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公開番号
2025086212
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-06
出願番号
2023200117
出願日
2023-11-27
発明の名称
駅構内保守システム、駅構内保守方法、及び駅構内保守プログラム
出願人
川崎重工業株式会社
代理人
個人
主分類
H04N
7/18 20060101AFI20250530BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】駅構内に存在する物体に対して必要な対処をシステム側で行う。
【解決手段】駅構内保守システム1は、画像認識部22aと、指令生成部22cと、ロボット30と、を備える。画像認識部22aは、撮像装置11で駅構内を撮像して生成された画像を取得し、画像認識により画像に映っている物体のカテゴリ及び位置を特定する。指令生成部22cは、画像認識部22aが特定した物体のカテゴリ及び位置に基づいて、物体に対処するための指令を生成する。ロボット30は、指令生成部22cが生成した指令を受信して、指令に基づいて、物体の位置へ移動し、物体に対処する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
撮像装置で駅構内を撮像して生成された画像を取得し、画像認識により前記画像に映っている物体のカテゴリ及び位置を特定する画像認識部と、
前記画像認識部が特定した前記物体のカテゴリ及び位置に基づいて、前記物体に対処するための指令を生成する指令生成部と、
前記指令生成部が生成した指令を受信して、当該指令に基づいて、前記物体の位置へ移動し、当該物体に対処するロボットと、
を備える、駅構内保守システム。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の駅構内保守システムであって、
センサで駅構内を検出して生成された、前記物体に関する、熱情報、音声情報、3次元探知情報、及び、振動情報のうち少なくとも何れか1つを取得して分析する分析部を備え、
前記指令生成部は、前記画像認識部が特定した前記物体のカテゴリ及び位置と、前記分析部の分析結果と、に基づいて、前記物体に対処するための指令を生成して前記ロボットに送信する、駅構内保守システム。
【請求項3】
請求項1に記載の駅構内保守システムであって、
前記画像認識部は、時間の経過に応じて新たな前記画像を取得して、特定した前記物体の新たな位置を特定し、
前記指令生成部は、前記画像認識部が特定した新たな位置に前記ロボットを移動させる指令を生成して前記ロボットに送信する、駅構内保守システム。
【請求項4】
請求項1に記載の駅構内保守システムであって、
前記画像認識部は、複数の前記撮像装置で駅構内をそれぞれ撮像して生成された複数の前記画像を用いて、前記物体の位置を特定する、駅構内保守システム。
【請求項5】
請求項1に記載の駅構内保守システムであって、
前記画像認識部は、前記画像に対する画像認識により、前記画像に映っている前記物体が落とし物であること、及び、当該落とし物の位置を特定し、
前記指令生成部は、前記ロボットを前記落とし物の位置へ移動させる指令と、前記ロボットに前記落とし物をピックアップさせる指令と、を生成して前記ロボットに送信する、駅構内保守システム。
【請求項6】
請求項1に記載の駅構内保守システムであって、
前記画像認識部は、前記画像に対する画像認識により、前記画像に映っている前記物体がゴミ又は汚れであること、及び、当該ゴミ又は汚れの位置を特定し、
前記指令生成部は、前記ロボットを前記ゴミ又は汚れの位置へ移動させる指令と、前記ロボットに前記ゴミ又は汚れを除去する指令と、を生成して前記ロボットに送信する、駅構内保守システム。
【請求項7】
請求項1に記載の駅構内保守システムであって、
前記画像認識部は、前記画像に対する画像認識により、前記画像に映っている物体が不審物であること、及び、当該不審物の位置を特定し、
前記指令生成部は、前記ロボットを前記不審物の位置へ移動させる指令と、前記ロボットに前記不審物の注意喚起又は前記不審物の隔離をさせる指令と、を生成して前記ロボットに送信する、駅構内保守システム。
【請求項8】
請求項1に記載の駅構内保守システムであって、
前記画像認識部は、前記画像に映っている前記物体のカテゴリ又は位置が通知条件を満たしたと判定した場合に駅員へ通知する、駅構内保守システム。
【請求項9】
請求項1に記載の駅構内保守システムであって、
