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公開番号2025082746
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-29
出願番号2023196289
出願日2023-11-17
発明の名称情報処理システム、情報処理方法及びプログラム
出願人株式会社豊田中央研究所,トヨタ自動車株式会社,株式会社デンソー
代理人弁理士法人IPX
主分類G06Q 50/10 20120101AFI20250522BHJP(計算;計数)
要約【課題】癒やし効果の高い新規なユーザ体験を実現することができる情報処理システム等を提供する。
【解決手段】本発明の一態様によれば、情報処理システムが提供される。この情報処理システムは、少なくとも1つのプロセッサを備え、プロセッサは、次の各ステップがなされるようにプログラムを実行するように構成される。設定ステップでは、予め管理されている複数のテーマのうちの少なくとも1つを示すテーマ情報を設定する。第1の提示ステップでは、閉空間に所在するユーザに対して、テーマ情報に応じたマルチモーダル情報を提示する。マルチモーダル情報は、視覚情報、聴覚情報、触覚情報及び嗅覚情報のうちの少なくとも2つからなる情報の組合せである。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
情報処理システムであって、
少なくとも１つのプロセッサを備え、前記プロセッサは、次の各ステップがなされるようにプログラムを実行するように構成され、
設定ステップでは、予め管理されている複数のテーマのうちの少なくとも１つを示すテーマ情報を設定し、
第１の提示ステップでは、閉空間に所在するユーザに対して、前記テーマ情報に応じたマルチモーダル情報を提示し、ここで前記マルチモーダル情報は、視覚情報、聴覚情報、触覚情報及び嗅覚情報のうちの少なくとも２つからなる情報の組合せである、システム。
続きを表示（約 1,300 文字）【請求項２】
請求項１に記載の情報処理システムにおいて、
前記視覚情報を提供する少なくとも１つの画像出力装置と、
前記聴覚情報を提供する少なくとも１つの音声出力装置と、
前記触覚情報を提供する少なくとも１つの触覚提示装置と、
前記嗅覚情報を提供する少なくとも１つの嗅覚提示装置とをさらに備え、
前記プロセッサは、前記画像出力装置、前記音声出力装置、前記触覚提示装置及び前記嗅覚提示装置のうちの異なる感覚に働く少なくとも２つの装置を制御するように構成され、これにより前記マルチモーダル情報が提示される、システム。
【請求項３】
請求項２に記載の情報処理システムにおいて、
前記音声出力装置又は前記触覚提示装置は、少なくとも超音波発生装置を含む、システム。
【請求項４】
請求項１に記載の情報処理システムにおいて、
前記視覚情報は、第１の視覚情報と、第２の視覚情報とを含み、
前記第１の視覚情報は、前記閉空間において前記ユーザが直視する位置に提示され、
前記第２の視覚情報は、前記第１の視覚情報の周囲において前記ユーザの視野を覆うように提示される、システム。
【請求項５】
請求項１に記載の情報処理システムにおいて、
前記聴覚情報は、第１の聴覚情報と、第２の聴覚情報とを含み、
前記第１の聴覚情報は、前記ユーザの耳に近接する位置に提示され、
前記第２の聴覚情報は、前記閉空間において前記ユーザが周囲音として認知可能に提示される、システム。
【請求項６】
請求項１に記載の情報処理システムにおいて、
前記第１の提示ステップでは、継続的に前記マルチモーダル情報を提示し、
提示される前記マルチモーダル情報は、時間に伴い内容又は強度が変動するように構成される、システム。
【請求項７】
請求項１に記載の情報処理システムにおいて、
前記マルチモーダル情報は、ユーザに前記テーマ情報に沿った場所にいることを錯覚させるように構成された情報である、システム。
【請求項８】
請求項１に記載の情報処理システムにおいて、
さらに、第１の取得ステップでは、前記ユーザの生体情報を取得し、
前記第１の提示ステップでは、前記生体情報に応じて前記マルチモーダル情報を可変に提示する、システム。
【請求項９】
請求項１に記載の情報処理システムにおいて、
さらに、第２の取得ステップでは、前記ユーザに指定された指定情報を取得し、ここで前記指定情報は、前記ユーザが所望する、前記情報処理システム使用後の状態に関する情報を含み、
