定長さで延在し搬送手段と対向する第2積載部(73a、73b、73c)を形成し、押出し手段によって第2積載部に押出した最上層の用紙を、搬送手段によって一枚ずつ下流側に搬送することを特徴とする。
【選択図】図2A
特許請求の範囲【請求項1】
用紙束を積載した状態で昇降手段によって昇降可能な用紙積載部と、
前記用紙積載部に隣接する位置で前記用紙積載部の昇降方向に沿って配設され、前記用紙束の前端位置を規制する基準フェンスと、
前記用紙束を間に挟んで前記基準フェンスと対向配置され、前記用紙束の後端位置を規制するエンドフェンスと、
前記エンドフェンスの上端部に配設され、前記用紙束の最上層の用紙を搬送方向に押出す押出し手段と、
前記用紙積載部に積載された前記用紙束の最上層に接触して前記用紙を一枚ずつ前記基準フェンスから下流側に搬送する搬送手段と、を有するシート給送装置であって、
前記基準フェンスの上端部から下流側に所定長さで延在し前記搬送手段と対向する第2積載部を形成し、
前記押出し手段によって前記第2積載部に押出した最上層の前記用紙を、前記搬送手段によって一枚ずつ下流側に搬送することを特徴とするシート給送装置。
続きを表示(約 680 文字)【請求項2】
前記用紙が先端側と後端側の厚さが異なる封筒であるとき、前記第2積載部の長さが前記封筒の開口部を閉じるフラップ部の搬送方向長さよりも長いことを特徴とする請求項1のシート給送装置。
【請求項3】
前記第2積載部の下流側に前記用紙の下面をガイドするガイド板が配設されると共に、前記ガイド板の上面に対してせき止め板が出没可能に配設されていることを特徴とする請求項1のシート給送装置。
【請求項4】
前記第2積載部の下流側に、前記用紙の前端部を吸引エアで吸引する吸引手段を配設し、前記搬送手段によって前記用紙を下流側に搬送する際に、当該用紙の前端部を前記吸引手段の吸引エアで吸引することを特徴とする請求項1のシート給送装置。
【請求項5】
前記搬送手段によって前記用紙を下流側に搬送する際に、前記用紙束の左右方向に向けて前記用紙束の最上層の前記用紙を分離する分離エアを吹出す第1の送風手段を配設したことを特徴とする請求項1のシート給送装置。
【請求項6】
前記押出し手段が、前記搬送手段によって前記用紙を下流側に搬送する際に、
前記エンドフェンスの上端部から押し出しエアを吹出す第2の送風手段、及び/又は、
前記エンドフェンスの上端部に配設されて前記用紙束の後端部を押圧して前側傾斜させる押圧部材、
を有することを特徴とする請求項1のシート給送装置。
【請求項7】
請求項1から6のいずれか1項のシート給送装置を有することを特徴とする画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は用紙等を給送するシート給送装置及び当該シート給送装置を備えた複写機、プリンタ、ファクシミリ、又は、それらの複合機や印刷機等の画像形成装置に関するものである。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
プリンタや電子写真複写機等のシート給送装置としては、用紙積載部に積載された用紙束の上面を、給紙ベルトや給紙コロに接触させ、用紙束の最上層から順次給紙するようにした給紙装置が一般に使用されている(特許文献1、2参照)。給紙ベルトや給紙コロは、給紙信号に応じて間欠的に回転駆動される。
【0003】
近年、特にレーザプリンタに対して、プリントされる用紙の多様化が進み、封筒等の厚さが一様でない用紙に対しても直接プリントする要求が高まってきている。しかしながら、封筒は開口があるフラップ側が最も薄い反面、底部の糊付け側は最も厚い。
【0004】
このように封筒の厚さは搬送方向で不均一であるから、封筒を大量に積載すると積載最上面が傾斜して水平にならなくなる。このため給紙ベルトや給紙コロとの接触圧が不安定となり、給紙ベルトや給紙コロにおいて重送や不送りジャムが発生しやすい。特に、大量給紙装置(LCIT)に封筒束をセットすると、封筒束の最上層において厚さの不均一が積み上がって給紙ベルトや給紙コロとの接触圧がいっそう不安定となり、重送や不送りジャムがいっそう発生しやすい。そこで特許文献2の発明は、バネによって上方に付勢した補助底板を給紙コロに対向して配設することで、給紙コロの接触圧を安定化するようにしている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、補助底板を上下動可能に配設すると、シート給送装置が構造的に複雑化し部品点数も増大する。そこで本発明の課題は、封筒のように厚さが不均一な用紙であっても円滑に給送可能なシート給送装置を簡単な構造で提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決するため本発明のシート給送装置は、用紙束を積載した状態で昇降手段によって昇降可能な用紙積載部と、前記用紙積載部に隣接する位置で前記用紙積載部の昇降方向に沿って配設され、前記用紙束の前端位置を規制する基準フェンスと、前記用紙束を間に挟んで前記基準フェンスと対向配置され、前記用紙束の後端位置を規制するエンドフェンスと、前記エンドフェンスの上端部に配設され、前記用紙束の最上層の用紙を搬送方向に押出す押出し手段と、前記用紙積載部に積載された前記用紙束の最上層に接触して前記用紙を一枚ずつ前記基準フェンスから下流側に搬送する搬送手段と、を有するシート給送装置であって、前記基準フェンスの上端部から下流側に所定長さで延在し前記搬送手段と対向する第2積載部を形成し、前記押出し手段によって前記第2積載部に押出した最上層の前記用紙を、前記搬送手段によって一枚ずつ下流側に搬送することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明のシート給送装置によれば、簡単な構造で厚さが不均一な用紙でも円滑に給送することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施形態に係る画像形成装置の全体構成図である。
シート給送装置の構成図である。
給紙ベルトと第2積載部を備えたシート給送装置の構成図である。
第2積載部の拡大図である。
給紙コロと第2積載部を備えたシート給送装置の構成図である。
給紙コロを備えた従来のシート給送装置の構成図である。
封筒束の上面を示す平面図である。
補助底板を使用した従来のシート給送装置の構成図である。
せき止め板を使用した本実施形態に係るシート給送装置の給紙待機時の構成図である。
せき止め板を使用した本実施形態に係るシート給送装置の給紙時の構成図である。
吸引エアを使用した本実施形態に係るシート給送装置の構成図である。
分離エアを使用した本実施形態に係るシート給送装置の構成図である。
押圧部材を使用した本実施形態に係るシート給送装置の構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
●画像形成装置の概略構成
図1Aは、本実施形態の画像形成装置1の全体構成を示す。1は画像形成装置としての複写機、2は原稿Dの画像情報を光学的に読み込む原稿読込部、3は原稿読込部2で読み込んだ画像情報に基いた露光光Lを感光体ドラム5上に照射する露光部を示す。
【0010】
4は感光体ドラム5上にトナー像(画像)を形成する作像部、7は転写搬送ベルト8を介して感光体ドラム5に接触して転写ニップを形成する転写ローラ、8は感光体ドラム5上に形成されたトナー像を用紙Pに転写して搬送する転写搬送ベルト、10はセットされた原稿Dを原稿読込部2に搬送する原稿搬送部(自動原稿搬送装置)、を示す。また、12、13は用紙Pが収納された給紙カセット(給送装置)、17は転写ニップに向けて用紙Pを搬送するレジストローラ(タイミングローラ)、を示す。
(【0011】以降は省略されています)

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