撮像装置で駅構内を撮像して生成された前記画像を記憶するストレージ、前記画像認識部、及び、前記指令生成部は、何れもクラウド上に設けられる、駅構内保守システム。
【請求項10】
撮像装置で駅構内を撮像して生成された画像を取得し、画像認識により前記画像に映っている物体のカテゴリ及び位置を特定し、
前記画像認識により特定した前記物体のカテゴリ及び位置に基づいて、前記物体に対処するための指令を生成してロボットに送信し、
前記指令を受信した前記ロボットを前記物体の位置へ移動させ、当該物体に対処させる、駅構内保守方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本出願は、主として、駅構内にある物体に対処して駅構内の環境を保守するシステムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、マナー違反検出システムを開示する。このシステムは、マナー違反を検出するセンサと、駅構内を撮像するカメラと、駅務遠隔監視システムと、を備える。駅務遠隔監視システムとは、駅員が遠隔地から駅を監視するシステムである。センサがマナー違反を検出した場合、センサはアラーム信号を監視システムに送信する。これにより、駅務遠隔監視システムの駅員はマナー違反があったことを把握できる。また、監視システムのディスプレイには、マナー違反を検出したセンサに近いカメラから得られる映像が表示される。これにより、駅員はマナー違反の詳細を把握できる。特許文献1では、マナー違反の例として、喫煙やごみの置き捨て等が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2002-232871号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のマナー違反検出システムは、マナー違反を検出することはできるが、マナー違反に対処はできない。マナー違反へは駅員が対処する必要がある。しかし、駅員が行うべき業務は多く、マナー違反に対処する手間が割けないこともあり得る。また、この課題はマナー違反への対処に限られず、駅構内で駅員が行う作業全般に共通する課題である。
【0005】
本出願は以上の事情に鑑みてされたものであり、その主要な目的は、駅構内に存在する物体に対して必要な対処をシステム側で行うことができる駅構内保守システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本出願の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段とその効果を説明する。
【0007】
本出願の第1の観点によれば、以下の構成の駅構内保守システムが提供される。即ち、駅構内保守システムは、画像認識部と、指令生成部と、ロボットと、を備える。前記画像認識部は、撮像装置で駅構内を撮像して生成された画像を取得し、画像認識により前記画像に映っている物体のカテゴリ及び位置を特定する。前記指令生成部は、前記画像認識部が特定した前記物体のカテゴリ及び位置に基づいて、前記物体に対処するための指令を生成する。前記ロボットは、前記指令生成部が生成した指令を受信して、当該指令に基づいて、前記物体の位置へ移動し、当該物体に対処する。
【0008】
本出願の第2の観点によれば、以下の駅構内保守方法が提供される。即ち、駅構内保守方法では、撮像装置で駅構内を撮像して生成された画像を取得し、画像認識により前記画像に映っている物体のカテゴリ及び位置を特定する。駅構内保守方法では、前記画像認識により特定した前記物体のカテゴリ及び位置に基づいて、前記物体に対処するための指令を生成してロボットに送信する。駅構内保守方法では、前記指令を受信した前記ロボットを前記物体の位置へ移動させ、当該物体に対処させる。
【0009】
本出願の第3の観点によれば、以下の処理をコンピュータに実行させる駅構内保守プログラムが提供される。即ち、駅構内保守プログラムには、撮像装置で駅構内を撮像して生成された画像を取得し、画像認識により前記画像に映っている物体のカテゴリ及び位置を特定する処理が含まれる。駅構内保守プログラムには、前記画像認識により特定した前記物体のカテゴリ及び位置に基づいて、前記物体に対処するための指令を生成してロボットに送信する処理が含まれる。
【発明の効果】
【0010】
本出願によれば、駅構内に存在する物体に対して必要な対処をシステム側で行うことができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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