前記第１の提示ステップでは、前記指定情報に応じて前記マルチモーダル情報を可変に提示する、システム。
【請求項１０】
請求項１に記載の情報処理システムにおいて、
さらに、第２の提示ステップでは、前記ユーザ自身が疲労回復の有無又は度合いを把握可能な支援情報をさらに提示する、システム。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、情報処理システム、情報処理方法及びプログラムに関する。
続きを表示（約 1,600 文字）【背景技術】
【０００２】
例えば、特許文献１には、特別な知識を身に着けることなく手軽にストレスを解消することが可能であり、且つシステム導入のハードルが低い個室空間の環境制御システムが開示されている。かかる環境制御システムは、個室空間内に設置され、個室空間内の照度または色温度を変更可能な照明装置と、個室空間内に映像を出力する映像出力装置と、照明装置及び映像出力装置に制御指示を送信可能な通信装置を備えた制御装置と、を有し、制御装置は、照明装置及び映像出力装置を制御することによって、個室空間内の照度または色温度を低下させる照明リラックス制御及び個室空間内に第１の映像を出力する映像リラックス制御を実行した後、個室空間内の照度または色温度を上昇させる照明覚醒制御及び個室空間内に第１の映像とは異なる第２の映像を出力する映像覚醒制御を実行する制御であるリフレッシュ制御を有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２０－０５３３４６号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかしながら、特許文献１に開示されている技術とは異なる、癒やし効果を有する新規なユーザ体験が求められている。
【０００５】
本発明では上記事情に鑑み、癒やし効果の高い新規なユーザ体験を実現することができる情報処理システム等を提供することとした。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明の一態様によれば、情報処理システムが提供される。この情報処理システムは、少なくとも１つのプロセッサを備え、プロセッサは、次の各ステップがなされるようにプログラムを実行するように構成される。設定ステップでは、予め管理されている複数のテーマのうちの少なくとも１つを示すテーマ情報を設定する。第１の提示ステップでは、閉空間に所在するユーザに対して、テーマ情報に応じたマルチモーダル情報を提示する。マルチモーダル情報は、視覚情報、聴覚情報、触覚情報及び嗅覚情報のうちの少なくとも２つからなる情報の組合せである。
【０００７】
このような態様によれば、癒やし効果の高い新規なユーザ体験を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
第１の実施形態に係る情報処理システム１のハードウェア構成を示す構成図である。
一実施形態に係る情報処理装置２の機能構成を示すブロック図である。
情報処理システム１の具体的な構成を示す概要図である。
情報処理の概要を示すアクティビティ図である。
ユーザＵに提示される画面例であり、図５Ａは、アクティビティＡ１０４に対応する画面８ａ、図５Ｂは、アクティビティＡ１０９に対応する画面８ｂを例示している。
視覚情報ＶＩの提示方法の一例を示す概要図である。
効果検証にあたっての実施例の実験プロトコルを示している。
実施例の実験結果を示している。
実施例の実験結果を示している。
実施例の実験結果を示している。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
以下、図面を用いて本発明の実施形態について説明する。以下に示す実施形態中で示した各種特徴事項は、互いに組み合わせ可能である。
【００１０】
ところで、一実施形態に登場するソフトウェアを実現するためのプログラムは、コンピュータが読み取り可能な非一時的な記録媒体（Ｎｏｎ－ＴｒａｎｓｉｔｏｒｙＣｏｍｐｕｔｅｒ－ＲｅａｄａｂｌｅＭｅｄｉｕｍ）として提供されてもよいし、外部のサーバからダウンロード可能に提供されてもよいし、外部のコンピュータで当該プログラムを起動させてクライアント端末でその機能を実現（いわゆるクラウドコンピューティング）するように提供されてもよい。
（【００１１】以降は省略されています）

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